外伝の後書きと作品の補足3

日本がスパイ天国と言われて随分経ちます。

最近まで私個人はスパイ天国であっても日本の平和が保たれているのであれば不快であっても放置してもいいと考えていました。


しかし、日本を取り巻く諸外国の動きとその本音を推察するに、このままでは不味いと感じました。

事実、この外伝を書き始めたころよりも今の方が戦争の足音は近づいています。


戦争というのは起きる前が大事です。

この考えは多くの方が賛同すると思います。


しかし、戦争を隙あらば起こそうという大国が周りに複数ある中、丸腰だったりいざという時の準備が出来てなかったり、もっと悪いことに軽薄に戦争を考える輩が政治の中枢にいたりしたら大変なことになります。


とりわけ、日本の政治家の中には二つの極端な危険性を持つリーダーが台頭していました。

いや、今もその危険性は残っていますが。


一つは、先ほども触れた丸腰で無抵抗なら戦争は日本に関係ないと考える輩で、これは与野党ともに複数存在します。


これは中国、ロシア、北朝鮮、あともう一国にとってはとても都合がよく、いざという時簡単に日本を料理できるので彼らはそうした政治家に見える形と見えない形で沢山の援助をしています。


もう一つは、戦争を簡単に考える輩で、具体的にはアメリカの言われた通りにしていれば何も心配ないという輩です。

これは一見良さそうに見える方もいるでしょうが、もしアメリカが日本を先兵として扱い、後ではしごを下ろしてしまった場合とんでもないことになります。


実はこの考えは自民党の若手有望の議員に多く見られます。

とりわけ、学生時代海外で留学したり、親からのコネでアメリカとつながっている議員などはこれに当たります。


大人の事情で具体名は出しませんが、少し考えていただければかなり特定できると思います。

孫子曰く、必ず生きようとするものは虜となり、必死な者は殺されると言います。


日本がもし戦争に巻き込まれる状態になったとしたら、その時は大国の言いなりではなく、可能な限り自己主張が出来るように入念に準備しないと左右どちらでも悲惨な結果が待っています。


ゆえに今回の外伝を急遽書いて一人でも多くの皆様に知り、考えて欲しいと願った次第です。

次回はこの外伝のまとめを書きますのでどうぞご覧ください。

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