高水優香編

1話 部長の気まぐれ

お助け部に正式に入部した、翌日部長に呼び出しをされた。

「早速仕事よ結城くん。」

「はい、内容は?」

「来月にやる体育祭の企画運営のサポートをしてもらいたいの」

「わかりました。」

「それじゃあ」

依頼を伝えるとさっさと言ってしまった。いつ見ても綺麗なんだけど、態度が冷たいし、感じも悪い。

「結城くん〰️!」

遠くから大声で呼んでいるのは、小見波先輩だ

「どうしました?」

「いやー、優香ちゃん全然話そうとしないから気になっちゃって。」

「大丈夫ですよ、慣れていますから」

ちょっとイラっとしたけれど、このくらい普通だった。

「だーめ、同じ部員なんだから仲良くしないと、あ、そうだ結城くん体育祭の事なんだけれども」

「あ、はい」

俺は小見波先輩に呼ばれて、生徒会室に行った。」

その背後から気付かれないように影から見る、高水優香がいた。

「ぐぬぬー」

普段は使わない口調で喋っていた。

「小見波先輩には、渡さない」

 一方、生徒会室

「仕事のかくにんですか?それとも、役割分担とかですか?」

「そんな話するために二人きりなったりしないよ。。」

「小見波、先輩?」

「分からないの、私誘ってるんだけど」

そういうと俺を押し倒してリボンを緩め始めた。

「あの、先輩。」

「じっとしてて。」

「まっ」

「ぷぷぷ」

先輩は、笑っていた。

「あははは。結城くん面白~い。冗談だって冗談。そんなことするわけないじゃん」

この人、俺で遊んでたんのか

「お遊びはそこまでにしといて、体育祭の話だけど、企画ができたから、役割も決まってその資料を持ってきたの。確認よろしく。それじゃあ用事あるから帰るね。」

「さよなら」

体育祭の資料に目を通してみる。完璧なものであの会長もすごく仕事をするんだな

明日、高水にも確認頼むか。

 翌日、教室についた俺は高水に話しかけた。

「高水、体育祭の資料の確認してほしいんだけど、おねがいできる?」

「ふん」

無視してどこかへ行ってしまった。

なんなんだあいつは。

「高水、話くらい聞けと」

「………」

無視をし続ける高水。放課後、部室で渡すことにした。

放課後、

「高水、体育祭の資料これ確認よろしく」

とだけ言って帰ろうとしたところ、

「待ちなさい」

「何だよ、散々無視しといて。都合が良すぎないか」

「何よ、別に聞く聞かないは、私の自由だからいいでしょう」

「それより、明日買い物に付き合いなさい。」

「は、何で俺だよ、速水といけばいいだろう」

「彼女はこの部活以外に運動部にはいってるから時間がないのよ」

正直、気乗りしなかった。だか断る理由もない

「わかったよ行くよ」

 今週末に、近くの大型ショッピングモールにいくことになった。

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