第3話 風のお告げ
木本は帰宅して、敵のベビーシッターはどうして天使に連れていかれたのかを聞く。
「それは俺も分からん」と言われた。そか…
そして次に木本は知りたいことを聞いた。
「赤ちゃんはどこからきた?」
赤ちゃんは気付いたら、地上にいたという。
それ以前の記憶がなく、本能的にベビーシッターを探していた。
◇
時間が過ぎて…
木本は赤ちゃん(成人男性の見た目)を置いて夜、夜勤に行った。
< 深夜3時前 >
レジにミルク持ってくるやつが現れる。
(こいつは…もしかして俺と同じベビーシッターか…?)
「お客様ミルクがお好きなんですか…?」
「こいつは俺が飲むんじゃない、頼まれて買いに来たんだ…」
「お友達にですか…?」
「いや、まぁ…。そんなもんかなぁ…」
「なぜお友達が買いに来ないんですか?」
「どうやら動けないらしくてな、俺が買いに行くことになったんだ。」
「赤ちゃん生まれたばっかなんですか?」
「そうだな、生まれたばかりだ!」
「見た目は可愛いんですか?」
「どうしてそんなことを効く?」
「赤ちゃん好きなんですよ…」
「そんなことより早く会計済ませてくれ」
【 木本は確信を持ってミルクを割った————。 】
「お前、ベビーシッターだな!!!!」
「まさか貴様も……」
戦闘態勢にはいる。
「赤ちゃんはどうした?」
「そっちこそどうした?」
「こっちは夜勤だ!見ればわかるだろ!」
「こっちも買い物だ!見ればわかるだろ!」
「「あっ………」」
((もしかして赤ちゃんは夜動けない……))
「このベビーシッター大戦において、勝者は一人だけ。敵のお前は排除しなければならない。後日、決闘を挑もう。場所は釣川の河川敷、明日の朝5時だ。」
「ああ、ちょうど夜勤がないからそれでいい。」
そうして敵のベビーシッターは帰って行ったのだった。
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