第2話






世の中には過去と決別したい人なんて溢れるほどいる

私も その内の1人だっただけ…





ー後悔 2ー








初めてマコと出会って自分の居場所を見つけられた気がした





出会った日からマコの家に置いてもらって今日で かれこれ2週間



ちゃんと約束も守って学校にも行ってる




ただ…親には《しばらく友達の家に泊まるから》とだけメールした



もちろん返信なんてない


















『ミミちゃん…せっかく休みなんだから家のこととかしなくてイイよ!!それより勉強しなくてイイの?』











勉強なんて今更しても意味がない…





何もしないで居るほうが よっぽど苦痛だ








「置いてもらってるんだから 家事くらいしなきゃ!!それに…勉強なんて………」





ソファーに寝転んで本を読んでたマコが意地悪な視線を向けてきた


『………もう諦めてるからイイっ!!とか…(笑)?』




「そんなんじゃないですっ!!いちを学年トップですからっ!!」




『え~!?勉強出来るように見えない…人は見掛けによらないんだね?(笑)』





イイ子だなんて思われたくない


親の評価が上がるだけ…

所詮 学校も一個人で見てくない




優等生に見えないように 振る舞ってるのは親に対する せめてもの反抗







「優等生って見られたくないからだよ………マコは見掛けによらず毒舌なんだね?」





『そぅ?案外 見たままだと思うけど?友達にも よく言われるし!!………ねぇ勉強しなくてイイなら買い物 付き合ってくれない?』



「いいけど…こんな時間から?」



時計の針は もう夜の7時を指そうとしてる





『保護者 居るし大丈夫でしょ?…ってミミちゃんが補導されること考えてたら俺と出会ってないよね(笑)』











何気なくマコから言われた言葉


マコと出会ってからは、あの場所には行ってない






マコと出会ってからは毎日楽しく過ごして満たされてた




自分のしてきた事なんて、考えることもなかった………





「そぅ…だねっ……」


『…?どうかした…?』



「うぅん♪行こう?買い物!!」







この時、私は後に起こる現実をまだ知らずにいた







マコと買い物に行かなければ…


違うっ………

自分の淋しさを埋める為だけに あんなことしてなかったら………






今でも自分の居場所…マコの優しさに触れていられたのかな…………












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