遺書

日曜から知子と連絡が取れなかったため、カナと耕一は月曜の朝になっても家から出てこない知子を心配して、家に入る。


傷だらけの奥村がいる。

誰がこんなことを?と思い知子を探すが、どこにもいない。


ふと、上を見ると腐乱した死体がぶら下がっている。

「うわあぁぁ!」

「きゃー!!」

耕一とカナは叫ぶ。

その下には遺書がある。

読んでみると『10年前に奥村にレイプをされ、足や腕、お腹を刺して私を殺した。先生も私のように死ねばいい』と書いてある。

奥村は息を微かにしている。

救急車を呼ぼうとすると、携帯は圏外になっている。

慌てて近所に助けを呼ぼうと外に出ると、家の外観が荒れ果てていた。

もう一度、家の中に入ると奥村は息をしてない。

ふふふ・・・と知子の声がする。


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足元の向こうには 卯月レン @426uzuki

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