第4話
放置竹林問題について弟と魂を削りあう休日。ゲームが全く進まない。
『特別予算でも出してもらうか?この問題解決のために』
「だから、」
『無いのね。予算が』
ゲームで言うとこの隠し通路を探してみたがこの問題に近道はないようだ。1つの問題を真っ向から火消するのはムリ。問題をほっとくと第2形態、第3形態に進化すると。問題がどんどん大きくなる前に攻略を考えないといけないが、、、
『エアーマンが倒せない』
「ん?何、それ?」
本当に俺と同じ幼少時代を過ごしたか?弟よ。
『八方ふさがりって言う意味のイングランドのことわざだ!!』
共通する問題点として予算(お金)。
『んーーー。1度話を白紙に戻そう。今日はここまで』
難しい話をしてこわばった体を伸ばし弟に提案する。この時弟の表情は二次元妹に変換して脳内録画しておこう。
「何でさ?」
おっ!珍しく弟氏が兄ちゃんに引かないなんて、大きくなってまぁ
「兄さんは、めんどくさいしゲームの続きを早くしたいかもしれないけど、僕は本当に困っているんだよ!」
ゲームの続き、超したいです
『あんな、人間はお金がない時のストレスに対する耐性がすごく低いの。アメリカであっちこっちの大学が研究しているだけでお金がないと忍耐力、判断力が下がる。睡眠不足に成りやすくなって余計に判断力が落ちるって報告があるくらいなの。』
ですよ。決して兄ちゃんは早くゲームがしたいだけではないのです♪
『他にも経済的余裕が高齢者の認知機能維持に効果があるって研究もアメリカの大学調べだ。詳しいことはアメリカに聞け!つまりこんな話題をいつまでも話してても効率が悪いの!』
そう言うと、簡単に外に出かける準備を始める。もちろん、近くのコンビニに新刊の週刊漫画を買いに行くためであるが、もう1つ目的があり弟のためだから今回はそっちを優先することにしよう。
『30~40分出かけてくるわ』
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