第4話

彼は数字に特別な意味や存在があると考えていた。しかし日々の多忙な疲れるそれに苦しんでいた。


kは眠るととことん寝た。酒を飲めば、脳が安らかに眠りに入って行こうとするので、半ば意識を保ったままでも寝た。

職場の工場では、寝るたびに金縛りに会う。

意識は強い方なのでピリピリしているが身体は辛いのである。

プライベートをゲームや、その繋がりで費やすkには仕事から解放されてからが始めて一日なのだった。


好きなものは何かと聞かれれば酒と応えた。本当は一番に好きなものは宇宙や歴史的にある表現されている神が好きだったが、クリスチャンの両親に阻まれた。


あなたは神をかたるのはおこがましい


kにもそのように思えた。




美しいものがたんとある。


わたしはもう時間の流れとかを、

みていられるだけ平穏だろうか。


そんなはずはないでしょう。今も可愛くて臭い鹿が、強くて牙も爪もライオンの雌に食べられた。

食べたライオンの雌と赤ちゃんも可愛いが、やはり臭かった。臭いというのは人間の表現で、とにかく匂うのである。


熊の嗅覚は犬の何倍もあるという。大熊は怖いが寧ろ神秘的だ。地球という月を携えた特別な星に、特別な生命はいるでしょうか。


地球上に確かにその功績を讃えらる人らはいる。それはkが考えて決められる話でもない。


北海道の河川で生きるだけに鮭を食う熊。それもヒグマだという。


特別な動物はいますでしょうか。哺乳類ならヒトも、意識、宇宙、向かいます。


哺乳類なら海にも王者シャチが、この何十億もの試練をのりこえました。


鳥にも川魚にも良いものがあって、山菜や農家もまた仕事に勤しんであります。

とてもよいものとはなにだろうか。


わたしには結局わからなかった。


kは黒い丘に向けての旅の準備をしていた。


kは道すがらにわたしに声をかけた。

「お前も来るか?」


わたしは、「行きます」と答えた。






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