直の告白


「僕が…何ですか?」


「っ…いじ、わるっ」


「だって、先輩が可愛いから」


「ばか、ぁっ」


もう直の窄まりにまで彼の先走りが伝って濡れていた。

和明は空いている方の手をそこに移動し、指の腹で入り口を撫でる。

硬く閉ざされたそこに、ゆっくりとそれを挿入していった。


「んっ…うぅ…っ」


「痛い?」


「うう、ん…だいじょ…ぶ」


正直、痛みも少しあったが、それよりも感じたことのない違和感に戸惑っていた。

和明は直を気遣いながら、中を探っていく。


「っ、ああっ…だめっ…和明、くっ…そこっ」


「んー? ここですか? 気持ちいいの?」


「言わ、ないで…っ」


和明にその場所ばかりを責められ、あっという間に達してしまった。

肩で息をしながら、虚ろな瞳で和明を見つめる。

初めて見るその表情は色っぽくて、和明のモノははち切れそうになっていた。

元々理性を保てる余裕なんて皆無だったわけで、硬く起ち上がった自身を直の窄まりにあてがい、ゆっくり挿入していった。


「く、んんっ」


あまりの痛みに、直は力一杯唇を噛み締める。

強く噛みすぎたせいで薄っすらと血が滲んでいた。

それに気づいた和明の指が唇を開かせる。


「ダメですよ、先輩。怪我しちゃうじゃん。声我慢しないでください」


「ああっ…ふ、はっ…ぁ」


「そうそう。もっと可愛い声、聞かせてください」


ズンッと奥まで自身を挿入し、直の耳元でそう囁いた。

いきなりの強い刺激と、耳にかかる和明の吐息で、直の頭は真っ白になる。

ただ、痛みは徐々に薄れていき、快楽の波に飲まれていた。

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