バイク納車までのあれこれ

第43話 現代のバイクに思う事

 ひとまずバイクの契約も終わり、実質的な納車は来春、実に半年以上先のことなので、それまでに残りの装備やら保管番所の整備やらを行っていけば良いので、おじさんライダーになるまでの間は、これまでのようなネタは少なくなると思います。


 そんなわけで、実質的な動きが無い状態の時に、リターンライダーに向かって、色々考えたことなどでも書いていこうかと思います。まずは現代のバイクについて、ちょっと思うことがあったのでその辺でも。


 たまたまYoutubeで見たバイクの紹介動画、自動車では当たり前な装備がバイクにも装備されているものが多いことに驚きました。

 ABS(アンチロックブレーキシステム)、トラクションコントロール、エンジンモード選択機能などなど。

 自動車には乗り続けて来たので、自動車の進化は良く知っていても、バイク特有の装備には驚くばかりでした。いちおう僕の持っているミニバンも、運転支援レベル2相当の自動運転機能が付いてたりします。まぁこういう新しいものとかギミック大好き人間ですから(笑)。

 ミニバンのスライドドアも、足先をドアの下に入れることで、手を使わず開け閉め出来たり、駐車支援機能でハンドルを触らずに自動車が適正に駐車できるハンドル操作を行ったりと、結構最先端な自動車に乗っていますが、そんな僕でさえ、現代のバイクの先進装備には驚かされるばかりです。

 まぁ機能面については、以前にも少し書きましたし、僕がバイクに乗っていた時から30年近く経過しているので、大幅に進化していて当たり前ですが、もうひとつ、デザインにも大きな変化があると思います。


 デザイン上での大きな変化、それはテールエンドが短くなったということです。

 機能面から言えば、重量物がバイクの中心に寄せることで、操作性の向上が期待できると思います。このことを、”マスの集中化”と呼びます。

 この流れは、恐らくバイクレースの最高峰、MotoGPを走るバイクから来たのだろうと思っていますが、市販車の場合はレースを意識したSS(スーパースポーツ)系のバイクのみならず、ネイキッド(カウルが付いてない)系にも反映されています。

 もちろん全部が全部という訳では無いですが、かなりの車種でこの現象が起きてると思っています。

 僕はこのテールエンドが短い(昔と比べてね)バイクを初めて見たとき、バランス的に強い違和感を受けました。テールエンドがリアタイヤの後端より前方にあるため、そのままだと路面が濡れているところを走った場合、巻き上げた水滴がライダーの背中や、タンデムシートを汚してしまうため、泥除けだけが延長されていたりで、個人的にはこのデザイン、あまり好きでは無いんですよね(完全個人的なおっさん視点)。

 まぁ好き嫌いは個人の問題ですから、こういう流れになっているという事自体、受け入れられているという事なのでしょう。


 かく言う私が契約したS1000XRと言う車両も、兄弟車と言えるSS系のS1000RRと基本構造が同じため、このテールエンドが短い部類に入ると思います。ではなぜ選んだかというと、S1000XRの国内仕様にはもれなくラゲージラックという、トップボックス(荷物を入れれる箱)を取り付けるステーが標準装備され、このステーがあることでデールエンドの短さを視覚的に解消出来てるためです。


 デザインの流れと言うのは時代に寄って回ると言われています。バイクデザインのの基本バランスも時間が経過することで、また昔のようなテールエンドに戻るのかもしれませんが、それまで僕がバイクに乗り続けてられる保証はないので、”欲しいときが買い時”理論に従うことにした次第です。

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