第3話

放置竹林の調査について息詰まった兄弟会議に暗雲が立ち込めた。




放置竹林の攻略について環境面や竹の管理問題から攻めるのはモンスターに半裸で攻撃する気分だ。お金がかかる問題なら放置竹林拡大による被害額を減らすことか、新規事業として成り立つものか。




モンスター討伐に向け装備を充実させるかトリッキーなスキルを習得するか。




『兄ちゃんこのままだと、年寄り地方議員にフルボッコだよ』


わが弟ながらさわやかイケメンの涙目は一部組合員には鼻血ものだ。




「もし、竹をほっといたらどうなる?」


『何言ってるんだよ兄ちゃん!!ほっといたから放置竹林になったんだろ?』


「だから、、、、もっと放置したら?」


放置竹森と言ったらお兄ちゃんポイントをやろう。わが弟よ。




『んー。放置竹林の根本が土地の管理ができなくなったことから竹の繁殖力が強いから他の土地に侵入、拡大して荒廃化が進んだわけだから、もっと放置したらさらに竹が繁殖して』


放置竹森と言ったらお兄ちゃんポイントをあげるよ。わが弟よ。




『もっと侵入・拡大が進んで農地や住居に被害が広がる?台風とか来たら土砂崩れの原因になるし、倒伏して交通にも影響がでるかな?』


弟氏がまじめすぎる。泣




『荒廃していると防犯上の問題も出てくるし、イノシシやシカが増えるなんて話しも聞くよ』


お兄ちゃんポイントなんて考えてた兄ちゃんの涙目に需要はありますか?




「つまり、防犯問題や農業被害とまあさらに資金が必要な話になったな」




特別予算でも出してもらうか、市民の為だし

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る