第239話 誘致絶望編9 VIXの恐怖、しくじり軍師フウイ(その4)
実は私達の中で金融商品を持っている方が少なからずいらっしゃると思いますが、特定の状況になると価値が棄損する金融商品はいっぱいあります。
もし、よっぽどのことがなければ大丈夫とか、これは絶対安心です、といった説明があった場合は気を付けてください。
これは、株式や証券などの特定の銘柄はもちろんのこと、銀行や保険などで販売されている商品でも時々見かけます。
前の章で説明した通り理論上億分の一の確率といわれた事態も市場ではおこることがあります。
それを保険や銀行の人々がすべて理解しているとは限りません。
なので、そうした人々の言葉を簡単には鵜呑みにしないことをお勧めします。
ポイントは特定の環境になると元本保証がなくなったり、著しく価値が棄損する金融商品には気を付けて下さい。
それとインターネットでは玉石混合なので鵜呑みにはできませんが証券会社や保険、金融会社が口外しにくい情報が流れている場合もあるので良く選別して情報を吸収することもできます。
もちろん、今は金融の世界ではお金が余っている状態であり、株式やそれに近い値動きをする金融商品は有利ではあるので、ご自身の責任の範囲で投資をするのは一つの選択肢であることもお伝えします。
話はそれましたが、フウイはその後、コロナの影響で下がってしまった株式の損失のため経済的に苦しくなりました。
彼の中ではコロナの中でも上昇した株、例えば製薬株、マイナンバー関連、巣籠銘柄などで目を付けたものもありましたが、すでに手持ちの資金が底をつき、指をくわえるしかない状態になっていました。
彼の復活にはしばらく時間が必要でした。
次回はコモロウについて触れていきます。
ネタバレですが、彼女は3人の中で唯一しっかりとした足取りでこの状況を耐えていました。
続きは次の章で。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます