外伝の後書きと作品の補足2

コモロウの啓示については前回説明しました。

今回はその外伝を何故このタイミングで私が転載したのか?という疑問についてお答えしたいと思います。


読者の皆様の中には、本作のタイトルからこの外伝を書く必要があったのか?とかもしかしたらもっとストレートに、戦国島津と関係ないじゃん!というご意見もあったかと思います。


さらに言えば、内容がかなり際どい所を攻めているので、それを避けた方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。

事実、この外伝を書く前にまだ中途半端なお話が二つ残っていました。


ひとつは戦国大名総選挙の織田信長と宗教という話題で、彼とキリスト教に関する考察というのが実はまだ書き残していました。

もう一つは、宮崎以外の九州の各県の皆様に戦国島津の大河ドラマ化をお勧めする手紙形式の文章です。


作者としても順番通りに書いて気持ちよく進めたかったのは事実です。

でも、それよりも外伝を書くことを優先することを選びました。

理由は、当時、自民党総裁選とその後の衆議院選挙が迫っていたため、その期間中に一人でも多くの方に読んで欲しい事柄があったからです。


それは、本作を書く最大の理由である、日本を守る、付け加えるなら戦国時代の島津が自分たちの先祖代々の土地を守ろうとしたのと同じように選挙を通して日本を守るための知恵を紹介したいと考えたからです。


大きな理由はこれですが、付加的な理由として、作者なりに戦国島津を学ぶ中で現代に当てはめるとまさにこれだ!と思う内容が多々ありました。

それをこの機会にもう一度紹介しなければ!

そう考えた次第です。


それは外伝のいろんなところに散りばめられていますが、例を挙げると趙括 (ちょうかつ)のような口先だけがうまい信用に足らぬ外国の駒を重職にしてはならない!


あるいは狡兎死して走狗烹らる (こうとししてそうくにらる)ということで日本にいるスパイと思しき人々に警戒するように、そしてスパイは自分の破滅を早めるような国を壊す工作を止めるように注意喚起を促しました。


少し私の頭が熱くなってきたので続きは次のお話で。

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