続・駅長さん

ねむりねずみ@まひろ

30分程度の6人台本 ♂4:♀2


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■キャラクターの性別は、絶対ではありませんが、世界観を壊すような無理な変更はやめてください


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『キャラクター』


駅長さん 40歳 駅に努めている駅長さん。僕


ひかり 16歳 明るく元気な駅員見習い 私


達也 (たつや) 24歳 機械が好き 明るいけど微妙にヘタレ 俺


薫(かおる)28歳 優しくておちゃめ、怒らせると怖い 私


星宮翔17歳 温厚で優しい 僕


星宮翼17歳 真面目でいじっぱり


『コピペ用キャスト表』


駅長さん♂ :

ひかり ♀:

達也♂:

薫♀:

星宮翔♂:

星宮翼♂:


以下台本

――――――――――――――――


ひかり「まもなく扉がしまりまーす!ご乗車のお客様は、お急ぎくださーい!」


薫「ひかりちゃん、お客様の乗車終了よ」


ひかり「はい!それでは皆様、よい旅を!」


達也「ひかり、薫、駅長からの差し入れ」


ひかり「わぁ!ありがとうございます!」


薫「いただきます」


ひかり「んー、冷たくて美味しい、ペスも飲む?」


薫「本当に、暑いからすごく美味しいわね」


ひかり「今日のお仕事も無事終わりましたし ゆっくりと…」


達也「残念ながら、今日の夜は忙しくなりそうなんだなコレが」


ひかり「へ?」



【駅長室】



駅長「みんなお疲れ様、さあ!この後が大変だぞ」


ひかり「駅長、この後が大変ってどういう事ですか?」


薫「ひかりちゃん、コレ、コレ」


ひかり「ん? 夏の暑さを忘れよう、盆踊り大会?!」


達也「そう、現世で言うお祭りだ」


ひかり「わぁ!お祭りなんてあるんですか!」


薫「毎年、この時期になるとやるのよ」


駅長「その通り、祭りの期間はちょうどお盆だからね

亡くなられた方も自由に参加出来るんだけど…」


達也「毎年、祭りが終わっても残っちまう人がいるんだよな」


薫「そう、お祭りで未練がより強くなってしまうのよ」


駅長「そこで、我々駅員がお客様を汽車に載せていく…と」


ひかり「なるほど 」


駅長「今回は薫君と達也君で現世の見回り、ひかりとぺスは、僕と駅に来たお客様のお見送りだよ」


達也「うへぇ…地味にキツイやつじゃん」


薫「文句を言ってないで、さっさと準備をしましょう?」


ひかり「いいなぁ、薫さんも達也さんも現世のお祭りに行けるんですね…」


達也「行けるって言っても 遊びじゃねぇんだぞ?」


薫「そうよ、まあ?毎年隠れて、現世を満喫してる人もいるみたいだけど?」


達也「げ…ばれてらっしゃる?」


駅長「ほらほら、夜まで時間もないんだから各自準備にとりかかる」


3人「はーい」



【 夜 】


達也「んじゃ、行ってきます」


薫「ひかりちゃん、そんな顔しないで?」


ひかり「うぅう、やっぱり私も行きたいですぅうう!」


駅長「だめだよ、ひかりはお留守番だ」


ひかり「うぅうう…」


達也「すねんなって、お土産買ってきてやるから」


ひかり「本当ですか?!」


達也「おう」


薫「…給料から天引きね?」


達也「ぐえ、手厳しい」



【2人が居なくなった後の駅長室】


ひかり「あーあ、行きたかったです…」


駅長「ひかりはお祭りが好きなのかい?」


ひかり「はい!小さいころお母さんが近所のお祭りに…連れて行ってくれて…あれ?お母さんと・・・あと…」


駅長「ところで、さっきからぺスの姿が見えないんだが…」


ひかり「はっ!本当です!ぺスー!?」


駅長「ん?ホームで鳴き声が」


ひかり「ぺスー?ここにいるの?…はっ、駅長!!」


駅長「ん?これは…」



【駅長室】


男の子「…ん」


駅長「気が付いたかい?」


男の子「ここは…あれ僕は…」


ひかり「大丈夫ですか?駅のホームで倒れていたんですよ?」


男の子「あ、はい…ありがとうございます」


駅長「名前は言えるかい?」


男の子「えっと…星宮 翔です」


駅長「星宮翔君か…見たところお祭りに行っていたようだけど…」


翔「お祭り…そうだ…僕は近所の祭りに行って…それで……っつ」


ひかり「あぁ、無理しちゃだめですよ!安静にしてください」


翔「ありがとう…ごさいます」


(ここで薫からの通信が入る)

駅長「ひかり、ちょっと来てくれ」


ひかり「はーい、じゃぁゆっくりしててくださいね?」


翔「はい…僕はいったいどうしたんだっけ…」


駅長「ひかり…翔君のリストが見つかったんだが…」


ひかり「リストがどうかしたんですか?」


駅長「あぁ、これはまずいことになった」


ひかり「えっ…」



【ー現世ー】



達也「うへぇ、相変わらず人ばっかりで嫌になるぜ」


薫「ちょっと達也?怠けてないでしゃんとして?今は人と同じようにみえてるんだから」


達也「へーへー解ってますよ~」


薫「あら?貴方…亡者ですよね?帰り道はあちらですよ?」


達也「まーてって、逃げんな!何も無理やり返そうってんじゃないんだから」


薫「はい、この用紙を出口で見せてくださいね?通行証になりますから」


達也「この人綺麗だけど怒らせると怖いぜ?したがっとけ?」


薫「あのねぇ…きゃっ…すみません」


達也「ばか…よそ見してっから…だ… っつ!アイツはっ!!!」


薫「達也…?」


達也「悪い…!!」


薫「ちょっと、達也?!待ちなさい どこに行くのよっ…っ?!悲鳴?!…あーもう、馬鹿達也!」



【薫と離れ人影を追い森の中】


達也「はぁ…はぁ…やっぱり…あいつだっ!!」


達也「よぉ、元気にしてたかよ、谷口…」


達也「…俺の顔を、忘れたわけじゃねぇよなぁ?」


達也「ははは、だんまりかよ…それとも驚いて声も出ないのか?そうだよな・・・昔殺したはずの奴が目の前に現れたんだもんなぁ」


達也「…お前手に持ってるそれ、ナイフだよな?」


達也「隠してんじゃねぇよ!見せろっ・・・血がついて…まさかっお前っ!!!」


(薫からの通信)

薫「もしもし!!!達也!どこに行るの!!こっちは今大変なのよ!林から男の子の遺体が発見されて…」


達也「男の子の遺体?…あっまてっこのっ…くそっ逃げられたっ」


薫「…?とにかくいったん合流しましょう」



【森を抜け人気の少ない場所で合流】


薫「それで、弁明があるなら聞くわよ」


達也「…わるかった。」


薫「はぁ…達也、貴方は普段ちゃらちゃらしてたり、怠けたりするけど、理由もなしに職務を放棄しない事くらいわかるわ…話せるなら話してちょうだい」


達也「…俺は、昔あの男に殺されたんだ」


薫「…え?」


達也「俺のリストに書いてあっただろ?死因は刺殺だって…その犯人が、お前がぶつかった奴…谷口誠だ」


薫「そう…」


達也「俺に子供がいたって話ししただろ?俺には愛した女性がいた。まぁ、その人はバツイチで俺と出会ったとき、既に子供が居たんだけどな、それでも幸せに暮らしてた…あいつが来るまでは」


達也「奴は…谷口は、彼女のストーカーだった。最初は無言電話とか、職場に押し掛けるとかその程度だったんだけどな…俺の存在に気づいてから、どんどんエスカレートしていった…郵便受に動物の死体をいれたり、誹謗中傷の手紙、窓ガラスも割られたりした…」


薫「酷い…」


達也「逃げるように何度も引っ越した…でも、あいつはどこまでも追いかけてきた…そしてあの日…事件は起きた」


薫「貴方が刺された日?」


達也「あぁ、彼女がたまたま残業で遅かったんだ…俺と子供達で、家で待ってた…そこへ宅急便と偽って あいつが乗り込んできた…もちろん必死に抵抗した、何度刺されても この子達だけは守るんだって」


達也「結果、子供達だけは何とか助かったんだが…俺達を発見したのが 帰宅した彼女だった。そんで、俺も子供も殺されたと思った彼女は…自ら…」


薫「…っ」


達也「自殺は罪が重い…結局彼女は俺のせいで汽車にも乗れないまま今地獄にいる」


薫「そう、由紀子は自殺したの…辛い事を思い出させたわね」


達也「いや、俺も頭に血が上りすぎてた…谷口が血の付いたナイフなんて持ってたから…あれ、俺彼女の名前言ったっけ?」


薫「えぇ、言っていたわよ?…それより、こっちでも大変な事になってるの、さっき男の子の刺殺体が発見されたわ」


達也「なっ…」


薫「多分凶器は…その血の付いたナイフかもしれないわ」


達也「くそっ…谷口の野郎っ!!!」


薫「それで、さっき駅長に連絡をとったんだけど…被害者と思われる魂が駅に来てるって…名前は星宮翔」


達也「星宮…翔?」


薫「えぇ、何かわかり次第駅長に連絡…」


男の子「あの、翔がどうかしたんですか?!」


2人「え?」


男の子「今、刺殺体って…翔は?! 翔に何かあったんですか?!」


達也「お前っ…」




【 駅長室 】


ひかり「体調はどうですか?」


翔「あ、はい、だいぶ良くなりました」


ひかり「それなら良かったです」


翔「あの…ここはいったい何処なんですか?」


駅長「落ち着いて聞いてくれるかな?君は今日お祭りに行って、そこで…その…亡くなったんだ」


翔「…え?」


ひかり「いきなり言われてもびっくりしますよね、ここは亡くなった方が訪れる賽の河原駅といいます」


翔「じゃぁ…僕死んだんですか」


駅長「そういう事になるね」


翔「…翼、翼は?」


ひかり「つばさ?」


翔「弟なんです、双子の…あいつはっ…」


駅長「星宮翼…リストは送られてきてないから 彼はまだ現世にいるとおもうけど」


翔「よかった…」


ひかり「弟さんとはぐれちゃったんですか?」


翔「いえ…喧嘩したままだったから」


ひかり「そうでしたか、喧嘩別れしたままだと辛いですよね」


駅長「現世に連れて行ってあげたいけど、…ここに来た人は駅から出れないんだ」


ひかり「…ごめんなさい」


翔「いえ、すみません。そういえば僕は何で死んだんですか?」


駅長「…リストによると刺殺されたって書いてあるね」


翔「刺殺…そうだ、翼と喧嘩して一人で森にはいって…そこにナイフを持った男がいて…うっ…」


ひかり「無理しちゃだめですよ」


翔「でも、まだ犯人は捕まってないんですよね?!翼がっ…あの人僕の顔をみて、なんで生きてるんだ、15年前に殺したはずなのにって…」


駅長「翔君、もしかして君のご両親は…」


翔「母も父も小さいころに亡くなって、今は施設で暮らしてました」


駅長「やはりか」


ひかり「やはりって…どういう事ですか?」


駅長「とりあえず、達也君と薫君に連絡を取ろう…」



【ー現世ー】


翼「今、星宮翔っていいましたよね?俺、双子の弟の翼って言います、何があったんですか?!」


達也「お前…翼か…」


薫「落ち着いて聞いてね?貴方のお兄さん、亡くなったの・・・」


翼「…え」


達也「おい、薫!何もいきなり言う事ないだろう!」


薫「事実を言ったまでよ」

達也「だからって…何をそんなにイラついてんだよ?」


薫「別に…」


翼「翔が死んだって…本当なんですか?!」


達也「…そのっ…まだ実際に確かめたわけじゃないんだ」


翼「そうですか…すみません」


達也「ただ、君くらいの男の子の遺体が発見されたのも事実だから、今から確かめに行くところなんだ」


翼「俺も一緒に行きます」


達也「…わかった。薫いいよな?」


薫「…えぇ」


達也「じゃぁ行こう」



【駅長室】


駅長「…」


ひかり「そういえば、どうして弟さんと喧嘩したんですか?」


翔「…きっかけは些細な事だったんですけど、お互い意地になっちゃって…でも、こんな事になるなら…ちゃんと…」


ひかり「辛い…ですよね」


駅長「あぁ良かった、繋がった。達也君、薫君?今どこに…」


達也「くそっ!待て谷口!!!」


薫「達也!!右っ!!」


達也「くっ…あっぶねぇ!この野郎っ!!」


駅長「達也君?!薫くん?!どうしたんだいっ」


達也「駅長!!谷口がっ翔を殺した谷口が襲ってきやがった!!」


薫「翼君!しっかりして!!」


ひかり「薫さん!達也さん大丈夫ですか?!」


薫「達也が何とか抑えてはいるけど…」


翼「うぅ…」


達也「くそっ!!翼!お前だけでも助けてやるから!頑張れっ!」


翔「翼?!しっかりして!!翼!!君まで死んだらだめだっ!」


ひかる 「駅長どうしましょう!」


駅長「薫君、スマホを谷口の方に向けて」


薫「えっ、は…はい!」


駅長「達也君!避けてくれよっ! 現世に集いし亡霊よ、今ここにその御霊を記せ!!霊体召喚!!」


達也「うわっ、あっぶねぇ!」


薫「駅長っ…その技は…」


駅長「仕方ない…君たちの方が大切だからね」


翼「うぅ…黒い…化け物…」


ひかり「えっ?!えっ、何がとうなったんですか?!大きな口が現れたかと思ったら、目の前にいた人が消えた…」


薫「霊体召喚は、禁忌とされてるの…生きている相手を、地獄へ強制的に送ってしまうから」


達也「翼?!大丈夫か、しっかりしろ」


翼「…父…さん」


達也「?!」


薫「とりあえず止血しましょう。話はそれからよ…これでよし。もう大丈夫よ」



【傷の手当を受ける翼】


翼「ありがとうございます…お兄さん、…小さいころ俺たちを庇ってくれた…父さんみたいでした」


達也「お前…覚えて…」


翔「翼!怪我は…大丈夫か?!」


【スマホの画面越しに話してます】


翼「翔…大丈夫…でも、翔は…」


翔「あぁ、僕はあいつに殺された」


翼「っ…!!!俺があの時、意地はって喧嘩なんてしたから…」


翔「まったくだ、でも死んだのがお前じゃなくてよかったって思ってる」


翼「え?」


翔「俺はお前の兄ちゃんだからな」


翼「翔…」


駅長「そろそろ時間だひかり、翔君を」


ひかり「は、はい」


薫「達也、大丈夫?」


達也「あぁ、もうアイツもいないしな」


駅長「それじゃぁ皆、僕につかまって」


翔「…翼、先に死んじゃってごめん、先生やチビ達の事よろしくな」


翼「…謝るのは俺の方だ…翔…ごめん…ごめんなぁああ!!!」



【駅長室】


駅長「ふぅ…ただいまっと」


ひかり「それじゃぁ翔君のお見送りをしないと…」


駅長「あぁ、その件なんだけど、僕が直接送り届けてくるよ」


ひかり「え?そうなんですか?」


達也「へぇ、めっずらし」


薫「…駅長っ」


駅長「しっ…それじゃぁ翔君、行こうか」


翔「はい、皆さん色々ありがとうございました!」


ひかり「……行っちゃいましたね」


達也「だな」


ひかり「駅長が戻ってくる前にぺスにお水あげてきますね!いこう!ぺス!」


薫「…」


達也「どうした、薫。さっきから黙りこくって」


薫「…別に」


達也「駅長っといい、今のお前といい なんかおかしいんだよな」


薫「っ…」


達也「まぁ、良いけど。駅長が帰ってきたら俺にも教えろよ~?」


薫「…そうね…帰ってこれたら…ね」




続・駅長さん END

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