第4話
どうしよっか」
不安そうに相馬は、藤田部長を見つめるが、当の本人は扇子を仰ぎ、どうしよかなと新足ながら天井を見上げた。
「仕方ない。適当なやつを見つけて、名前書いてもらうか」
面倒くさそうに、頭を掻く岡安。
「あ、言っておくけど、名義だけの部員は認めませんから。それと新井くん、アート絵画部は何時でも歓迎してるからね」
まるで此方の行動を読んでいたのかと思うかの如く、帰ったかと思った甲葉会長代理がドアから首を出して釘を刺した。
その突然の出来事に、心臓が破裂するかと思いながらもその場に硬直してしまう一同。
「あ、ああ・・・」
新井に笑を送る甲葉会長代理は、再びど和から消えるのであった。
「もう来ないよね・・・」
恐る恐るドアを開け、相馬外には誰もない事を確認する。
「あ~、ビックリした」
扉を閉め、ホッと胸をなでおろす。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます