第59話 チーム霧島夏休み旅行終焉。めぐみ達の成果は?

この旅行は二泊三日で、今日も旅館に

泊まる。今日は個人で動く事にして

いる。昴は朝早くから外に出た。


旅館から町に向かう。この町は昔ながらの

感じで昴は好きな方だ。少し離れた所に

山の入り口があり、昴はその入り口に

入った。


歩いて数十分ぐらいの所に休憩所が

ある。そこのベンチに座り時間を

つぶした。ちなみに、ここにあのジュース

があったのでそれを飲んでからまた

町に戻った。


旅館の前に来た時、誰かに声をかけら

れた。


「今帰りリーダー」

「凛。お前か」

「私はずっと部屋にいたわ。今出て来た

所だから」

「そうか」

「霧島君、今から付き合ってくれない?」

「まぁ構わないが」

「ありがとう」


昴は凛と一緒に出掛けた。そこは丘の上で

旅館がある町が見れる場所だ。


「初めてだね二人でいるの」

「そうだな。俺は基本一人だからな」

「前はね。今は違うでしょ」

「だな。まぁ一人の時の方が少なく

なってるな」

「あの時からしたら想像できないよね」

「悪かったな」

「いいよ。今のリーダーも好きだし」

「お前、なんで俺につきまとった?」

「なんでだろ。似た感じがあったからかな」

「似た?」

「私もあまり友達いなかったから。でも

高校では変わりたいと思ってたけど、中々

できなかったけど、あなたを見て何か

引っかかってね」


昴は初めて凛の事を聞いた。その後旅館に

戻り皆で食事をし、露天風呂に入った。


夜、昴は今度はめぐみと二人で外に出た。

めぐみは浴衣姿だ。


昴が休憩した場所に来た二人。


「昴、好き」

「わかってる」

「じゃあ」

「まだ無理だ。もし、深い関係になって

それで何かあったらと思うとな」

「そう。でも私は一生あなたについて行くわ!私があなたを一番愛してるから。けど」

「けど?」

「ハッキリ言うと、チーム霧島の私を含めた女子メンバー、皆あなたが好きなの。それで、できるなら皆でエッチさせてほしいの」

「皆で?」

「本当は私が独占したいけど、皆は私より

先にあなたを好きになってるからね。そんな皆が私を応援してくれてるの。だから

皆で好きな人に初めてをあげたいの。今は

無理でもいつか、皆でエッチしましょ」

「お前も変わったな。まぁあいつらが

いたから今の俺があるからな。俺がしたく

なったら、教えてやるよ」

「わかったわ。待ってるから」


二人は旅館に戻り、めぐみは凛達に話して

昴は勇也が寝た後も起きて、ジュースを

飲みながら外を見てそれから就寝した。


三日目は旅館を出て、昼過ぎまで町を

回ったりしてから電車に乗り、無事に

東京に帰ってきた。



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