第2話〜再会〜

ほどなくして僕は仕事に嫌気がさして仕事から逃げた。

三重から愛知県に逃げた。

そして愛知に行って2日目のことだ。

携帯に一通のメールがきた。

『鍋パするから戻っておいでよ』

そう、彼女からの招待だった。

でも僕は疑っていた。

前にいた店の差し金ではないか、店に連れ戻すために彼女に送らせたのではないかと。

けど僕は無性に彼女に会いたくなった。

そして僕は会いに行った。

僕の不安と裏腹に本当に鍋パだった。

その夜僕は彼女の家に泊まった。

彼女でもない女性の家、しかも一人暮らしの家に泊まるのは初めてだった。

 緊張してなかなか眠れずただ目を瞑っていた。

唇に暖かくて柔らかな感触があった。

そう彼女からのキスだ。

初めての彼女とのキスはまさかの彼女からだった。

 思わず僕もキスをした。

今でもよく覚えてる。

お泊りから少しして僕は彼女に嘘をついた。

それから1年連絡をすることも無くなった。


そして僕は再び彼女に会いたくて連絡した。

車に乗り込み彼女の住む家の駐車場に車を止め電話をする。

博:『もしもし?久しぶり!今どこにおると思う?』

彼女:『ん?わからん…』

どぉやら寝起きみたいだ。

僕の電話で起きて急いで降りてきてくれた。


そして初デートをした。

人生でこれほどときめいたデートはなかった。

そして嘘をついたのにまた会えたことに感動した。

これからが僕達の本当の始まりだ。

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