第245話 誘致絶望編15 祭り之介の通院風景
祭り之介の通院は数か月に及んでいました。
2週間、あるいは3週間に1回、病院に行きます。
そこで病院の予約カードを受付で渡し大体10分くらい待合室で待ちます。
その後、看護師(ほとんど女性)から軽く今の健康状態を聞かれます。
具体的には食事はありますか。量はどうですか、睡眠状態は?といったことを答えます。
祭り之介はそれに加えて、何か虫みたいな得体のしれないものが時々見えることや、気分が不安になり、めまいがすることや生活のリズムが崩れていることなどを話しました。
それからさらに10分前後に今度はお医者さんからの診察があり同じようなことを聞かれます。
基本的には看護師さんから聞いた情報の確認とさらなる情報を聞き出すことが多いので時間はそれほどかかりません。
祭り之介の場合、症状が安定しないことが多かったので、よく処方薬が変わりました。
それから待合室で10分前後まってから、薬の処方箋と次回の予約時間の確認をします。
それで終わりではありません。
今度は近くの薬局に処方箋とお薬手帳を用意して受付に行きます。
それから5分前後してから薬剤師さんから薬の説明と今の症状の聞き取りがあります。
ちなみに、待合室には昨今のウイルスの影響か、あまり多くの人を入れないように配慮され、ソーシャルディスタンスが意識されています。
お話をする人もほとんどなくとても静かでおちついたBGMが流れるある意味快適な空間です。
こうして文章で書くと手間と時間がかかるイメージがあるかと思いますが、慣れてくるとそれほど気にならなくなり、淡々としていることが出来るようです。
さて、ついでなのでこの後の祭り之介の生活についても補足したいと思います。
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