制服ディズニーとチャイボーグ

制服ディズニーとは、日本の女子高生がよくやるというあれである。

私が高校生の時は、卒業したら「コスプレ」になっちゃうとかで、高校三年生の年は制服でディズニーリゾートに行く女子が多かった。

時に大学生や社会人も制服の「コスプレ」をしてディズニーリゾートを楽しむという。


しかし侮るなかれ。中国のディズニーランドでも、制服ディズニーはある。


私が上海ディズニーランドに行った時には、日本のセーラー服風の服を来た若い女性を何人も見た。


日本だと大人がセーラー服でも着たものなら、「コスプレ」とみなされ、時に「痛い」と思われがちである。


しかし、中国では街中でもよくセーラー服っぽい服を着た若い女性をよく見かける。


中国の学校ではこのタイプの制服は少ない(中学や高校だと普段はジャージが多い)ので、「高校生のコスプレ」などとは見なされず「日式ファッション」のひとつという扱いになるのかもしれない。


蛇足だが、幼稚園や小学生がかぶるような黄色い帽子も今中国で流行っているらしく、先日上海に行った時は何度か見かけた。

ちびまる子ちゃんがかぶっているようなアレである。

おそらく日本由来だと思うのだが、中国では社会的地位の象徴として機能していないので、20代くらいの女性にも受け入れられてしまっているのかもしれない。



中国人に「制服ディズニー」なる概念があるのかは、結局のところわからない。


よく見ると、上海ディズニーランドには、セーラー服などに限らず、ゴスロリ風のファッションなど、他にも「日式」な人もたくさんいた。


おそらく「制服」も、こういう「ハレ」の日に着るちょっと奇抜なファッションに過ぎないかもしれない。


ただ、日本人が意識しないうちに、こちらの若者文化はどんどん向こうに流れていたということは言えそうだ。



しかし、ごく最近には日本の若者のあいだで「チャイボーグ」なる中国風メイクが流行り始めているという。


いわゆるファッションに限らずとも、TikTokや荒野行動など、若者の間にも中国初のコンテンツが流入し始めているのは確かだ。


ポップカルチャーの移動が、一方的なものから双方向的なものに変わり始めている兆候なのかもしれない。


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