第16話 俺と魔王と勇者さん (9)
と、なると、どうしようか? やはり先程俺の体に直接伝わってきた衝撃──。それと『ドーン』と言う音は、やはり俺の夢幻ではなくて、現実に起きた出来事みたい。
だから、俺自身もどうしようか? ではなくて。俺の目の前にいる二人の女性に、今直ぐにでも謝罪しないといけない……と、思いながら。二人の女性は多分、声色からして若い女性だと思うのだよ。
う~ん、もしかしたら、若い女性の顔の傷でも入っていたらどうしようか? 土下座をしてお金を支払えば許してもらえるだろうか?
まあ、俺は、こんなことを思いながら二人の女性の方へと視点を切り替える。そして二人を凝視してみると──。相変わらず、自身の頭に鎧を被っている状態なので、二人の顔の様子がよくわからない。
だから二人の女性の顔に、傷が入っているのかわからない状態なのだよ。
う~ん、さてさて、どうしたものだろうか? と、途方に暮れる俺だった。
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