第1話 都城と島津?

「島津義弘を大河誘致するぞ!」一人の青年がチャットで威勢良くつぶやいた。

彼のハンドルネームは、祭り之介、実に騒がしい名前である。

彼は愛郷心あふれる青年で彼の住む場所は南九州の宮之城市(みやのしろし)町の発展を考えた末の結論がこれであった。


「いまどき大河ドラマなんて見る人少ないよね、今年も惨敗なようだし意味あるのかしら」この的確かつネガティプな発言の主は、コモロウ、東京渋谷区に住む引きこもりの若者である。

「それに島津といえば薩摩鹿児島でしょ、宮之城関係ないじゃない」コモロウは雑学に詳しく普通の歴女並みの知識はあるようであった。


「さて、今年の大河はともかく戦国大河は視聴率がいいし、果たして宮之城と島津が無関係と決めるのはまだ早いんじゃないかな」

間を取るかのように発言したこの人物はハンドルネーム、フウイ、神奈川県横浜市在住で孫氏と韓非子を好み、さらに歴史を調べるのが好きなおだやかな壮年である。


南九州では文化的教育的にみても薩摩島津藩の影響をうけた地域が多く宮之城市もそのひとつであった。


フウイがつぶやく。

「そういえば最近都城市の都城島津邸というところで島津義弘と都城という展示があったそうだよ、あの地域は宮崎県であり旧日向の国だけど若き日の義弘公と都城を支配していた北郷氏と婚姻関係を結んだ歴史もあるそうだね


コモロウがつぶやく「確かに多少は縁があるようだけどそれと私たちにどんな影響があるのかしら」

祭り之介がつぶやく「よし、どんな影響があるか次回までに調べてくらあ」

さて、祭り之介はどんなことを調べてくるのか、それは次の回で。


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