第27話 第2段階 6時間目
この時間が終わると第2段階の見極め、すなわち卒業検定に進めるかの見極めとなります。
ということで、この時間は卒検さながらに第1〜3回路をすべて周回します。
この時間の教習も前の時間に続き同じ教官が担当してくれました。
一通りの回路を回ったあと、基本的にはどの科目も問題無いとのことでしたが、ここで初めて(笑)教習所らしい指導を行ってもらいました。
教官は僕の運転を外から見て、ある癖があるとの指摘をしました。
それは、肩に力が入っていてハンドルを楽に動かせてないとのこと。
簡単にいうと、曲がるとき肩から腕を動かしているため、
それは、二輪専用コース(一本橋やクランク、S字や波状路)以外のコースで、常に左手をタンクに乗せたまま走るという、ドSな指示でした(笑)。
周回コースは右に曲がるのと左に曲がる部分が両方あり、2速のまま片手で曲がりなさいということです。
右手のみで加速減速そして曲がるということは、ハンドルを握る腕で押したり引いたりするわけですから、常に中立の状態でなけれな上体動いてバランスを崩しにくくなります。
一見腕の問題のようにも見えますが、右手だけで運転するためには、まずは上体を振られないために、ニーグリップ(タンクを両膝で挟む)をしっかりしなければなりません。
こうしなければ、加速減速のときハンドルを握っている右手に体を支える動きが加わり、ふらつく原因になります。
逆に加減速で右腕にゆとりがあれば、バイクは安定して走れますし、ついでにカーブでも腕を伸ばせたり縮めたり出来るわけです。
教習時間終了間際は他の教習車も発着点に戻るため、コース上は一気に走ってる台数が減ります。その時間を使い信号や一時停止、更にはウインカー操作をしなくていいからと、何周か右手だけの運転をして終了。
次回は第2段階の見極めでしたから、この教習は最後の技能指示としてとても良いものとなりました。
さて、今回の片手運転、というか多分この変な癖が出ているのは、左にハンドルを切るときに起きていたものと思われます。
なぜかというと、ほとんど完治しかかっているのですが、ほんの少しだけ右肩の五十肩の痛みがまだ残っていて、筋トレしているときに窓ガラスに映る自分の上半身を見ていても、右肩の動きが左とは違っているのに気づいているからです(汗)。
痛みはもう言うほど強くはないのですが、筋トレでダンベルカールやサイドベントしてるときの右肩の動きが、まだ柔らかくないのです。
ま、五十肩なんて言い訳にもならないので、ある程度意識しながら運転するしかないですねぇ。
とはいえ、決して試験に落ちるような癖ではないらしいので、あまり意識しすぎるとかえって他でボロが出そうなので、気にしすぎないようにしようと思っています。
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