第35話(戦闘機で出撃)
ゼノはセーブザウォーにログインする。任務は忘れてない。〝淳史に探りを入れる〟淳史の無実を晴らすために。
ゼノの視界がサイケな場所に移る。セーブザウォーのブリーフィングルームだ。
『ゼノ様、劣勢だったブルーチームが一気に盛り返しました。50万ポイントにプラスボーナスが付きます』
「いくら?」
『トータル80万ポイントです』
「じゃあさ、戦闘機買う。ファイティングファルコン」
『かしこまりました。要塞より北にある空軍基地からスタートとなります』
「やってくれ」
パッと、ゼノの視界が空軍基地のカタパルトに替わった。戦闘機のコックピットにいる。
戦闘機の操作は簡略化されている。レバーやスイッチの代わりにゲーム機のコントローラが1つ計器類の上に置いてあった。ゼノは色々と操作方法を確認していると、無線が入った。
「おい、新米パイロット。行けるか?」
「誰?」
「司令官補佐だ。敵要塞に攻撃を加えてくれ」
「了解」
ゼノは戦闘機を加速させる。そして楽々テイクオフ。レーダーを見ながら、敵要塞に向かう。アフターバーナーで音速まで加速する。
「おもしれー!」
「おい、新米パイロット。ダイになるなよ。飛行中はログアウト出来ないからな。空軍基地に戻らないといけない」
「大体分かった」
『ロックオン! ロックオン!』
今度は音声が鳴った。
「ミサイルか?」
『機銃です。対空砲火です』
「よし。クラスター爆弾を落としてやる」
ゼノは画面に映るウェポンを選び、クラスター爆弾をセットする。すぐに対空砲火が来るが、ゼノは簡単に避けてしまう。半エアハート状態だ。
「ゴートゥヘル」
ヒューン………………ドガガガガーー! 辺り一面、火の海になり、その場の敵地上軍は壊滅した。
『ロックオン! ロックオン!』
「今度は何だ!?」
『空対空ミサイルです!』
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