母の半分がなくなった

第127話1月1日364日笑顔なくうつむいても 一番したいことをやって鬼のように笑う1日を作る

今年が始まった

例年とはまるで違う元旦

朝から病院

そういうのはそれほどしんどいわけではなくて

これから一生続いていく辛苦が改めて始まったのだなと

ただ

その中から楽しいことを探すなんてことはしない

その環境で楽しめることを漁るなんてこともしない

日々など楽しくなくていい

したいと思うことをこれまで通り

する

結果、できなかったとしてもその方がいい

環境はうけいれるが

環境にほだされたりはひない

そこで楽しめること

そこでできることを探していくなら

これまでしてきたことをできないこととして封じ込めることになる

下方修正はしない

下方修正して漁った笑いなど品も格もない

顔をあげて生きるってそういうこと

毎日うつむいていても

それが

絶対にやりたいことをやる、

見たい光景のためならそれでいい

この環境でも楽しめることがある

この環境でも楽しめる俺すげぇ

なんてくそくらえだ

そんなもんごまかしじゃねぇか

一番じゃねぇじゃねぇか

そんな環境なんだからてめぇらは一生、一番したいことを望むな

手に届く範囲で我慢しろよ

ということだろう

そんな一生

願い下げだ

これまで通り

364日笑顔なくうつむいても

一番したいことをやって鬼のように笑う1日を作る

それで精神壊れたら壊れたでいい

慎重にちゃんと生きたって倒れたらしまいなんだよ

人のためにがんばって

全部をがんばって

押し付けられたこともがんばって

誰にも何も言われないようがんばって

結果、あの人、神経質だよね、めんどくさいよね、がんばるよねと笑われ

挙句、倒れたんだよ

もうそんなことにはがんばらない

一瞬の笑顔のために

日々の笑顔なんて捨てる

それでもいい