教会ラヂヲ 第二回

レナ「みなさーん、こんばんは! メインMCのシスターレナこと幕田玲奈です。第二回の教会ラヂヲ始まりまーす」

リア「はじまるよー」


レナ「本日のゲストは(アホの)リアこと江浦莉愛でーす」

リア「みんなのアイドルシスターリアちゃんだよ! キャハ!」


ラジオで誰も見ていないのにポーズを取るリア。


レナ「キャハ! じゃねーよ」

リア「いいじゃないのよー、なんで『リアちゃんのハッピーラヂヲ』って番組じゃないのよー」

レナ「お前に任せると変な布教活動するだろーが」

リア「布教じゃないもーん、リアちゃんの可愛さを世の中に知らせてるだけだもーん」

レナ「あー、はいはい。そんじゃさっさとお悩み解決のメッセージでも読むかね」

リア「なによーそのおざなりな対応! リア怒っちゃうぞー」

レナ「いいから先に進めるぞ」


レナがメッセージを確認して読み始める。


レナ「えーと、まず最初のメッセージは……東都にお住いのラジオネーム『ロジーク』さんからのメッセージだね」

リア「可愛いリアちゃんにお近づきになるにはどうしたらいいですか?」


リアにアイアンクローを決めるレナ。


リア「いだだだだ……ゆるじで」

レナ「嘘ばかり言うんじゃねぇよ。そんな事書いてねーだろうが」


レナ「気を取り直して『アニメにしか興味をもてない人はどうしたらモテますか?』だそーだ、しかも何故か回答者にシスターケイトをご指名とはマニアックだな」

リア「えーなんでリアに聞かないのよー」

レナ「お前滅茶苦茶いうからダメだろ。そういう事で実はこれ、シスターケイトにお悩みの回答すでに聞いてきてあります」


リアがメモを取り出し読み上げる


リア「えーっと、『そうねぇ、私の子供の頃のアニメって言ったらサ〇エさんとかが始まったころね。それでアニメにしか興味を持てないのにモテたいのよね? 二次元のお嫁さんを探したらどうかしら? 三次元に興味が持てないなら、モテても長続きしないわよ? こんな答えでいいかしら?』だそーよ。シスターケイトの答えって無難すぎてつまんなーい」


レナ「まあ、正論すぎるよな……けどまあ、無難な答えでいいだろ、お悩み相談なのに突飛な回答しても仕方ないからな」

リア「そうなんだけどねー」


レナ「ほんじゃま、次のメッセージ行こうか」

リア「今度こそリアちゃんに質問かな?」

レナ「それはない」

リア「じゃあ、なんでリアが今回のゲストなのよー」

レナ「あみだくじで順番決めただろうが」

リア「くっそー」


レナ「えーっと某E国E学園からラジオネーム『逢坂 優磨』さんからだね」

リア「E国ってどこだろ?」

レナ「愛媛県じゃないのか?」

リア「あぁ、愛媛かー、愛媛のリンゴ美味しいよね」

レナ「愛媛でリンゴ? どこと勘違いしてるんだよ、愛媛と言ったら柑橘類だろうが!」

リア「あれ? そうだっけ?」

レナ「アホはほっとくか」


レナ「それでメッセージは『こんにちは、初めまして。僕は今度、憎ったらしい奴とチャンバラ勝負をすることになりました。奴は自尊心が高く、いつも僕の事を見下してきます。どうすれば奴の心を折る事が出来ますか?』」

リア「リアちゃんのブロマイドあげて仲直りしよーよ」


レナ「心を折りに行くのかよ……んー、アタシも現役の時は鼻持ちならないヤツの心を折りに行ったこともあったけどねぇ」

リア「野蛮だねー」

レナ「はは、否定はしないよ」


レナ「さて、心を折るなら主に二パターンかな。一つは圧倒的な強さで秒殺する事。例え全力でも手を抜いたように見せると効果大だな、自尊心が強いヤツ相手なら効果的だぞ、何せ自分の絶対な自信を打ち砕くんだしな、これでダメージゼロって事は無いな」

リア「リアには良く分からないなー」


レナ「次はその逆だな、危険ではあるがノーガード戦法で相手の攻撃を全部受けて耐えきるか、全部の攻撃を回避して何をしても無駄だと思わせる方法。共通して言える事は相手より自分が上だと主張し続ける事だな。自分が格下だと思ってる相手をどんだけ攻撃しても倒れないなんて恐怖でしかないからね。と、まあこんな所かな」


レナ「アタシの場合は秒殺してたけどねぇ、ワンパンで倒すと相手は信じられないといった様子になるからねぇ、それ写真に撮ってよく近所にバラまいたなぁ」

リア「レナちゃんって、昔はクズだったよねぇ」

レナ「ヤンキーだったからねぇ」


レナ「さて次が今回最後のメッセージだなラジオネーム『男らしいでしょ?』さんからのメッセージってこれマティアだろ」

リア「マティアかよ、適当に流しとこ」

レナ「そうするか、でメッセージは『リアさんの本当の年齢は何歳ですか? 実は……ですよね』だってよ」


鬼の形相になるリア


リア「マティアの野郎、よほどぶっ飛ばされたいらしいな!」

レナ「流石はマティアだなオチをよく理解してやがるなぁ」

リア「マティアーでめー! ぶっ殺してやる!!」


スタジオから走って出ていくリア。


レナ「ゲストのリアさん帰りましたーっと」


――


レナ「えーっと次はマティアが選んだ小説紹介のコーナーだな、このコーナーのためのゲストのマティアだ」

マティア「やっほー、皆さんこんばんはー」

レナ「そう言えばリアがさっきお前を探して出て行ったぞ」

マティア「リアさんならシスターケイトに捕まってたよー」

レナ「あいつなにしたんだ?」

マティア「さあ?」


レナ「それじゃあ、紹介頼むよ」

マティア「りょーかーい」


マティア「まず最初に紹介するのは。作家さん『コントローラーの中の人』の作品『スクールライフ・ロワイヤル』って作品ですよー」


レナ「タイトルからすると学園ものかな?」

マティア「だねぇ、『どこにでもいる高校生A.Yさんが突如異世界の学校に留学することに!

待ち受けるのは無理難題、A.Yは生き残ることが出来るのか!?』こんな感じのあらすじだね」

レナ「異世界に留学ってすげーな」

マティア「あははー、レナさんももっと色々読みなよ、異世界に行くのなんて今じゃ常識だよー」

レナ「あー、異世界帰りって変なヤツの相手ならしたなぁ(懺悔其の二十三参照)」


マティア「次はこの作品だね。作品名『ケミカル☆ファンタジア~研究職の薬剤師が異世界に転生した結果~』作家さんは『ふーみん』さん」

レナ「アタシが転生したどうなるのかな?」

マティア「あははー、レナさんなら魔王になってそうだねー」

レナ「やかましい」


マティア「薬剤師として研究を重ね、製薬会社からの帰路で車に轢かれて死んだ化野あだしの学は神様からギフトとして″人体に悪影響のある物質の抗体″を貰い、グラストーン家の長男、ロジーク・オルト・グラストーンとして転生した。ロジークは元素魔法を学園で学び、幼少期の魔法の先生であるライラ・シス・マレインに惹かれ、両親の計らいで将来が決まってしまう。それまでは学園に通いながら、転生させた神様のお願いで【鬼砂族】と呼ばれる敵と戦う。そんな内容のお話だよー」

レナ「何か小難しそうな題材だな」

マティア「大丈夫だよー、気楽に読めばいいよー」

レナ「そんなもんなのかねぇ」


――


レナ「おっと、今回はそろそろお終いだね。それじゃあまた次回にお会いしましょう」


レナ「結局あの後もリア戻ってこなかったな、さて次回のゲストは……マリアさんかよ……」


レナ「それじゃあ、またお会いしましょう」


――

――――



今回紹介した小説です


『スクールライフ・ロワイヤル』作家:コントローラーの中の人


『ケミカル☆ファンタジア~研究職の薬剤師が異世界に転生した結果~』作家:ふーみん


両作品とも小説家になろうにて掲載中です

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