第53話 賭けに出た その2

 さて、先延ばししてたウェアの件ですが、実際に試着できる店舗が無い(サイズ的にね)ため、先延ばししても何も解決しないことに気が付きました(笑)


 実際には、BMW Motorradのウェアなら、きっと試着用に僕的なサイズを取り寄せてもらえるとは思うのですが、なんとも価格がね(汗)。いや、ものは良いのは分かってるんですが、他のウェアメーカーの値段を見てしまうと、中々購入に度胸のいる数字なんでね(笑)

 そもそも何でウェア(ジャケット)の購入に躊躇してるかというと、エアバックのせいなんですよねぇ。このエアバックが展開するにはジャケットの間に4㎝程度(ゴルフボールが入るくらい)の隙間が必要という部分。

 このスペースを気にしすぎて、ブカブカのジャケットは着たくないし、かといってエアバック無なら丁度いいのに、エアバッグ着るほどの隙間が無いと、これまた本末転倒だから悩むんですよねぇ。

 一応風呂上りに妻に現在の胸囲を計ってもらう、もしかしてダイエットしてるので背中の脂とか落ちて多少はサイズダウンしてるかもしれないという可能性からであるが、結果いつもの110㎝(汗)。これ背中の脂は落ちてるけど、筋トレで大胸筋が付いてプラスマイナスゼロとなってる感じ、まぁ体型は良くなってるのでこれはこれで良しとするが、はやりちょいと日本人離れした体型であることには違いない(笑)

 この胸囲110㎝というのが、そもそもの悩みどころなわけで、国際サイズでいうとXLで丁度いい感じ。大体どの海外メーカーのサイズでもこのXLというのが108~114㎝くらいらしい。

 110㎝の胸囲なんだからこのXLで良いんじゃないかと思うけど、問題はこの4㎝が本当に4㎝なのか、いや本当はもう少し余裕があってエアバック展開できるくらいのスペースが確保できるか?というところをグルグル堂々巡りしてるんですよ(笑)

 普段着るものにてんで無頓着な人なんで、妻からアドバイスをもらうと


『バイクウェアについては知らないけど、普通はこうういサイズってヌードサイズ(実寸)じゃないので、範囲(〇〇~〇〇cm)で書いてるんだよ』

『ということは、このXLは108~114㎝とあるけど、実際胸囲110㎝僕が着ても余裕があるという事かな?』

『まぁ一般的にはね・・・』


 もう一押し背中を押して欲しくて、ネットの情報を探しまくりました。Googele

先生に、「商品名 XL サイズ感」と検索すると、流石に商品は2020年秋冬モデルなので情報は無かったけど、同じメーカーのXLのジャケットのサイズ感を書いてる人を見つけた。その人の体型は、身長179㎝(180㎝)体重83kg(82kg)胸囲110㎝(110㎝)(※カッコ内は僕のサイズ)、とうい俺オマな人の情報を発見!!!

 どうやらXLでピッタリだそうだ。ピッタリ・・・これエアバックを中に着る余裕が無いくらいピッタリということなのか?それとも多少の余裕があるというピッタリなのか?だめだ、全然解決しねぇ(笑)

 ただね、これで確実なことがひとつ、それは中に特に何も着なければこのメーカーのXLが着れるというのは確定といっても良いだろう。

 しかし、こういう海外のウェアの通販ってのは、サイズ違い等で返品出来ないってとこが多いんですよね、まぁ仕方がない気がするけど、だったらもう少しサイズ感を載せておいて欲しい!(切実w)

 まぁ通販業者も、実物を在庫してないからこそ、お安く出来るんだろうし、その辺は難しいところですな。


 この問題は結局のところ時間が解決してくれる類のものでは無いので、あとは賭けで買うしか無いわけですね。まぁエアバッグが着れなくともウェアとして普通には着れそうなのでね。

 で、ポチっとしましたよ、これで中に着れないくらいピッタリだったら、もう1サイズ上の物を追加で買う覚悟でね(汗)。

 在庫がないのでメーカー取り寄せ品となっていて、実際の商品到着まではそこそこ時間が掛かるだろうと思ってました。必要になるのは来春なのでそこは焦ってなかったんですが、例の痔の手術を受けて大人しくしていた土曜日の午後、来訪者のチャイムが。妻は実家に行っていて僕一人だったので、インターホンのモニターを見ると佐川さんが大きな箱を抱えて立っています。

 あれ?何か大きなもの頼んだっけ?もしかして・・・と慌ててパジャマから部屋着に着替え受け取ると、確かに頼んでいたウェアが届きました、早ッ(笑)


 箱を開けると、ハンガーがセットされた状態で、各所保護のビニールやら紙やら付いたままのウェアが入ってました。

 まぁどうせ返品出来ないので、さっさと包装されたものを剥がして、あえて荷物受け取りのために着替えたパーカーのまま袖を通してみました。厚手のパーカーはエアバックジャケットのつもりでね。これでキツければエアバックなんて中に着れないだろうしね。


 結果発表!購入したXLでもギリギリエアバックは着れそう!\( 'ω')/

 このギリギリのところなんですが、今回買ったこのウェアは夏用では無くオールシーズン、とはいえ本州でいうオールシーズンであり北海道の冬に無理というか、そもそも北海道の冬はバイクに乗りませんけどね。まぁ、オールシーズンを謳っているだけあり、インナージャケットもセットできるタイプのウェアなんで、このインナーを外せばそれなりに余裕が出来るといった感じ。

 そもそも北海道の春秋の早朝や夜間は、このタイプのウェアでも寒いので、この手のウェアの中に電熱ジャケットを着るのが定番らしいので、だったら薄手のインナーに電熱ジャケットなら、今中に着たパーカーでもそんなに違いが無いので、問題無さそうです。

 今回に賭けにより、少なくとも同じメーカーのウェアならXLで行けるという事が分かっただけでも、かなりの収穫となりました。

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