第9章 大海の宝玉編 登場人物紹介
長いので、気になるところだけ
かいつまんで読むもよし、
丸ごと読み飛ばしてもOKです。
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〇主人公組
薪苗直哉
本作の主人公。16才。誕生日は2月14日。身長169cm、体重63kg。趣味はアニメ鑑賞、スマホゲーム(主にRPG系)。現在は銀ランクの冒険者。聖美とは現在交際中で、同じ部屋で寝泊まりしている。料理も出来る。黒髪の所々に金髪が混じっている。紗希の存在を匂いで感じ取ることが出来るシスコン。紗希と聖美の二人と同じ家で暮らしている。性格的には基本的にヘタレだが、やるときはやる主義。人ごみに酔いやすい体質をしている。貧乳好きであるため、寛之とはこの事では意見が絶対に合わない。リラックスしてる時に思ってることが顔に出やすい。聖美を守るために強くなりたいと思っている。攻撃を直感的にかわすのが上手い。異世界に来たことで生活リズムが整い、健康な生活を送っている。ディアナの“天空槍”を受けたが、聖美の吸血鬼の力によって死を免れていた。扱う武器は滅神剣イシュトイア。ウィルフレッドたちの死を深く悲しんでおり、故郷で埋葬してあげたかったと思っている。ギンワン、ヒサメ、ビャクヤ、アカネ、ミズハの5人に王都まで付いてきてくれた感謝の言葉を伝えて別れた。聖美が料理の腕前を上げていることに喜びを覚えていた。また、紗希に無断でキスしたクラレンスを恨んでいる。父であるジェラルドから大海の宝玉と大地の宝玉の在り処が記されている地図を渡された。自宅の3階に空き部屋があったため、家を探していたシルビアとバーナードにその事を伝え、二人ともそこに住まうことになった。ギルドマスターを決める投票の際にバーナードの方へと票を入れ、ミレーヌをマスター補佐の役職に推薦した。エミリーに頼まれ、剣術の稽古をつけることになった。セーラからの提案で港町アムルノスへと向かうことを決めた。伯爵邸では聖美と一緒の部屋に宿泊した。自由行動では聖美とエミリー、オリビアとクレイアース湖の散策に向かった。その先でマヌエーレとアニエスの二人と再会したが、悲鳴が聞こえた際に伯爵邸に逃げるように説得した。紗希が運河に落ちたことを聞き、慌てて飛び込んで捜索したが、そのことでセーラから説教をくらった。その翌日、イシュトイアに土下座をして頼み込み、独断で海賊団ケイレスの元に向かった。が、後から追いかけてきた聖美に怒られ、彼女を泣かせてしまったことに心を痛めた。セルジとの戦いでは聖美と共闘しても、勝つことは出来なかった。一時撤退後、三頭目を同時に相手取るが、最初は歯が立たなかった。だが、傷を負ってからはグウィリム、セルジ、ロレンツォの3人を順番に撃破した。その後で、ロレンツォを人質に取ってリディヤを投降させた。戦いの後、三日ほど安静にした後で湖底神殿へと向かった。その際は武器だけを携帯し、湖へと突入した。レイクサーペント相手に苦戦したが、紗希にイシュトイアを手渡したことで状況の打破に成功した。聖美たちが逃げるまでに八眷属のベルナルドを相手に足止めをした。ベルナルドの戦いにおいて実力としては均衡していたが、ベルナルドに押し切られる形で敗北した。マルティンから寛之の現状を聞くことに成功した。ベルナルドとの戦いの後、オリビアと読書をして過ごしていた。聖美の水着姿を想像して咳き込んでいた。
付加術:物質や生物に指定した効果を
薪苗紗希
直哉の妹で15才。誕生日は3月14日。身長165cm、体重50kg。スリーサイズは77/62/89。趣味は剣術の稽古。現在は銀ランクの冒険者。剣術は幼いころから父である宗正から習っている。腰まで届く長い黒髪のお姫様カットの美少女。直哉とは違い計画性があり、真面目で責任感が強い。恋バナを聞くのが好きな一面もある。直哉とは仲が良く、よくからかったりしている。茉由とはお互いに“ちゃん”づけで呼び合うほど仲が良い。直哉と聖美と同じ家に住んでおり、2階の部屋に住んでいるが、現在は寛之のことで塞ぎ込む茉由に付きっきりであり、そのために茉由の屋敷へと一時的に引っ越した。直哉曰く、何か含んでそうな笑みを浮かべている時は下手なことを言うとからかわれる。また、直哉からはよく気が回ると言われている。直哉に迷惑をかけないために剣術を習い始めたという経緯がある。酒に耐性が無く、一口飲んだだけで酔っぱらってしまう。怒っている時は無言になる。理想のシチュエーションは突然再会して運命感じちゃったイケメンにキスされたい。毒の傷に効く薬をクラレンスによって、口移しで飲ませられ助かった。直哉のいない間、聖美の料理の練習に付き合い、幾度となく犠牲となった。ギルドマスターを決める投票の際にミレーヌの方へと票を入れた。伯爵邸ではイシュトイアと一緒の部屋に宿泊した。自由行動では茉由とイシュトイア、マリエルと共にヴェルダ海の海辺を歩いたり、景色を眺めたり、砂遊びをする。ヴェルダ海の海岸で遊んでいる時に悲鳴を聞き、その方角に向かった。その先でセルジとリディヤの二人と戦い、敗北して運河に落下した。しかし、実は海賊団ケイレスによって助けられ、フィリス相手に人質として使われた。だが、聖美とセーラの連携によって救出された。戦いの後、三日ほど安静にした後で湖底神殿へと向かった。その際は武器だけを携帯し、湖へと突入した。テンタクルスに捕まった茉由を助けた。イシュトイアを装備した状態でレイクタウンをあっさり解体した。後日、料理屋ディルナンセ二号店の開店祝いに行った。水聖剣ガレティアを新たに装備した。
敏捷強化魔法:自身の移動速度を上げる魔法。剣を扱う紗希にとっては相性抜群。
呉宮聖美
本作のヒロイン。17才。誕生日は12月24日。身長168cm、体重52kg。スリーサイズは80/63/90。現在は銀ランクの冒険者。冒険者になった理由は足を引っ張りたくないから。ラウラから弓の扱い方を習っている。黒髪の長髪を普段はポニーテールにしている。直哉と現在交際中であり、同じ部屋で寝泊まりしている。しかし、現在は茉由が塞ぎ込んでいることを誰よりも心配だからと、紗希の後を追って茉由の屋敷に移った。日光の当たらない場所でだけ吸血鬼の吸血能力と身体能力を使うことが出来、瞳が赤く光る。言い訳するときは慌てた様子で手をパタパタさせるクセがある。料理が極めて苦手。直哉と同様、ウィルフレッドたちの死を深く悲しんでおり、故郷で埋葬してあげたかったと思っている。直哉のいない間に紗希と一緒に料理の練習をしており、紗希がその間の犠牲者となっていた。ギルドマスターを決める投票の際にミレーヌの方へと票を入れた。伯爵邸では直哉と一緒の部屋に宿泊した。体が柔らかい。自由行動では直哉とエミリー、オリビアとクレイアース湖の散策に向かった。その先でマヌエーレとアニエスの二人と再会し、出会い頭にアニエスに抱き着かれた。直哉が独断で海賊団ケイレスの元に向かったことを泣きながら怒った。セルジとの戦いでは、直哉と共闘しても勝つことが出来なかった。三頭目との戦いに臨む直哉の事を信じていたが、直哉が重傷で戻って来たことに対して、怒りを覚えていた。海賊団ケイレスに人質にされていた紗希を精密な狙撃で助けた。無事に戻ってきた直哉を胸元に抱き寄せたが、その時にかけた言葉で自分自身が恥ずかしくなっていた。戦いの後、三日ほど安静にした後で湖底神殿へと向かった。その際は武器だけを携帯し、湖へと突入した。短剣での攻撃はレイクサーペントには繋がらなかった。エミリーを連れて料理屋ディルナンセ二号店の開店祝いに行った。みんなとの街の観光を楽しみにしている。
吸血魔法:指定した相手の血を吸い取ることが出来る魔法。対象は貧血による倦怠感に襲われたりする。
呉宮茉由
聖美の妹で16才。誕生日は4月1日。身長164cm、体重49kg。スリーサイズは82/68/88。現在は銀ランクの冒険者。寛之と交際中。黒髪の長髪を普段はハーフアップにしている。姉思いの性格。泊まっていた宿屋は魔王軍との戦いのせいで半壊状態になってしまったため、屋敷を買い取って引っ越した。寛之のことを寛之さんと呼ぶ。薪苗流剣術の秘剣を一つを使うことができる。紗希に対して憧れを抱いている。目の前で寛之がユメシュたちと共に姿を消したことで、塞ぎ込んでしまった。しかし、紗希や聖美が付き添っているうちに気持ちの整理がつき、寛之を見つけて連れ戻すと張り切っている。ギルドマスターを決める投票の際にミレーヌの方へと票を入れた。伯爵邸ではマリエルと一緒の部屋に宿泊した。自由行動では紗希とイシュトイア、マリエルと共にヴェルダ海の海辺を歩いたり、景色を眺めたり、砂遊びをする。ヴェルダ海の海岸で遊んでいる時に悲鳴を聞き、紗希の後を追ってその方角に向かった。紗希が船から運河へ落下するのを見て、助けようとするもロレンツォとの戦いに敗れて気絶させられた。戦いの後、三日ほど安静にした後で湖底神殿へと向かった。その際は武器だけを携帯し、湖へと突入した。テンタクルスの触手を回避できず、絡めとられてしまっていたが、紗希に助けられていた。レイクサーペント相手に攻撃が通じていなかった。後日、料理屋ディルナンセ二号店の開店祝いに行った。魔剣ユスティラトと魔鎧セベリルを新たに装備した。寛之が居ないことを気にしていないかに見えて、周りに気を遣わせないように振る舞っていただけだった。
氷属性の魔法剣:剣に冷気を纏わせる魔法。直接相手を斬りつけたり、氷の刃を飛ばしたりと遠近両用の使い方が出来る。
弥城洋介
直哉の友人で夏海の幼馴染の17才。誕生日は6月7日。身長182cm、体重73kgの大男。現在は銀ランクの冒険者。武器は薙刀。スポーツ刈りにした茶髪で体格もがっしりとしているモテ男で、直哉たちの中で一番のパワーを持つ。三国志が好きでヲタクへの理解がある。コミュニケーション能力が高い。冒険者ギルドの2階に住んでいたが、現在は茉由の屋敷に夏海と共に住んでいる。また、攻撃にはパワーはあるが、動きが鈍いためかわされやすい。好みの胸のサイズは「好きになった人のサイズが好き」。夏海とは幼稚園の頃からの付き合いであり、夏海とは夫婦のようなオーラを感じさせる。ギルドマスターを決める投票の際にミレーヌの方へと票を入れた。伯爵邸では夏海と一緒の部屋に宿泊した。自由行動では夏海と港町アムルノスの散策をしていたが、その際に海賊団ケイレスの襲来に出くわした。グウィリムと交戦するが、夏海の負傷に気を取られた一瞬の隙を突かれて倒された。この時の戦いで肋骨を折るという重傷であった。戦いの後、三日ほど安静にした後で湖底神殿へと向かった。その際は武器だけを携帯し、湖へと突入した。神殿の奥に閉じ込められた際に、鉄格子をぶん殴ったりサーベルで斬りつけたが、破壊できなかった。レイクサーペント相手に攻撃が通じていなかった。撤退しようとするベルナルドに攻撃を仕掛けるが、取り逃がしてしまった。後日、料理屋ディルナンセ二号店の開店祝いに行った。魔槌アシュタランと魔鎧セクメラギを新たに装備した。
雷の精霊魔法:精霊の力を借りて、体や武器のどこか1か所に雷を纏わせてを叩き込むか、狙いを定めて一気に雷による砲撃をぶっ放すかの2通りの使い方が出来る。精密な動きが出来ないが、火力は最高クラス。
武淵夏海
直哉たちの先輩で、洋介の幼馴染の18才。誕生日は9月23日。身長172cm、体重55kg。スリーサイズは89/64/92。現在は銀ランクの冒険者である。普段は茶髪のショートヘアの髪をクラウンブレイドにしている。モデル体型で出るところは出ている。誰に対しても優しく、偏見を持たない。暗い所や幽霊が大の苦手。日本刀ヲタク。洋介と親しげに話す精霊に嫉妬したりする。意外とうぶな面がある。冒険者ギルドの2階に住んでいたが、現在は洋介と共に茉由の屋敷に住んでいる。洋介とは幼稚園の頃からの付き合いであり、洋介とは夫婦のようなオーラを感じさせる。伸縮式の槍をロベルトに依頼して製作してもらった。ジョシュアに槍の稽古をつけてもらっている。ギルドマスターを決める投票の際にミレーヌの方へと票を入れた。伯爵邸では洋介と一緒の部屋に宿泊した。自由行動では洋介と港町アムルノスの散策をしていたが、その際に海賊団ケイレスの襲来に出くわした。重力魔法で船を押さえて進めないようにしたが、セルジによって手傷を負わされた。瓦礫に埋もれた洋介を助けようとしたが、グウィリムの一撃で戦闘不能になった。この時の戦いで肩に射抜かれた形跡や、背中からの出血が激しかった。それ以外にも、瓦礫が肩などに突き立っていた。戦いの後、三日ほど安静にした後で湖底神殿へと向かった。その際は武器だけを携帯し、湖へと突入した。その時に湖底神殿まで重力魔法で全員を素早く移動させた。レイクサーペント相手に攻撃が通じていなかった。ベルナルドが登場した後、直哉からの頼みで重力魔法で全員を逃がした。後日、料理屋ディルナンセ二号店の開店祝いに行った。魔鎧セベリルを新たに装備し、魔棍セドウスを寛之と再会するまで預かることにした。
重力魔法:対象を重くしたり軽くしたりと重力を操る魔法。重力を横方向にかけたりすれば素早くその方向に動く事が出来る。
〇冒険者ギルド
バーナード
爆裂魔法:物体を爆破し、ダメージを与える魔法。威力は魔力を調整することで変えられる。
ミレーヌ
ウィルフレッドの娘。22才。身長169cm、体重52kg。スリーサイズは87/64/91。父親と同じ銀色の髪をしている。礼儀正しく、気が利くしっかり者のお姉さんである。そんな性格だからこそ父・ウィルフレッドの職務怠慢を注意したりしている。怒ると怖かったりする。冒険者ランクは
真偽判定魔法:言っていることが嘘か本当かを見分けることが出来る魔法。
ラウラ
ミロシュの姉で、シャロンの姪。24才。身長175cm、体重57kg。スリーサイズは88/66/94。普段は空色の長い髪をポニーテールにしている。面倒見が良いが、人の話を最後まで聞かない一面もあったりする。冒険者ランクはミレーヌと同じ
治癒魔法:対象の傷を元の状態に治す魔法。
ディーン
語尾に『ッス』がつく
聖属性の魔法剣:剣に白い光を纏わせる魔法。直接相手を斬ったり、光の刃を飛ばすことも出来る。
エレナ
砂魔法:砂の壁を作ったり、砂嵐を放ったりと射程範囲が広いものが多い。
ロベルト
白髪頭の小柄な老人で、64才。身長150cm、体重59kg。普段、ギルドでは
シャロン
灰色の髪をした女性。41才。身長170cm、体重53kg。スリーサイズ85/64/91。温厚な常識人。ギルドでは魔道具を専門に作っている。
付与魔法:物質や生物に指定した効果を
レオ
銀色の毛並みをした猫♂。光るものが大好き。現在はウィルフレッドの飼い猫としてギルドの奥の部屋で飼われている。爪をミスリルのように硬くさせる魔法のようなものが使える。
シルビア
風属性の魔法剣:剣に風を纏わせる魔法。目に見えずらい風の刃を放つことが出来、回避が難しい。
デレク
酸魔法:触れたものを溶かす魔法。広範囲に大波状に放ったり、武器の周囲に纏わせることも出来る。殺傷能力が高すぎる魔法。
マリー
召喚魔法・氷装:氷の装備を召喚する魔法。装備なので武器だけじゃなく防具も含まれる。
ピーター
炎の精霊魔法:精霊の力を借りて、体や武器のどこか1か所に炎を纏わせて一撃を叩き込むか、狙いを定めて一気に炎による砲撃をぶっ放すかの2通りの使い方が出来る。精密な動きが出来ないが、火力は最高クラス。
〇ローカラトの人々
ジョシュア
町の西の通りにある運送ギルドのマスター。39才。身長は195cmの大男。体重は83kg。
魔法反射魔法:その名の通り、魔法を反射させる魔法。
マリエル
運送ギルドの職員で、入って3年目の新人。19才。身長162cm、体重47㎏。スリーサイズは79/61/87。ライムグリーンの髪をおさげにしている。人見知りな性格。胸が寂しいことを気にしている。馬車の運転はTHE安全運転を心がけている。空気が読めるイイ子である。王都ではセーラに命を救われたため、彼女に返しきれない恩を感じている。伯爵邸では茉由と一緒の部屋に宿泊した。自由行動では紗希と茉由、イシュトイアと共にヴェルダ海の海辺を歩いたり、景色を眺めたり、砂遊びをする。ヴェルダ海の海岸で遊んでいる時に悲鳴を聞き、紗希から逃げるように言われたが、イシュトイアと共にその方角に向かった。
セーラ・リラード
冒険者ギルドの東の方にある何でも屋の店主。26才。身長170cm、体重58kg。スリーサイズは89/67/91。明るい雰囲気な女性で、スプリンググリーンの髪にターコイズブルーの瞳をしている。リラード伯爵家の娘。所作が綺麗で、元王国騎士団に所属していた。8年前、クレマンという婚約者が暗殺者によって殺されたことにより、騎士団を辞めた。現在は娘のエミリーとオリビアの2人と共に暮らしている。ウィルフレッドの見立てでは戦闘力は
糸魔法:魔法陣から糸を繰り出し、対象を拘束したりできる。
エミリー
セーラの娘で、年齢は8才。オリビアの双子の姉に当たる。身長は121cmで、体重は32㎏。スプリンググリーンの髪を後頭部でまとめた活発そうな印象を受ける。マゼンタ色の瞳をしている。母親のセーラによく懐いている。自作の歌に『豆スープの歌』がある。母であるセーラに憧れて、直哉に剣術の稽古をしてもらうことになった。セーラが町の人たちのために色々働いてるところに憧れている。自由行動では聖美と直哉、オリビアとクレイアース湖の散策に向かった。その際に町の方から悲鳴が聞こえ、伯爵邸へと戻り、無事にセーラと合流することができた。聖美たちに連れられて料理屋ディルナンセ二号店の開店祝いに行った。
オリビア
セーラの娘で、年齢は8才。エミリーの双子の妹に当たる。身長は121cmで、体重は32㎏。スプリンググリーンの髪をハーフツインテールにしており、瞳の色は母のセーラと同じターコイズブルー。本が好きで、人見知りしやすいタイプ。母親のセーラによく懐いている。活字だらけの難しそうな本を読む。人の事をよく観察している。将来的には静かな場所で本を読んで暮らしたいと思っている。読書中には邪魔するなオーラを発している。自由行動では聖美とエミリー、直哉とクレイアース湖の散策に向かった。その際に町の方から悲鳴が聞こえ、伯爵邸へと戻り、無事にセーラと合流することができた。直哉と読書した時、難しい学術書を読んでいた。
宿屋の爺さん
バーナードやシルビアたちが宿泊していた宿屋のオーナー。空き部屋が出たことや加齢などを理由に宿屋を畳むことを決断した。宿屋を閉めた後は建物も売り払って息子を頼って商業都市ハーデブクへと移る予定。
シルヴァン・ローカラト
ローカラト辺境伯。ユーリの父親、スカートリア王国国王クリストフの実の弟。シルヴァンは兄ほど頭は良くないが、武術の腕はクリストフの上である。17年前の魔王軍との戦いでは最初に魔王軍を迎え撃った。堅苦しい挨拶が嫌い。
〇港町アムルノスの人々
マヌエーレ
料理屋ディルナンセの店長を務めている男。48才。身長は175cm、体重は67㎏。ちょび髭を生やし、バーテンダーの服装をしている。セピア色の髪をオールバックにしており、温和な雰囲気を纏っている。直哉のことをナイスガイと呼ぶ。料理屋ディルナンセの二号店を開くために港町アムルノスに来ていた。直哉に対して、キス顔で迫ったりした。オープン前日から直哉たちに料理を振る舞った。悲鳴が聞こえた際に直哉から伯爵邸へ逃げるように説得され、実際に伯爵邸へと向かった。その時にセーラから別館の部屋を割り当てられた。
アニエス
料理屋ディルナンセの店員の女性。18才。身長は153cm、体重は41㎏。スリーサイズは77/58/82。ライムイエローの髪をギブソンタックにしている。白のブラウスと黒のロングスカート、その上から白のサロンエプロンを着用している。出会い頭に聖美に抱き着き、太ももを指先で撫でまわしていた。悲鳴が聞こえた際にマヌエーレと共に伯爵邸へと逃げ込んだ。その時にセーラから別館の部屋を割り当てられた。
〇テクシスの人々
ギンワン
武装集団のリーダーであり、
土属性の障壁魔法:岩の壁を即座に構築することができる魔法。
ヒサメ
テクシスの町の
氷属性の魔法槍:槍に冷気を纏わせることで攻撃の威力を上げることができる魔法。
ビャクヤ
テクシスの町の
召喚魔法・光装:光の装備を召喚することができる魔法で、汎用性が高いという長所がある。
ミズハ
テクシスの町の
霧魔法:霧を広範囲に展開することが出来る魔法。
アカネ
テクシスの町の
召喚魔法・炎獣:炎の獣を召喚することが出来る魔法。
〇スカートリア王国
フィリス・オルガド
28才の王国軍総司令。身長は175cm、体重は57㎏。スリーサイズは78/67/89。人を刺すような鋭い声を持つ麗人。ウェービーロングにしたウィスタリア色の髪と切れ長のマゼンタ色の瞳が特徴。8年前に暗殺者ギルドを調査し、暗殺者によって殺害されたクレマン・オルガドの妹。セーラは兄の婚約者にあたり、エミリーとオリビアの二人は姪にあたる。純粋な剣の勝負ではクラレンスと互角。母親が平民の出であることから、王国軍総司令を務めている。海賊団ケイレスを討伐するために、機動力を重視した編成の兵を自ら率いてやって来た。先代の王国軍総司令を務めていたブルーノの元で副官をしており、彼の死後に自分が王国軍総司令となった。海賊団ケイレスへ攻撃を仕掛けた。戦闘中断後、直哉の作戦を受け入れた。海賊団ケイレスの3隻目の船を犠牲者を出しながら制圧した。その際にリディヤと互角以上の戦闘を繰り広げた。湖底神殿で回収した
召喚魔法・魔鉄装:
ブルーノ
フィリスの先代のスカートリア王国軍総司令。フィリスの兄であるクレマンが暗殺者ギルドと戦って死亡した翌月にケイレスとの戦いで海に落ち、死亡した。ジェラルド失踪後に王国軍総司令の地位を受け継いだ男であり、およそ12年の間、職務を全うした。
〇海賊団ケイレス
リディヤ
海賊団ケイレスの首領。髪はバーミリオン色のカーリーヘア。扱う武器は水聖剣ガレティア。動作は粗暴であり、女性とは思えないものがある。性格としては自由気ままである。港町アムルノスを見た時、獰猛な笑みを浮かべたりしていた。基本的に面倒なことはセルジに丸投げしている。王国の中隊一つを壊滅させるほどの実力者。セルジとクレイアース湖の湖底神殿の話をしている時に、紗希が現れたが、セルジに代わって、紗希を撃破した。船まで攻め込んできたフィリスに紗希を人質に取るも失敗し、戦闘になるが互角の戦いを繰り広げた。だが、ロレンツォを人質に取った直哉によって王国軍に投降した。武器だけを装備して湖底神殿に侵入し、大海の宝玉を手に入れようとしたが、目の前でセルジとグウィリム、ロレンツォの3人を殺したベルナルドによって、心臓をサーベルで貫かれて死亡した。
セルジ
海賊団ケイレスの頭目。腰に届くほどの長さのココアブラウンの髪をもつ男。扱う武器は魔剣ユスティラト。防具は魔鎧セベリル。リディヤの命令に忠実。リディヤのことを様づけで呼ぶ。常にリディヤの側についており、視野が広い。重力魔法で船の前進を阻んだ夏海の居場所を特定し、夏海に深手を負わせた。その際のクロスボウによる狙撃技術は神業とも呼べるモノであった。王国の中隊一つを壊滅させるほどの実力者。リディヤとクレイアース湖の湖底神殿の事で打ち合わせをしている際に現れた紗希と交戦し、互角以上に渡り合ったが、勝つことは出来なかった。その際の紗希の立ち回りに恐怖を覚えていた。フィリス率いる王国軍から攻撃を受けたことで、やむなく戦闘に入った。戦いでの立ち回りが上手く、直哉と聖美を圧倒した。ただ、付加術を始めとする魔術や魔法についての知識はない。一時撤退後、グウィリムとロレンツォの二人と共に直哉を苦戦させたが、グウィリムが倒されたことに焦り、敗北した。武器だけを装備して湖底神殿に侵入し、大海の宝玉を手に入れようとしたが、ベルナルドに斬りかかるが、頭頂部から股下までを縦に切り裂かれたことで死亡した。
グウィリム
海賊団ケイレスの頭目。スキンヘッドの大男。扱う武器は魔槌アシュタラン。防具は魔鎧セベリル。声が鼓膜を破るほどに大きい。リディヤのことを姉御と呼ぶ。ロレンツォと共に港町アムルノスに上陸し、運河に架かる橋を落とした。橋を落とした直後に洋介と戦闘になるが、無事に撃破した。戦った洋介の力に関して、賞賛の言葉を送っていた。王国の中隊一つを壊滅させるほどの実力者。敵は男女の性別を問わず殺すため、ロレンツォが女性に対して甘いことを快く思っていない。話をしている際にフィリス率いる王国軍から攻撃を受けたことで、謀られたと勘違いし戦闘へと舵を切った。一時撤退後、セルジとロレンツォの二人と共に直哉を苦戦させたが、弱った直哉に油断した隙を突かれて敗北した。武器だけを装備して湖底神殿に侵入し、大海の宝玉を手に入れようとしたが、リディヤを庇ったことでベルナルドに胴切りされて死亡した。
ロレンツォ
海賊団ケイレスの頭目。刈り上げたミッドナイトブルーの髪を持つ男。扱う武器は魔棍セドウス。防具は魔鎧セベリル。リディヤのことを呼び捨てにしている。グウィリムと共に港町アムルノスに上陸し、グウィリムが真っ直ぐに橋を壊せるように支援した。王国の中隊一つを壊滅させるほどの実力者。運河沿いで茉由と交戦し、茉由を手数で圧倒して倒したが、命を取ることまではしなかった。突如襲来したフィリス率いる王国軍と交戦し、自身もフィリスと互角以上の戦闘を行なった。一時撤退後、セルジとグウィリム二人と共に直哉を苦戦させたが、一番最後に撃破された。直哉に人質に取られ、それによってリディヤが王国軍に投降する結果となった。武器だけを装備して湖底神殿に侵入し、大海の宝玉を手に入れようとしたが、ベルナルドを攻撃しようとして、その前に首を切断されて死亡した。
〇魔王軍
ユメシュ
暗殺者ギルドのマスターであり、魔王軍総司令でもある。聖美をさらった張本人。魔力が視覚化できるほどに多い。魔王ヒュベルトゥスからの命令で暗殺者ギルドを設立し、王都で暗殺者たちを使って貴族の関係性や王国の情報を得ていた。正体は八英雄の一人であるセルゲイ。家族が何者かによって殺されたのちに王都から姿を消し、べレイア平原でユメシュから闇の魔術と魔法の力を受け継ぎ、魔王軍へと加入した。また、儀式の際に身長も以前より20cmほど高くなっている。髪の色は紫だったものが黒に変わっていたが、毛先だけは紫のまま。儀式後はユメシュから名を受け継いでその名を名乗っている。魔法の展開速度が速い。挑発に乗りやすい。残る大地の宝玉をゲオルグに一任し、ヴィシュヴェ帝国の攻略作戦をベルナルドに伝えた。魔王城の地下で
クロヴィス
ユメシュ配下の七魔将の一人。スチールグレイの髪に、白銀の鎧を纏った男。得物は
時魔術・加速:あらゆる動作が加速する。魔法ではないため、魔法破壊魔法は作用しない。この魔術は悪魔の力を解放している時しか使用することができない。
守能寛之
直哉の中学の頃からの友人でアニメやゲーム(アクションRPG系、音ゲー)が大好きな17才。誕生日は5月4日。身長161cm、体重57kg。七三分けの黒髪。現在、魔鉄ランクの冒険者で、茉由と交際中。元々肥満体だったが、ミレーヌとの格闘術の訓練の間に容姿が激変し平均的な体系になった。辛抱強く、聞き上手な一面がある。人ごみに酔いやすい体質。胸は大きい方が好みで、このことで直哉とは意見が食い違う。現在は買い取った屋敷に住んでいる。茉由の一番好きなところは、何にでも真っ直ぐなところ。マルティンからのユメシュを守るという頼みを引き受け、実際に守った。マルティンに協力した理由は、力が欲しかったから。現在は直哉たちの元を離れ、ユメシュの直属の配下として魔王軍に在籍。ルフストフ教国攻略軍の副将を務めた。
障壁魔法:半透明の壁を出現させる魔法。主に自分や仲間を守る際に使うが、使い方次第では踏み台にしたり、カケラを相手に飛ばして攻撃したりできる。
バートラム
ユメシュ配下の七魔将の一人で、ライラック色の髪を持つ男。使う得物は
闇の精霊魔法:精霊の力を借りて、体や武器のどこか1か所に闇の魔力を纏わせて一撃を叩き込むか、狙いを定めて一気にドス黒い砲撃をぶっ放すかの2通りの使い方が出来る。精密な動きが出来ないが、火力は最高クラス。
イライアス
ユメシュ配下の七魔将の一人。ロイヤルパープルの髪をオールバックにしている中年男。右手に大斧、左手に大剣を装備している。ルフストフ教国攻略軍の副将を務めた。
闇属性の身体強化魔法:闇属性の魔力で筋力、肉体の耐久性、敏捷性を底上げする魔法。
ルイザ
ユメシュ配下の七魔将の一人。パンジー色の髪を一つ結びにしている何とも生真面目そうな雰囲気を感じさせる。誰に対しても敬語口調である。武器は
召喚魔法・影装:影の装備を召喚することができる魔法で、汎用性が高いという長所がある。
カミラ
ユメシュ配下の七魔将の一人。チリアンパープルの色の髪をショートヘアにした女性で、セーラより数センチだけ背が高いモデル体型。左右の手にそれぞれ槍を一本ずつ提げている。ルフストフ教国攻略軍の副将を務めた。
闇属性の魔法槍:槍に闇の魔力を纏わせることで攻撃の威力を上げることができる魔法。
ラルフ
ユメシュ配下の七魔将の一人。天然パーマがかったオーキッド色の髪をした大男。拳を使った格闘術を用いる。ルフストフ教国攻略軍の副将を務めた。
闇の魔法拳:拳に黒い魔力を纏わせるだけのシンプルなモノだが、格闘術を心得ている者にとってはありがたい魔法である。
ダフネ
ユメシュ配下の七魔将の一人。ラベンダー色のストレートロングヘアーをした女性。使用する武器は
影属性の魔法剣:剣に影を纏わせる魔法。直接相手を斬りつけたり、影の刃を飛ばしたりと遠近両用の使い方が出来る。
レティーシャ
マルティン
レティーシャの弟。寛之にユメシュを守るようにと依頼をした。ユメシュの危機の際には竜の力を解除した直哉を背後から短剣で刺した。湖畔で戦うベルナルドと直哉の前に現れ、大海の宝玉の回収と寛之の状況を直哉に伝えて魔王城へ帰還した。また、ヴィシュヴェ帝国軍と戦うディアナへ二週間持ち応えるように伝えに向かった。
ゲオルグ
真紅の髪をしており、毛先だけが朱色になっているタンクトップ姿の男。身長は2メートル近い。ユメシュに対して反抗的な態度を取る。軍を率いてセベマの街を火球で消し去った。ヴィゴールに深手を負わせたジェラルドに対して警戒するどころか、好戦的な意欲を示していた。レティーシャに変わって、魔族領の防衛を任された。ヴィゴールが復帰してからは仕事を分担している。大地の宝玉奪取にヴィゴールに代わって向かうことになった。
ザウルベック
氷のエレメントを司る眷属で、ベルナルドに変わって魔王から派遣されてきた白髪頭をした初老の男。立派な髭を蓄えている。使用する武器は大鎌。ユメシュから兵を率いて竜の国の手前に広がるザルモトル雪原に陣地を構築し、人間と竜の国の行き来を断つという指令を受けた。ザルモトル雪原にある村を氷漬けにし、そこでクラレンスと交戦したが、戦いの最中に現れたジェラルドに深手を負わされ、魔王城へと撤退した。
ヴィゴール
唐茶色の髪をした鎧に身を包んでいる。武器は大斧。部下思いな性格。見かけによらず、頭も冴える。一般人は気を失い、兵士たちも嘔吐するものや気絶したりするほどのプレッシャーを放つ。ローカラトでの戦いでジェラルドから受けた傷は完治している。復活をウラジミールとカトリオナの二人は歓喜していた。傷が完治していないことから、大地の宝玉の奪取をゲオルグに譲り、引き続き魔族領の防衛を担った。
ベルナルド
2メートル近い身長に藍色の髪をしたスーツ姿の腰からサーベルを下げている男。物言いが丁寧。港町アムルノスを攻撃するも、王国騎士団の抵抗を受けて撤退した。南の大陸で、ルフストフ教国に対して兵糧攻めを行なっていたが、大海の宝玉奪取のためにクレイアース湖へやって来た。そのために訪れた湖底神殿でリディヤ、セルジ、グウィリム、ロレンツォの4人を瞬殺した。その後、竜の力を解放した直哉を圧倒した。また、水中でも口を開けて話をすることができる。直哉の始末は叶わなかったが、十二分に八眷属の力を見せつけた。常に余裕な態度を崩さず、礼儀正しい。ヴィシュヴェ帝国で戦うディアナの援軍に向かうことをしぶっていたが、最終的には引き受けた。その際にはサハギン1万を率いていった。
カーティス
雷の八眷属。南の大陸で、ルフストフ教国に対して兵糧攻めを行なっている。
〇その他
ジェラルド/薪苗宗正
他の7人の英雄が総がかりで戦ってもかすり傷の一つも付けられなかったほどの圧倒的な強さを誇る。20年前の王国軍総司令で、魔王グラノリエルスを討伐した張本人。平民上がりの英雄として、最も人気がある英雄。取られた異名は“魔法の破壊者”。17年前に消息を絶っていたが、正体は直哉と紗希の父、薪苗宗正。背には漆黒の鞘に収められた2m近くの長さはあるだろう大太刀を斜めに背負っている。漆黒のマントにはスカートリア王国の紋章が金色の刺繍で刻まれている。王都で直哉に大海の宝玉と大地の宝玉の在り処が記されている地図を渡した。
魔法破壊魔法:魔法を破壊する魔法。ただし、射程範囲は自分から半径1m以内しかない。
イシュトイア
オリハルコンで造られた剣であり、世界最高の剣。刀身は黒。90年前にゲイムの地下迷宮に祀られたが、ゲイムの孫によって、大空洞の崖下に建っていた祠の祭壇に再封印された。現在は直哉と行動を共にしている。また、人間の姿にもなることができ、その時の姿は真っ白なセミロングの髪に黒いローブを纏った少女。
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