第3話
どうでもイイ出会いなら こんなに後悔することなんてなかった…
出会う前から やり直したい
近くにあった幸せを壊したのは私………
ー後悔 3ー
準備を終えてマコと家を出た時には暗くなりかけてた空
しばらく歩いていたら、いつの間にか空は真っ暗になっていた
いろんな お店に入って見て回ったけどマコの買いたい物が分からない
「ねぇ…何買うの?」
『えっ~とねぇ……やっぱり秘密です(笑)』
「えぇ~!!教えてよ!!」
『…………教えなぁい!!(笑)』
端からみたらカップルに見えるのかな
そんな事を考えながらマコの隣を歩いてると沈んでた気持ちも少し晴れる
『着いたよ♪』
「うわぁ♪めっちゃキレー!!」
街から少し離れた場所にある展望台。
地元だから、あるのは知ってたけど一度も来たことなかった
『そんなに感動してくれるなら一緒に来れて良かったぁ♪
そんで…少しは元気になれた??』
「…………えっ?」
『いや~…ミミちゃん自分じゃ気付いてないと思うけど家に居るとき溜め息ばっかで元気なかったから………色々…考えちゃうんでしょ?』
初めてだ
私のことを ちゃんと見てくれた人
どうしよう…
ちゃんと「ありがとう!!」って言葉にして伝えたいのに、その一言が上手く言葉に出来ない
「…………っ………………………」
言葉の代わりに出てきたモノは涙だった
嬉しいって気持ちと比例して私なんかが、マコみたいな真っ直ぐな人に優しくしてもらえるような人間じゃないと思い知らされた
『……そんなに泣いたらブサイクになっちゃうよ(笑)?』
「……ひどっ(笑)!!………こうゆう時は普通…慰めてくれるんじゃないの?」
チュっ
「……………!!」
『ごめん………俺…こうゆう慰め方しか知らないくて……ってガラじゃないかぁ(笑)!!』
軽く触れるだけのキスをしてくれたマコが笑うから私もつられて笑顔になった
この時、私はマコのそばから離れることを決めた
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