第2話 ミルク争奪戦


ミルクを入手するために木本はスーパーに向かう。


突如として敵の「赤ちゃん」の襲撃を受けた。

敵の赤ちゃんは「泣き声」を上げて襲い掛かってくる。

それに対抗して木本の赤ちゃんも「泣き声」で応戦する。(地獄絵図)


「敵のベビーシッターを直接叩けば勝てる!」


赤ちゃんに言われて木本はベビーシッターを探しにでた。


木本はここで閃く。



【そういえばミルク買いに来たんだった。】



ミルクをレジに持って行って会計を済ませに行くと、


「ようやく来ましたね…」


レジの店員は言う。

レジの店員がベビーシッターであったのだ。


そして持って行ったミルクを奪われてしまった。


「しまった!?ミルクを取られた…!!」


敵のベビーシッターは敵の赤ちゃんにミルクを与えた。


「まずい!『遺伝の能力』を発現させてしまう!

―――説明しよう!『遺伝の能力』とは…

赤ちゃんがミルクを飲んだ時に発現する異能力の総称である!」


敵の赤ちゃんは身体を膨張させて肉体的な向上をみせる。

筋力が膨大にふくれ上がり凄まじい怪力を手に入れる。


【木本は驚愕で足が吊ってしまった。】


木本を抱えて赤ちゃんはその場を退避する。

そして赤ちゃんが言うのであった。


「ここは任せてパパ…」


赤ちゃんは昨日ミルクを飲んでいたため、既に遺伝の能力が発現している。


その能力は、 『『音を聞き取れる』』 能力であった。


ここで赤ちゃんは世界の音の素晴らしさに気づく。


「聞こえる…ありとあらゆるすべてが聞こえる…行けるぞ木本!!」


赤ちゃんは敵の赤ちゃんの場所を把握し、敵の赤ちゃんの攻撃で崩壊しそうな天井の場所まで移動しスーパーを崩落させることにより敵の赤ちゃんを倒すことに成功するのであった。



《 敵の赤ちゃんは死亡した—— 》



敵のベビーシッターは権利を剥奪され、天使に空へ連れていかれてしまったのであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る