第5話 マリアと恋愛Ⅰ

私はマリアと恋愛をするのはいいけれど、どんな恋愛をするのかが

わかりません。


マリアがどういう恋愛を望んでいるのかにもよると思います。


「マリアはどういう恋愛が好みなの?」


「それはね、こういうのかな」


マリアが私に歩み寄って近づいてくると、いきなり私の唇に

口付けをしてくるのでした。


「いきなり何をするのよ」


「口付けだけど、カナエはした事がないの?」


「口付けなんてした事ないよ」


「カナエの初めての口付けは私がもらったのね」


「そういう事になるね」


マリアに私の初めての口付けを奪われた。


こんな事なら現実世界で異性と付き合って口付けをしておけばよかったと

後悔しています。


「カナエ、もしかして後悔してるの?」


「そんなわけないじゃない、嬉しいよ」


「本当に?」


「本当よ」


「私ね、相手の心が読めるって言ったよね」


「う、うん」


「カナエってさ、私と恋愛して結婚するの嫌でしょ?」


「嫌に決まってるじゃない」


「そっか、じゃあさ、私と恋愛してカナエがおちなかったら、

現実世界に帰る方法を教えてあげる」


「えっ、なんで急に…………」


「現実世界に帰る方法を教えなくていいの?」


「今は知らなくていいよ」


「そうなんだ」


「うん」


「私がマリアとしっかり恋愛をして結婚してから

現実世界に帰るよ」


「えっ、カナエ、それってどういう事?」


「私はマリアに興味が出てきたの」


「嬉しい、ありがとう」


マリアは私に抱きついてくると、私も抱きしめてあげると

マリアは喜んでくれている。


これでマリアとは恋愛をしないといけないし、

しっかりと私もマリアも幸せにならないといけない。


この世界でのデートというのはどういう事が出来るのかが不明。


そこらへんはマリアに任せればいいのかなって思います。


私は私で出来る事をやっていけばいいのかなっていうのもあります。


これからマリアとの恋愛を頑張っていきます!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る