第5話/栄光

何だか 凄く 体が重い

「ぅ…ぁ…」

体が…熱い

「は…ぁ…っ」

誰かの笑い声が…あれ?

『神崎…さん?』

「ぁ…っ!」

夢…

「熱…っ!」

あれは…夢?

辛い…

「でも…」

今日は…行かないと…



今日は久し振りに学校に来た。

「あっれ~?アンタ久しぶり~!」

ひさしぶりに、あの子に会った。

いつもと変わらず、蔑むような目を向けてくる。

「う…うん。」

駄目だ。笑顔が少しだけぎこちない。

もう…私…

笑えも出来ない…

私…もう疲れたよ…

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