第31話俺の半生を知る人は母だけ
10数年 母との行動を生活の中心にしてきた
結果俺の半生を知る人は母だけになった
普通なら 親友とか 恋人に 色々と 語ったりするから リアルタイムに一緒に過ごしていなくても 自分のことを よく知っている人というのは 少なからずいるのだろうけど 中学高校時代に 濃い関係を作らず 恋人 だった人とは とうに疎遠で どこまで俺のことをわかってくれてるかも今となっては はかることもできない
ということは もし母がこの世からいなくなってしまうと 俺という人間を知っているという人は 誰もいなくなるということ
ほんの表面的な 俺の 素性は知っている人はいても
これが 家庭を持たない 家族を持たない 好きに生きた人間の 一つの結末
チョクメンすると意外と 気が狂いそうだね
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