第8話 ヒトを理解する、ということは

人と、関わることが苦手です

人と、話しをすることが苦手です

人と、おしゃべりすることが苦手です


人間は、他人は、自分は

基本的に信用できるとは思いません


「考え方が、その日その日でコロコロと変わる」

そんな人間は

信用するという無言の契約を交わすには

とてもハードルが高くて

とてもリスクの高い行為です


なのに、

「たったそれだけで人間不信とかいうなんて、どんだけ世間知らずなの?」

世の中には、そういうことを平気で普通で言ってしまうヒトがいます


それは、それで、いいのでしょう

そういうベクトルの人達の間では、普通で当たり前のことなのでしょう

そういう世界で生きているヒトも、たくさんいるのですから


でもね


その世界に生きていない「ヒト」がいることにも

意識を向けてほしいです

その世界で生きていくことに苦痛を感じている「ヒト」がいることにも

認識してほしいです


理解できないのは、仕方のないことです

分かり合えないことは、仕方のないことです


でも、それが「異常である」と考え感じることは

「異常」なことであるということを、認識してください



人は、みんな違う

人は、同じじゃない

人は、それぞれ「ヒト」として生まれ生きている


それを、認識し、心にとめてください


自分と違う考えや、行動や、感情を持った他人を笑い

自分が正しく、常識が当たり前で、マニュアルしか信じられな意思のない

あなたは

他人を平気であざむき、他人を馬鹿にし、他人をいじめ、他人の人格を否定し

他人を自分の下僕のようにとらえてしまう

あなたは

「普通の人」では、ないのです


自分は普通だと思って生きているあなたのことを

一方の相手から見たら、「異常な人」だと思っている人がいる

そういう現実を、受け止めてください



世界は、一面では何もわからないのだらか


この世の中に、「普通」なんて生き方は

ないのですから






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る