中『原』式日語

残念中文版「鶏口牛後」

　赤髪爺恐喝諸侯、求割地。

　有羅府人鶏子。

　游説速食王不用。

　乃往説漢堡王、与建徳鶏従親。

　漢堡王資之、以至建徳。

　説建徳王白髭爺曰、

「諸侯之卒、十倍於速食王。

　并力東向、速食王必破矣。

　為大王計、莫若六店従親以擯速食王。」

　白髭爺乃資之、以約諸侯。

　鶏子以鄙諺説諸侯曰、

「寧為鶏口、無為牛後。」

　於是六店従合。

　赤髪爺諸侯を恐喝して、地を割（さ）かんことを求む。

　ロサンゼルスの人、鶏子なるもの有り。

　ファーストフードの王に游説（ゆうぜゐ）して用ゐられず。

　乃（すなは）ち往（ゆ）きてハンバーガーの王に説き、建徳鶏（けんとくチキン）と従親（しょうしん）せしめんとす。

　ハンバーガーの王に資して、以つて建徳に至らしむ。

　建徳の王白髭爺に説きて曰はく、

「諸侯の卒、ファースフードの王に十倍す。

　力を并（あわ）せて東に向かはば、ファースフードの王必ず破れん。

　大王の為に計るに、六店従親（しょうしん）して以つてファースフードの王を擯（しりぞ）くるに若（し）くは莫（な）し。」と。

　白髭爺乃ち之に資して、以つて諸侯に約せしむ。

　鶏子、鄙諺（ひげん）を以つて諸侯に説きて曰はく、

「寧（むし）ろ鶏口（けいこう）と為るとも、牛後と為ること無かれ。」と。

　是（ここ）に於（おい）て六店従合（しょうごう）す。