8:5 狂気の月

「邪魔者みっけぇー!!」

「…っ!!」


 狂いに狂っているその表情。

 リベロたちは初代教皇としての彼女に恐怖を抱く。


「俺に扮してアイツをそそのかしていたのはお前か」

「せいかーい!」


 初代教皇は黒色の大鎌を構えて、村正へと刃を向ける。


「あれが…初代教皇、なの?」

「あぁ、初代教皇としてのアイツだ」

「ぼ、僕たちを殺そうとしてない?」

「当たり前だ。俺たちはアイツからすれば邪魔者だからな」


 村正は黒色の剣を初代教皇へと投擲すると、すぐさま彼女の正面まで急接近して白色の剣を振り上げた。


「アッハァ! 弱いねー!?」


 初代教皇はそれを素手で掴み粉々に粉砕し、黒色の大鎌で村正の首元を狩ろうと振り下ろす。


「チッ…」 


 村正は舌打ちをしながら振り下ろされた大鎌を先ほど投擲した黒色の剣で受け止めた。だがあまりにも初代教皇の攻撃が破壊力に長けているのか、受け止めきれずに後方へと吹き飛ばされてしまう。


「実験室にこもっていたせいか。俺の腕も相当鈍っているな」

「あの人の能力って…ノア君の能力と一緒だよね?」


 月影村正は吹き飛ばされた衝撃を操って何とか態勢を立て直す。それはノアの第二キャパシティである衝撃操作ショックオペレーションと同じものだった。それに気が付いたファルサがリベロたちへ尋ねたことで「そういえば…」とその能力の正体をやっと理解する。

 

「駄弁ってないで手伝ってくれ。アイツは俺一人でどうにかなる相手じゃない」

「手伝えって言われてもよー? オレたちが戦力になんのかー?」

「戦力になるかならないかなんて今は関係ない。戦わなければここで全員死ぬだけだ」


 リベロたちは村正にそう言われ、それぞれ武器を構えて初代教皇と対峙した。


「七代目教皇様も強そうだったけど、初代教皇様と比べたらまだマシな方だったのね」

「すべての始祖である教皇の一人目だ。七代目なんかとワケが違う」

「アハハハー! 踊りましょうかー!!」

 

 初代教皇が突っ込んでくるタイミングで村正は手元にもう一度黒と白の剣を創造して、怖気づくことなく迎え撃つようにして走り出す。


「俺がこいつの気を引く。お前たちは躊躇わず殺しに掛かれ」

「殺しにって…! それだとルナが…」

「大丈夫だ、こいつは初代教皇としてのアイツ。殺したところでルナに影響はない」


 二刀流で初代教皇の大鎌を捌き始めた村正。

 リベロたちは無言で視線を交わして、一斉に初代教皇の元へと走り出す。


「ファルサ、アウラ、グラヴィスはアイツの後方から! オレとウィザードとヴィルタスは前方から攻めるぜー!」 

「「「了解…!」」」


 リベロの作戦指示にウィザードたちは返事をし、それぞれ初代教皇を挟むように所定の位置へと移動をした。


「アッハ! おもちゃが沢山あるねー!」

「それはどっちだろうな?」

 

 村正はリベロたちが攻撃を仕掛けることを確認してから大鎌を二刀流で地面へと受け流す。そしてそれを右の片足で上から強く踏み込み、初代教皇が大鎌を使えないように封じてしまった。


火輪紅炎ソルプロミネンス


 リベロは村正の横を通り過ぎ、武器を封じられた初代教皇へ大剣メルムに炎を纏わせ強烈な突きを放つ。


「鎌で切断するのもいいけどぉ…」


 が、初代教皇は押さえつけられた大鎌の持ち手から手を離し、リベロのメルムによる突きを右手で摘まむように受け止め、


「殴り殺すのも好きだよ」

「っ!? 離れろ!」


 左手に拳を作り、地面にそれを叩き付けた。

 村正はリベロを片手で突き飛ばして、すぐに後方へと退く。


「地面に、穴が空いてる」


 ファルサは土煙が漂う中で呆然としてしまう。それもそのはずで初代教皇が叩き付けた拳によって、地割れではなくその場の地面がそのまま消え失せていたからだ。

 

「あいつはどこにいった…!?」


 ウィザードは大穴の空いた地面付近に初代教皇の姿が見えないことで、急いで彼女の居場所を突き止めてようと声を上げながら周囲を警戒する。


「…気配がない? どこかへ逃げたのか?」


 村正も初代教皇の気配を察知できないようで、二刀流の剣を構えて視線だけを動かして初代教皇の姿を探していた。


「逃げた…とか?」

「それはあり得ないわ。狂っているヤツは逃げることを知らないのよ」


 グラヴィスにアウラが返答し、辺りが静寂に包まれる。場所を移動しようにもどこへ消えたのかが分からない以上、誰もその場から動こうとはしなかった。

 

「……まさか」 


 ある憶測が脳裏に浮かんだ村正は眉間にしわを寄せながら、二刀流の剣を地面に両方突き刺す。


「おい、何をしてるんだー?」

「……」

「おいおい、無視か――」


 リベロが目を瞑って二本の剣を地面に刺したままにしている村正へそう言いかけたその時、


「全員ここから離れるぞ!!」

「離れるって何が…」


 何かに気が付いた村正が二本の剣を引き抜いて、説明をすることもなく自身の周囲に衝撃波を放った。


「うわぁあ!!?」

「ちょっと…!? なんで私たちを吹き飛ばす必要が――」


 グラヴィスたちはその衝撃波によって四方八方へと吹き飛ばされる。飛ばされた距離は数十メートルほど。自分たちをどうして吹き飛ばしたのか、それを問い詰めようとすぐにアウラたちは立ち上がった。


「……え?」


 そこでやっと何が起こったのかを理解する。


「おいおい、紫黒町が消えちまってるぜ…?」


 ついさっきまで立っていた場所には地面がない。

 いや、それだけで済まされる規模ではなく、紫黒町そのものが消えている。これには散り散りとなったリベロたちも目を丸くして、初代教皇よりも先に建物や瓦礫がどこへ消えたのかを捜索してしまう。


「…何て力だ」

「今、何が起きたんだよ?」

「アイツがこの町の地盤ごと消滅させたんだ」


 リベロにそう答える村正の表情は深刻そうだった。


「消滅だって? そんなこと出来んのか?」

「このユメノ世界はアイツのものだ。地盤を消滅させることぐらい容易いだろう」


 地盤を消滅させる…というのは力でねじ伏せたのかと思えば、理想の空間を創造できる真のユメノ世界ならではの力を使ったらしい。つまり、初代教皇は自身のユメノ世界を自由自在に操れるということ。


「…っ! 巻き込まれるなよ!!」

「これは逃げないとやばいぜー!」


 まだまだこれからだと言わんばかりに地面が次々と奈落の底へと消えていく。リベロたちはそれに巻き込まれないように急いでその場から走り出した。

 

「何かアイツを簡単に止める方法はないのかよー!?」

「…あるにはある。だがそれをするためには"ルナ"が必要だ」

「ルナが必要なのかー?」

「おそらく、初代教皇はルナの意志が強くなればなるほど弱くなる。あれだけ好き勝手に暴れられるのはルナの意志が弱いからだ」


 村正曰く、初代教皇とルナの二人がこのユメノ世界で陣取りゲームをしているらしい。どちらかが完全に相手の陣地をすべて自分のものとして埋めればその者の勝ち。現在はルナが劣勢で、初代教皇が優勢なのだ。


「お前がルナの元に行け。アイツを呼び戻してくるんだ」

「行けって言われてもよー? 初代教皇はともかくルナの居場所なんて…」  

「お前が、お前がもし初代教皇の立場だとしたら…ルナをどこへ封じ込める?」


 村正に突然そんなことを問われたリベロ。彼はその問いに対して、自分の頭の中で邪魔となる存在をどこへ封じ込めるかを考えた。


「助けに来たやつらが必ず行かない場所。例えばこの奈落の底とかだなー?」

「なら――行ってくれ」

「な…っ!?」


 村正は隣を走っているリベロの腕を掴むと、地面が次々と崩れていく真っ暗闇の穴の中へと放り込む。 


「お前がそう思うのなら必ずそこにいる。ルナのことを頼んだぞ」

「おわぁぁーーー!!?」


 リベロが何度も手を伸ばすが、虚空を掠めるだけでどんどん下へ下へと落ちていく。村正はそれを眺めながら彼にルナのことを託すと、 

 

「あっは! ルナを呼び戻すつもり?」


 初代教皇が穴の底から村正の前へと姿を見せた。


「あぁ、そろそろお前にも飽きてきたところだからな」

「ふーん、私はまだ全然飽きてないのにぃー?」


 初代教皇は黒色の大鎌を軽く振り回し、小型の鎌をいくつも分裂させる。


「聞け! 残っている俺たちであいつをここに引き止める! 援護しろ!」

「リ、リベロは大丈夫なんですか?」

 

 大穴を越えて向かい側にいるグラヴィスが村正へとそう尋ねた。


「今は人の心配よりも――」

 

 その隙に初代教皇の大鎌がグラヴィスの首元まで迫り、


「――自分の心配をしてやれ」


 村正はグラヴィスの前まで衝撃波で高速移動し、それを二刀流で受け止めた。



◇◆◇◆◇◆◇◆



「いってぇ…! どこだよここは?」


 底の見えない大穴に落とされたリベロ。

 気が付けば、彼はごく一般的なリビングのソファーへ座っていた。


「ちょっとー! 村正、二階まで行ってあの子を呼んできてくれない?」

「何だよー? オレは村正じゃないぜー」

  

 何の説明も無しにエプロンを巻いた母親らしき人物へとリベロは声を掛けられる。キッチンから良い匂いが漂うことから夕飯の支度をしている最中らしい。


「何言ってるのあんたは? ほら、早く呼んできなさい」

「な、なんだよこの世界は…」


 真のユメノ世界。紫黒町までは確かに夢らしい一面もあったが、大穴に落ちて辿り着いたユメノ世界はあまりにも現実的で家庭的な世界。リベロは母親らしき人にしつこく言われ、渋々二階への階段を上がる。


(っていうかあの子って誰なんだよー?)


 そんなことを考えながらも階段を上がり切り、二階の廊下へと辿り着いた。


「あの子がいるっていうのはこの部屋かー?」


 彼は『ノックしてね☆』と黒文字で書かれたホワイトボードが飾られている扉の前に立ち、少しだけ部屋の中へと耳を澄ませてみる。


(……? パソコンでもいじってんのか?)


 聞こえてきたのはパソコンのキーボードをカタカタと叩く音。リベロは中に誰がいるのか想像もつかず、試しに三回部屋の扉をノックした。 


「…応答がないな」


 次に力を込めて三回ノックする。

 これなら確実に聞こえる大きさなのだが、


「…は?」

 

 それでも反応がなかった。

 リベロはやや苛立って扉のノブを強く握ると、


「おいノックしてんだろー!? いいから早く出て――」


 勢いよくその扉を開いた。

 苛立ちをぶつけるように文句を述べたその言葉の先は、


「お前…」  


 部屋の中にいる人物を目にしたことで詰まらせてしまった。


「………」


 そこにいたのは短パンにぶかぶかのTシャツを着たルナ。パソコンの前でカタカタと闇雲に何かを検索し、画面から目を逸らそうとしない。その目の下には酷い隈が出来ている。


(…ルナ、なのか?)

 

 部屋は足の踏み場がないほどに散らかり、アニメ・ゲーム・漫画が仕舞われた棚が置かれ、フィギュアも部屋の至る所に飾られている。一言で表すのならネットに極度の依存をしてしまい、引きこもる道を選んでしまった廃人だった。

  

「おーい? お迎えに来たぜー?」

「……」

「無視かよ?」


 彼女に呼び掛けてもパソコンの画面から目を背けることはない。そんなルナにリベロは溜息をつきながらも、近くまで歩み寄り肩に手を置く。


「ルナー? お前のお袋が呼んでるぜー?」

「…あ、うん」


 やっと声を出したかと思えば、素っ気ない返事。まるでリベロのことも、下の階にいた彼女の母親らしき人物のことさえも興味がないようだ。


「…後で行くから」

「後でって、それはいつだよー?」

「後は後だから」

「それを詳しく教えろよなー」


 リベロには何となくルナが降りてこないことを分かっていた。だから素っ気ない返事ばかりをする彼女へと何度もしつこく質問する。


「後では後でだって…! 私の邪魔をしないでよっ!!」


 そしてついにはルナも堪忍袋の緒が切れて怒鳴り声を上げた。


「…そうやってネットに逃げるのかよ?」

「……」 

「現実も見ないでいつまでここにいるつもりだ?」


 しかしリベロはそれでも質問を止めない。ここで引いてしまえば、二度と彼女は自分の話を聞いてくれなくなるとリベロは思ったからだ。


「…ここが私の居場所。あなたには分からないよ」

「おいおい? こーんなクソつまらない部屋がルナの居場所なのかよー?」

「初代教皇じゃない私が積み重ねてきたモノなんて…これぐらいしかないから」

 

 キーボードをカタカタと鳴らしながら、覇気のない声でリベロに言葉を返す。


「お前も今何が起こっているのか分かってるんだろー? 初代教皇なんかに負けていいのかー?」

「負けとか勝ちなんてないよ。私には、私には初代教皇としての過去しかない。現ノ世界の人間たちを殺すことしか考えてなかった。そんな私の人生には、"ルナ"なんていなかったから」 


 初代教皇とルナ。

 その大きな違いは"その人物"として過ごしてきた時間の差。彼女はルナとしてよりも、初代教皇として過ごしてきた時間の方が多かった。だからこそルナとしての彼女には、この狭い部屋だけしか残っていなかったのだ。


「でもよ、オレはルナしか知らないぜ」

「……」

「第一よく考えてもみろよなー? 初代教皇としてのお前がどれだけ人を殺してきたとしても、ルナとしてのお前がそこに存在しなかったとしても…」


 リベロはルナの肩に置いた手を引いて、彼女を自分の方へと向かせる。


「そんなの今は関係ねぇよ。オレたちは求めているのは――ルナだけだぜ」

「……!」

「オレたちをここまで鍛え上げたのはルナだ。ノアによく殴られるのもルナだ。浜辺で爆睡して置いていかれたのもルナだ。オレたちの前には、お前ルナしかいなかったんだぞ」


 彼が過去の思い出を語ると、狭い部屋が徐々に周囲へと広がっていく。忘れかけていたルナとしての思い出、それは赤の果実としてエデンの園で過ごしてきた記憶。


「行こうぜ。初代教皇に勝つぐらい無理ゲーじゃないだろ?」

    

 リベロが彼女に手を伸ばす。

 

「……うん」


 ルナは差し出されたその手を強く握った。



◇◆◇◆◇◆◇◆



「あっははは!! どうしたのぉ!?」

(…アイツは何をしている?)


 村正は初代教皇の黒鎌を寸前のところで交わしつつ、まだかまだかと大穴へと視線を移す。リベロがルナを救出しに行き、かれこれ体感一時間は経過していた。


「どこを見てるのぉ!!」

「うるさいヤツだ」


 しかし実際は三十分も経過していない。

 それほどまでに初代教皇の攻撃が激しかったのだ。


「月影村正。アイツは、かなり戦い慣れているな」 

「研究だけを続けている人だと思ったけど…違うみたいだね」


 ウィザードたちは序盤に援護はしていたものの、今の状況で下手なタイミングで参戦すれば返り討ちにあうだけ。その為、機会を窺がうことしか出来なくなっていた。


「おー、やってるなー」

「…! リベロ!」


 そんなウィザードたちの背後からリベロが姿を見せる。

 

「ルナちゃんはどうなったの?」

「まぁ、見ておけばいいんじゃねー?」


 安否を確認するファルサにリベロは自信ありげにそう答えた。


「この一撃で刈り取ってあげる!!」

「チッ…こっちも全力で打ち込むしかないか」


 村正と初代教皇がそれぞれ全力で自身の得物を振るおうとしたその瞬間、


「もういいよ」


 二人の間に割り込む人物が一人。


「…やっと目を覚ましたな」


 村正はその人物を目にすると、微笑しながら構えていた二刀流を下した。


「ここに引き留めてくれてありがとう。後は私がやるよ」 


 そこに立っていたのは創造形態へと服装を変えたルナ。初代教皇と同じ黒色の大鎌を片手に持ち、村正に下がっているよう指示を出す。

 

「アッハァ! ルナちゃんがどうしてここにいるのかなー?」

「私はあなたを消すためにここにいるんだよ」


 ルナと初代教皇。

 どちらも彼女自身の為、瓜二つの姿をしている。

 

「初代教皇としての私を消すの? アッハハ! 存在価値もないルナちゃんが私を消すなんて身の程知らずだねー?」

「それはどうかな? 私は負ける気がしないけどね」

「じゃあ…試してあげるよぉ!!」


 黒色の大鎌がぶつかり合い、辺りに金属音を打ち鳴らす。

 力量を考えれば初代教皇の方が上。


「…ぐっ!?」


 だが、この真のユメノ世界ではルナとしての自我が強くなればなるほど初代教皇の力は弱まっていく。その影響のせいか初代教皇はルナに押されつつあった。


「私が、私がお前なんかに負けるわけが…!」

「……」

「人間だって沢山殺したし、世界中の人に崇められ恐れられたのに、どうして何の実績も持たないあなたが私に勝てる力を持っているの…!?」


 ルナは初代教皇の叫びに応答することはない。その返事代わりに初代教皇の持っていた黒色の大鎌を自身の大鎌で弾き飛ばしてしまう。


「ふざけるなふざけるなふざけるな…ッ!」


 初代教皇は全力でルナの頬へと左拳、右拳で何度も殴り掛かった。


「はぁっ…はぁっ…」

「……ペッ」 


 それがしばらく続いた後、ルナは無言のまま口から血唾を地面へと吐き捨て、


「その程度なの?」

「――ぶぁ!?」


 今度はルナの方から初代教皇へと一発一発に力を込めた連打をする。初代教皇によって与えられた傷が血唾だったのに対し、ルナによって初代教皇へ与えられる傷は血唾どころではなかった。


「相手を殴るときは、一発、一発に、殺意だけじゃなくて、愛も込めてあげることだね」 

   

 初代教皇の顔面は血塗れ。 

 彼女はそれでも殴るのをやめることはない。


「人を殺して威張り散らしているあなたは、今の私からすれば…」 

 

 避ける余裕さえ消え失せてしまった初代教皇へとルナは頭を後方へと仰け反らせて、


「――全然草も生えない笑えないよ」

 

 トドメの頭突き。

 それを初代教皇へと食らわせた。


「私、がっ…」


 初代教皇は光の塵となって消えていく。そこにルナだけが残れば、辺りの景色はエデンの園の浜辺へと変わり、


「……ルナか?」

 

 "ノア"やレインたちが同じ浜辺の上へと立っていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る