第35話 ヘルメットを引き取りに行った
バイク用品店から連絡があった翌日に、ヘルメットを引き取りに行きました。
せっかくなんで、ヘルメットの清算をする前に、ウェアをちゃんと見ておこうと思い、店内を物色し試着しまくり(笑)。
天気の良い日曜日という事もあり、みんな走りに行ってるのかライダーのお客が少なくて、商品を見て回るには丁度いい感じ。
で、お目当てのメーカーのジャケットを片っ端から着てみるものの、またもやひとつの疑問が(汗)。
基本的にジャケットの季節の守備範囲に、春夏秋冬1年間を通して着れるものそうそうはありません。まぁな真夏日から厳冬の季節まで、1着ですべてこなせるとは思えませんしね。
とはいえ、夏だけに特化した涼しい素材のものを除いては、インナーなどで調整するものになりますが、春夏秋の3シーズン対応のものと、秋冬春の3シーズン対応のものがあり、果たしてどれを買えばいいのやら・・・。
お目当てのメーカーのHPを見てみても、季節標記だけで温度など書いてはいません。おおよそ北海道の季節感は、関東あたりと1シーズンくらいズレてるものと思いますから、一般的な春秋というのは北海道の夏相当と思われますし、冬だと北海道では春秋くらいかな?まぁ北海道でも真夏日というのはここ数年ありますが、それでも数えるほどしかありませんし、日中真夏日でも夜は20度前後になる時もありますから。
さんざん悩んで、ここは大人しくヘルメットだけ受け取ることにしました(笑)。
さて、ヘルメットは間違いなく希望の色であることを確認して、事前に計測したとおりにフィッティングしてくれます。自分のヘルメットですから、商品の試着と違い変なフェイスマスクもせずにダイレクトに被ってみます。フィット感も丁度良く、内装の触感が直接肌で分かるため、本当の被り心地はここで判明するんですが、まったく問題なしなのでこのままお会計と思いきや
『お客様の購入された商品には、曇り止め用のピンロックシールドが付属されているのですが、良ければこちらで付けましょうか?』
このピンロックシールドなるもの、昔バイクに乗っていた時には無かったもので、普通のシールドの裏に薄いシートを張ることで、本来のシールドとピンロックシールドの間にほんの少しの空間を作り、二重サッシのような効果を生み出しシールド内側が曇らないようにするものらしいです。らしいです、って初めて見るものなので効果を実感したことが無いので(汗)。さらにこのピンロックシールドは一見普通の樹脂の薄いシールドに見えるのですが、素材が親水性らしく表面の水分を吸収してさらに曇らないようにするという、なんとも魔法のようなシールド。
僕がキョトンとしていると、お試し用のピンロックシールド加工がされたシールド単品があり、内側に息を吹きかけてみてくださいとな。
まぁ本当にびっくりするくらいピンロックシールドの張られてる部分は、全然曇らなくて、張られてないシールドはガッツリ曇ってました・・・おそるべし最新技術(いつからあるか知らないけど)。
何となく薄くて透明なものを、透明なものに張るというのは、スマホの強化ガラスフィルムと似た感じに見え、お店の人に装着をお願いしました。
張ってるところを良く見ると、やはりコツが必要らしく、スマホショップの店員さんが保護フィルム張るのと同じ感じで施工してくれました。僕、あの手のフィルム張るの凄く苦手なんで、お願いして良かったですわ(汗)。
さて、これでグローブとヘルメットは用意できました。あとは3点、ジャケットとパンツとシューズで、一応一通りの装備が揃いそうです。
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