第48話 バイク出来たらしい

 昨日、久しぶりにディーラーから電話があり、いよいよ入庫の準備が出来たとの連絡を受けました。


 入庫予定は11月10日か11日で、入庫するとなると残りのお金を払う準備もしなくちゃ。あ、あと住民票もとってこなくちゃ。

 BMW Motorradのバイクは、一部を除き本国ドイツの工場で作られるため、日本へは船で運ばれてくることになります。

 船は直接北海道の港に来ることは無く、日本向けの車両は一度横浜に陸揚げされるらしいです。(聞いた話では)

 そこから陸送で日本各地へ移動されるとのことで、逆算すると車両が完成してすでに船に積まれている可能性もあるわけです。

 輸入自動車は国産の自動車と同じように、船に自走で積まれて日本にやってきますが、輸入バイクの場合は箱に入って来ます。

 木枠か金属枠かは輸出する国によって違うみたいですが、恐らく木枠で囲われ段ボールの覆われて、見た目はデカい段ボール箱になってくるようです。


 ということは、入庫したとしてもバイクは段ポールの中に入った状態で来るわけですから、そこから取り出したり部品を付けたりして納車準備をするわけです。

 箱入りでやって来た時点で、カウルのスクリーンなどは付いていない状態なので、箱から取り出した後で各店舗で取り付けるようです。


 で、実車が来るという事は上にも書きましたが、残金を払う必要が出てきます。一応ニコニコ現金払いなので、頭金に10万円を入れた残りの額が必要となります。

 ここは我が家の大蔵大臣のお仕事になるので、丁寧にお願いしておきましたが


『お兄さん、ヘソクリ幾らあるの?』

『え?ヘソクリ?これ、ウェアとかブーツ買うお金なんだけど・・・』

『分かってるけど、どうせ買うときカード切るんでしょ?』

『それはそうだけど、カード切った分すぐにお姉さんに現金払っとかなきゃならないし・・・』

『定期を一部解約するんだけど、金利が良い定期だからあまり減らしたくないから、出来るだけ支払いに回してほしいの』

『まぁウェアもブーツも来春までに用意すれば良いから、あるだけ払っても良いけど』


 購入の割合として、4/5も家計から出してくれることになったので、実質僕は1/5だけ出せば良いんですけど、お小遣いの身としてはこの1/5でも中々溜め込まないとダメな金額なんで、バイク購入後またヘソクリが溜まったらその時払うという条件になってたんですが(汗)

 せっかく貯まったヘソクリですが、ここで一次放出ということになり、また密かに溜め込まないと、春に乗る時のウェアが悲惨なことになりそうです。

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