第19話 第1段階 4時間目

 いや~コロナのせいで、ほぼ2ヶ月ぶりの教習でした。


 約30年ぶりにバイクに乗って3時間、何となく感覚を思い出して来たら2ヶ月の休校ですから、感覚はリセットされてるんじゃないかと思いながら、久しぶりに教習所へ向かいました。


 ってか、この日の教習時間は2週間前に電話で予約したんですが、僕が聞き間違えて午後4時と5時のところが、なぜか14時と17時とメモられていて、14時の教習前にチケット印刷しようとしたら、早すぎて出せません!的なメッセージが。

 この教習所、4輪車はネットで予約出来たり、予約状況見れるんですが、二輪車は教官と対面(電話でも)で決めないと予約できないんですよねぇ。

 教習所としては、早朝の4時とか5時に学校も開いてないことから、午後の時間は24時制を使っていないことを後で知りました(笑)。

 実際の教習まで2時間もあることから、車に居ても仕方ないので一度家に帰って出直し、改めて第1段階4時間目の開始です。


 この時間は、大型スクーターに乗る時間で、内容的にはスクーターの乗ってみよう!的なイメージでした。僕の教習は大型二輪MT免許ですが、大型二輪AT免許というのも存在していて、AT免許の方は終始この大型スクーターで教習するようです。

 お試し的な教習ですが、大型スクーターは全長も長いことから、クランクや波状路(これは実際には第1段階5時間目で初めてやる)はせずに、卒業検定路の第1回路に模したコースを時間いっぱいグルグル回るだけ。


 今日も同じ段階の人が居ないらしく、また教官とマンツーマンでの教習となりました。

 まずは、スクーターの乗り方について教官から教えられます。そもそもスクーターなんて未成年の時くらい(原付免許の時代)しか乗ったこと無いんですよね。あの時の原付スクーターってタイヤが小さくてフラフラする、凄く車体が軽い、そんな印象しかありません。

 ところが大型スクーター(この教習所では650ccのスクーター)、デカいし重いし、普通のバイクと違い幅もあって取り回ししにくいと三拍子揃った感じ。大型スクーター乗りの方に喧嘩を売るわけじゃないのですが、僕は物凄く運転しにくく感じました。操作は原付スクーターと同じで、足のペダル類は無くブレーキも自転車と同じで右手が前ブレーキで左手が後ろブレーキ。


 同じスクーターに乗る教官の後を付いてコースイン、一本橋をやることになったのですが、教官でさえ半分を過ぎたくらいで、橋から落ちてましたからね(笑)。

 まぁ僕も同じくらいのところで落ちましたけどね(汗)。

 そんんで、これは車種の問題かもしれないのですが、メッチャエンジンブレーキが効く!直線で40km/h以上出す部分で、カーブの前で減速しようとアクセルを戻し、ブレーキレバーを握ろうとしたらもう減速終了してくるらい。

 ある程度乗ってたら大部慣れましたが・・・うーん、きっと免許取っても大型スクーターは買わないだろうなぁ。


 この教習の目玉は、本来MT車で行う急制動をお試しですること。クラッチが無いスクーターなので、エンストの心配もないということですが、やってみると・・・これ絶対MTの方が短く止まれる自信がある。いや、スクーターのブレーキも凄く効くんですけど、サスペンションのストロークと、形状からニーグリップ出来ないので体重を手だけで支えるアンバランスさ。ま、指定距離の中では止まることが出来るのですが、ギリギリでリアブレーキがロックしそうな感覚。

 まぁ大型スクーターに乗りなれてる人は、きっとコツとかベストな乗り方があって、ここで感じたネガティブな部分がちゃんと対応できるのかもしれませんね。


 卒なく50分間乗り回し、この教習は特に指摘されるものも無く終了しました。

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