アルメニア共和国〜ノアの子孫達が建てた安息の国〜(西アジア)

基礎データ

国名 アルメニア共和国

 面積 2万9800平方キロメートル(日本の約13分の1)

 人口 290万人(2019年)

 首都 エレバン

 通貨 ドラム

 言語 アルメニア語

 宗教 キリスト教

各目GDP順位 134位

一人当たりの各目GDP順位 112位

平和度指数ランキング  118位

 

・概略

 コーカサス山脈の南側に位置する三カ国のうちの一つ。首都エレバンはノアの箱舟の終着点だとか。

 世界遺産エチミアジン大聖堂が存在し、ノアの箱舟の木片やロンギヌスの槍が収められている。

 

・歴史

 アルメニアの歴史は紀元前二世紀に古アルメニア王国が成立したことから始まる。301年に歴史上初めてキリスト教を受容するなどしたが、紀元前五世紀ローマ帝国とサーサーン朝ペルシアによって分割されて滅亡した。その間アルメニア人は世界各地へ散らばり、各地の知識を得たと言われている。それがのちのIT技術発展に貢献したとか。そうでなくとも『カフカスのユダヤ』と呼ばれ憎悪との対象になるくらいには海外で力を発揮した。

 一部故郷に残ったアルメニア人もいたが、かつてはユダヤ人同様その才気から憎悪されていたため、オスマン帝国によって虐殺されて150万人の死者を出した。それが影響して、今もトルコとアルメニアの仲は悪い。

 オスマン帝国の後はロシア、ソ連領となり、1991年になってやっと独立を果たした。ソ連時代からIT技術に特化した発展を遂げ、ソ連のシリコンバレーとも呼ばれていた。


・経済

 ソ連邦解体と体制転換の混乱に加えて、アルメニア大地震,ナゴルノ・カラバフ紛争の影響等より独立当初から混乱を極めた。現在は安定した成長を続けている。


・軍事

 アルメニア共和国陸軍は、ソ連崩壊前からナゴルノ・カラバフの独立を抑え込むために組織されていたアルメニア内務省特殊連隊が前身となっている。

 兵員は約四万六千名で、二万名が志願兵、二万六千名は徴募兵だ。旧ソ連から引き継いだT-80、T-72などの戦車を110両保有しているが、いずれも旧式化は免れない。


・その他

 国旗の赤は国を守ったアルメニア人の血、青は国土と空、橙は小麦と民衆の勇気を表す。一説にはノアの子孫として神から授かった虹色の旗が由来とも言われている。

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