メディア改革

ひだまりの国がガチスやデンゲルといった悪意ある国の影響を受けなくなった結果、政治、経済において軽い足取りの如く改革が進みました。

しかし、そんな中遅れている分野がありました。


それが「メディア」です。

この業界はとても閉鎖的であり、ひだまりの中でもコネ社会でした。

その為、世界情勢が変化してもその影響をあまり感じていませんでした。


しかし、それは決して褒められたものではなく単なる空気が読めない集団と言う方が正確だったのかもしれません。


元々若手6人組が身の危険を感じて、こうした政治活動に参加した、あるいは巻き込まれた、もっと言えばやらざるを得なくなった原因もメディアがガチスやデンゲルに忖度してひだまりの一女性を犠牲にしたことが発端です。


また、ヒキコモリーヌやコウメイも、ここまでガチスやデンゲルに好き勝手させた元凶はメディアにあると常々思う所があり、この機会に何とかしたいと強い思いをもっていました。


今まで手を出せなかったメディアへのメスをどう入れるのか?

コウメイたちはまず世界情勢を利用することにしました。

現在ソーラー連邦はガチスと戦う姿勢を、そしてデンゲルには不信感をあらわにしていました。


そこで、外交、防衛、産業の各若手官僚と連絡を取り、スパイ防止法を軸に働きかけることにしました。

当初はソーラー連邦も乗り気で、賛成する官僚や政治家も多かったのですが、やがてこれを実現するのはとても手続きが大変で時間がかかること。


そして、反対派も多いために難儀することが分かりました。

そこでスパイ防止法はとりあえず置いといて、ソーラー連邦や他の諸国間との条約をうまく運用してスパイの摘発と圧力をすることにしました。


手段としてはかなりグレーな所もありましたが、ひだまりの国が外国の圧力に弱い特性?を利用して若手官僚たちがうまく制度を利用しました。

その結果、メディア関係のかなりの人がスパイとして名が上がり、引き渡しをするしないで連日話題になりました。


さて、メディア対策はまだまだ続きます。


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