第3話 風のお告げ


木本は帰宅して、敵のベビーシッターはどうして天使に連れていかれたのかを聞く。


「それは俺も分からん」と言われた。そか…


そして次に木本は知りたいことを聞いた。


「赤ちゃんはどこからきた?」


赤ちゃんは気付いたら、地上にいたという。

それ以前の記憶がなく、本能的にベビーシッターを探していた。



時間が過ぎて…


木本は赤ちゃん(成人男性の見た目)を置いて夜、夜勤に行った。


< 深夜3時前 >


レジにミルク持ってくるやつが現れる。


(こいつは…もしかして俺と同じベビーシッターか…?)


「お客様ミルクがお好きなんですか…?」


「こいつは俺が飲むんじゃない、頼まれて買いに来たんだ…」


「お友達にですか…?」


「いや、まぁ…。そんなもんかなぁ…」


「なぜお友達が買いに来ないんですか?」


「どうやら動けないらしくてな、俺が買いに行くことになったんだ。」


「赤ちゃん生まれたばっかなんですか?」


「そうだな、生まれたばかりだ!」


「見た目は可愛いんですか?」


「どうしてそんなことを効く?」


「赤ちゃん好きなんですよ…」


「そんなことより早く会計済ませてくれ」



【 木本は確信を持ってミルクを割った————。 】



「お前、ベビーシッターだな!!!!」


「まさか貴様も……」


戦闘態勢にはいる。


「赤ちゃんはどうした?」


「そっちこそどうした?」


「こっちは夜勤だ!見ればわかるだろ!」


「こっちも買い物だ!見ればわかるだろ!」


「「あっ………」」


((もしかして赤ちゃんは夜動けない……))


「このベビーシッター大戦において、勝者は一人だけ。敵のお前は排除しなければならない。後日、決闘を挑もう。場所は釣川の河川敷、明日の朝5時だ。」


「ああ、ちょうど夜勤がないからそれでいい。」


そうして敵のベビーシッターは帰って行ったのだった。

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