トリノ対インテル
カップ戦準決勝がもうすぐだ。相手はインテルだ。
試合後記者会見ではインテルのことについえ聞かれた。
「インテル戦ではどのように戦うのでしょうか?」
「インテル戦では小野、シウエルを基準にするのは勿論だ。それだけだ。それ以外はやはり後のお楽しみだ」
「そうですか、インテル戦で期待ですね!では今トリノでは来シーズンのCL出場が見えてきています。CL出場に向け獲得しようと思う選手は誰ですか?」
「そうだね、マンチェスターユナイテッドのDFのダーがいいかもね。だけど現状はこのままでいいと思う」
「そうですかではインテル戦期待しています!」
そしてインテル戦。
試合の笛が鳴る。早速ボールが渡りシウエルへと…ここでまさかのラフなプレイだ!後ろから削ってきやがった!しかし…笛はならない。ファウルだろ!と主張するが笛はならない。そしてDFリーンがナイススライディングで止める。しかしここで笛が鳴る。そして提示されたのはイエローカード。なんでと抗議する。おかしいだろ!とトリノサポーターから聞こえる。インテルサポーターからもざわざわと騒いでいる。インテルの選手もだ。削って来た選手も顔が驚いている。前半36分インテルのコーナーキック。コーナーキックから上がったボールはインテルDFサハの頭に当たりトリノのゴールラインを割った。そして前半39分。失点を取り返すため果敢に攻める。ハリーからシウエル。シウエルから俺へ。俺からアナザーへ。そしてシウエルへ。そして倒された!笛が鳴る!フリーキックだ!シウエルが蹴る。彼が決めればフリーキックでの通算ゴール50点目になる。彼はフリーキックが上手い。決めると確信した。そして放った。放たれたボールは無回転。縦に落ちるボールだ。そのボールはいつの日かのワールドカップ。スペイン対ポルトガルを思わせるようなシュートだった。そして見事にゴール!見ろ!これが俺達だ!
そして前半終了。いつもよりも緊張感が奔る。
「なぁ、雄大」
「なんだ?シウエル」
「動きに関してだが監督から雄大をトップ下に置いて1トップでいくみたいなんだ。いけそうかい?」
「トップ下?守り重視ということか?いけるさ。シウエルがいるからね」
「そうか…よしそろそろ試合だ。頑張るぞ」
彼の声はいつよりもなく力が籠もってなかった。
後半の笛が鳴る。それと当時にインテルはエースのルカクへとボールが渡る。ルカクからデ・フライへ。そしてサンチェスへ。そしてルカクへ。そしてゴール!ルカクの鋭い右足によりゴールを割られた。クソ!また時間はある!攻めの姿勢へと向かう。しかし取られる。そしてボールを運ばれまた決められる。最悪だ…3-1…フォーメーションは4-1-3-2に変わった。そしてシウエルからラマーへ。そしてスルーパスがシウエルへ渡り俺へと渡る。そしてゴール!後1点!そして…後半44分。フリーキックを獲得。ここで決められなければ全てが終わるだろう。キッカーはシウエル。頼む!決めてくれ!シウエルが少し溜め走り込み蹴った。結果は……入らなかった。そして……無慈悲にも笛が鳴った。
「今回の試合は惜しかったですね」
「そうだな、だけど結果が全てだ。惜しいも何もないのだ。私達は結果を求めサポーター達をハッピーにさせる。それが私達トリノです。今回の試合でカップ戦は敗退した。しかしまだリーグ戦はある。まだやれる」
「そうですかありがとうございます」
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長い記者会見が終わり合宿場についた。
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