第241話 誘致絶望編11 コモロウ単騎奮戦す
「あらすじみたいなのも僕が書くからお願い」フウイはダメ押しのセリフを出してコモロウを説得しました。
ここまで説得されてコモロウも陥落しました。
さて、この「島津日新公いろは歌編」は最初こそフウイのあらすじをコモロウが自分の表現で書き直すという形でしたが、途中から変わっていきました。
なぜなら、フウイが投資で失敗してそれどころではなくなってしまったからです。
そして、以前説明したようにウイルスの影響で彼はとどめをさされたような状態になりました。
それ以降、彼女が歴史上の人物の人選や出来事を調べることが多くなりました。
その結果、歴史上の人物については彼女の選択によるせいなのか、ばらつきがでて、そのことでかえっていろんな時代、いろんな地域、いろんな種類の人物を紹介することが出来るようになりました。
そして文章表現もフウイが関わっていた時よりも読みやすく変化していきました。
コモロウの表現がフウイより柔らかく読みやすいせいか、女性の読者さんが多く感想を残していくという嬉しい変化も生じました。
他にも大きかった変化として、フウイはパソコン派でかつガラケー派だったので字を詰めて書く癖がありましたが、コモロウは読者たちの意見を取り入れて字と字の行間を意識して開けるようにしました。
こうしてガラケーからスマホ使用者にも見やすい文体を心掛けた結果、以前の最高PV数の2倍のPV数まで見てもらえるようになりました。
さて、こうしてコモロウは当初の構想と異なり単騎で小説を書くことが増えましたが、彼女の内心について次回は覗いてみることにしましょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます