アンゴラ共和国〜27年間の内戦を超えて〜(アフリカ)
基礎データ
国名 アンゴラ共和国
面積 124.7万平方キロメートル(日本の約3.3倍)
人口 3,080万人(2018年)
首都 ルアンダ
通貨 クワンザ
言語 ポルトガル語他ウンブンドゥ語など
宗教 キリスト教カトリック、プロテスタントの順に多いが、国民の半数は在来宗教である。
各目GDP順位 63位
一人当たりの各目GDP順位121位
平和度指数ランキング 77位
・概略
アンゴラ共和国は国土の7割以上が高地にある高原国家で、かつてはポルトガルの植民地だった。
・歴史
1975年にポルトガルから独立し、その後は27年間の内戦を戦う。当初は冷戦真っ只中で米ソの代理戦争だったが、ソ連崩壊ののちは諸勢力による内戦が続いた。平和が訪れてからは多くの資源を元手として急速に発展し始ている。
内戦に勝利して主導権を握ったのはアンゴラ解放人民運動(MPLA)だったため、国旗はその党旗をもとに鉈と歯車をあしらって改定したものとなった。つまり内戦の勝者は共産主義派だったということだ。
国内には世界文化遺産、コンゴ王国の旧都であるンバン・ザ・コンゴがある。
・経済
原油やダイヤモンドの輸出によって儲けを出すモノカルチャー国家だったが、近年は徐々に国内産業の開発が進んでいる。しかし近年は原油価格下落の影響を受けて経済成長が鈍化した。
・軍事
アンゴラ陸軍は十万人ほどの兵力と、約三百両の戦車、四百両の装甲車を有する。ほとんどが内戦時に同国を支援したソ連、キューバのものだが、近年は南アフリカやドイツから兵器を輸入するようになった。
アンゴラはアフリカ中央部で最大の領海を有する国であるにも関わらず、十六隻の小型艦を有するだけの脆弱さである。そのため沿岸防衛すらままならず、国内の二大商業港の警備、海賊対策といった任務しか行っていない。一応海軍航空兵力もあるが、稼働状況は不確かである。
・その他
首都ルアンダはアフリカで最も物価の高い都市である。
ちなみに国旗は挙国一致体制を象徴するものに変更される予定。
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