何かが落ちてきた

 2010年代後半、平日の昼頃。職場で机に着いて対面する職員の別な机を見た時のこと。


 突然、二つの机の間辺りの空間に天井から白いピンポン玉くらいの大きさの球体が落下した。

 それだけならまだしも、確かに石のようなものが落ちた音も聞こえた。


 なので、わたしは「今、天井から何か落ちましたよね?」と、建物が破損したか何かだとしたら問題だと思って席を立って落ちたものを探した。が、そんなものはどこにもなかった。


 このとき部屋には他に二人の職員も最低いたのは憶えていたのだけれど、どちらに聞いてもそんなものが落ちてきたのを目にしてもいなければ音も聞いていないと言われた。


 まあ、この頃はわたしの障害が発覚して体調が特に不安定でもあったので幻覚なのかもしれないが。

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