第7章 滅神剣争奪編 登場人物紹介

長いので、気になるところだけ

かいつまんで読むもよし、

丸ごと読み飛ばしてもOKです。


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〇主人公組

薪苗直哉

本作の主人公。16才。誕生日は2月14日。身長169cm、体重63kg。趣味はアニメ鑑賞、スマホゲーム(主にRPG系)。現在は鋼ランクの冒険者。聖美とは現在交際中で、同じ部屋で寝泊まりしている。料理も出来る。黒髪の所々に金髪が混じっている。紗希の存在を匂いで感じ取ることが出来るシスコン。紗希と聖美の二人と同じ家で暮らしている。性格的には基本的にヘタレだが、やるときはやる主義。人ごみに酔いやすい体質をしている。貧乳好きであるため、寛之とはこの事では意見が絶対に合わない。リラックスしてる時に思ってることが顔に出やすい。聖美を守るために強くなりたいと思っている。攻撃を直感的にかわすのが上手い。ディアナの“天空槍”を受けたが、聖美の吸血鬼の力によって死を免れていた。扱う武器は滅神剣イシュトイア。ローカラトの町に行くまでにギンワンやミズハ、ムラクモ、アカネ、ビャクヤ、ヒサメと稽古を行なった。ローカラトの町に戻るも、聖美たちとは入れ違いになった。聖美の危機を救い、竜の力でクロヴィスを圧倒した。だが、悪魔の力を解放した状態のクロヴィス相手に苦戦したものの、やっとのことで退けることに成功した。クロヴィスとの戦いから間もなく、アンデッドとの戦いになるも、歯が立たずに追い詰められたところを来訪者組5人に助けられた。寛之に助けられながら、アンデッドの群れを抜けた。王都帰還後、直哉からリボンと二本の矢を遅めの誕生日プレゼントとして渡した。リボンをつけた聖美を見て、鼻血を出した。聖美と星空を眺めながら、夢のことなどを話した。

付加術:物質や生物に指定した効果を付加エンチャントする魔術。基本的には他人のサポートが向いている。付与魔法に比べて威力が弱い分、付加エンチャントする時間は短いため、戦闘中でも使用可能。


薪苗紗希

直哉の妹で15才。誕生日は3月14日。身長165cm、体重50kg。スリーサイズは77/62/89。趣味は剣術の稽古。現在は魔鉄ランクの冒険者。剣術は幼いころから父である宗正から習っている。腰まで届く長い黒髪のお姫様カットの美少女。直哉とは違い計画性があり、真面目で責任感が強い。恋バナを聞くのが好きな一面もある。直哉とは仲が良く、よくからかったりしている。茉由とはお互いに“ちゃん”づけで呼び合うほど仲が良い。直哉と聖美と同じ家に住んでおり、2階の部屋に住んでいる。直哉曰く、何か含んでそうな笑みを浮かべている時は下手なことを言うとからかわれる。また、直哉からはよく気が回ると言われている。直哉に迷惑をかけないために剣術を習い始めたという経緯がある。直哉不在をラウラとミレーヌに追及された時は焦って大ぶりなジェスチャーをした。直哉の死をウィルフレッドに打ち明けた。聖美と今度こそ守りたいモノが守れるように強くなろうと誓い合った。ウィルフレッドからのゲイムの地下迷宮に行くという話に聖美と共に真っ先に同意した。ゲイムの地下迷宮に行く際に1台目の馬車に乗車した。シルヴェスターの相手をバーナードに申し出、茉由と共に戦った。薪苗流剣術第二秘剣を用いて、シルヴェスターに大ダメージを与えたが、結局勝敗は付かなかった。ジスランと直哉の間に割って入り、直哉のアシストの中でアンデッドを単独で殲滅した。直哉に対して、アンデッドを単独で殲滅した。傷だらけの直哉に対して、ため込んでいた感情をすべて吐露した。セーラから勧められたブランデーを飲み、一口目で酔っ払った。

敏捷強化魔法:自身の移動速度を上げる魔法。剣を扱う紗希にとっては相性抜群。


呉宮聖美

本作のヒロイン。17才。誕生日は12月24日。身長168cm、体重52kg。スリーサイズは80/63/90。現在は鉄ランクの冒険者。冒険者になった理由は足を引っ張りたくないから。ラウラから弓の扱い方を習っている。黒髪の長髪を普段はポニーテールにしている。直哉と現在交際中であり、同じ部屋で寝泊まりしている。日光の当たらない場所でだけ吸血鬼の吸血能力と身体能力を使うことが出来、瞳が赤く光る。言い訳するときは慌てた様子で手をパタパタさせるクセがある。料理が極めて苦手。武術大会決勝直前に直哉にファーストキスをした。直哉曰く、肩もみは痛い。ローカラトの町へ帰還した時は暗い雰囲気を纏っていた。直哉不在をラウラとミレーヌの二人に言及されるも、無事にごまかせたと思っていた。直哉の死をウィルフレッドに打ち明けた。紗希と今度こそ守りたいモノが守れるように強くなろうと誓い合った。ウィルフレッドからのゲイムの地下迷宮に行くという話に紗希と共に真っ先に同意した。ゲイムの地下迷宮に行く際に1台目の馬車に乗車した。大事な人を失いたくないと考えている夏海と自分自身を重ね合わせていた。第二王国騎士団相手に先手を取るため、吸血魔法を使用した。バーナードたちが第二王国騎士団と戦っている間にディーンとエレナの二人を連れて奥へと進んだ。ヌルヌルした液体で満たされた泉に落ちたことで、ヌルヌルの液体まみれになったりした。迷宮の最奥でクロヴィスと遭遇し、悪魔の力を解放して戦うが、敵わなかった。一方的に攻撃され、危ないところを直哉に救われた。王都帰還後、直哉からリボンと二本の矢を遅めの誕生日プレゼントとして受け取った。直哉と星空を眺めながら、夢のことなどを話した。

吸血魔法:指定した相手の血を吸い取ることが出来る魔法。対象は貧血による倦怠感に襲われたりする。


呉宮茉由

聖美の妹で16才。誕生日は4月1日。身長164cm、体重49kg。スリーサイズは82/68/88。現在は魔鉄ランクの冒険者。寛之と交際中。黒髪の長髪を普段はハーフアップにしている。姉思いの性格。泊まっていた宿屋は魔王軍との戦いのせいで半壊状態になってしまったため、屋敷を買い取って引っ越した。寛之のことを寛之さんと呼ぶ。薪苗流剣術の秘剣を一つを使うことができる。ローカラトの町へ帰還した際に、暗い雰囲気の聖美を励ますが効果はなかった。直哉不在をラウラとミレーヌの二人に言及されるも、無事にごまかせたと思っていた。直哉の死をウィルフレッドに打ち明けた。ゲイムの地下迷宮に行く際に1台目の馬車に乗車した。第四王国騎士団と交戦すべく、迷宮の途中でバーナードたちと別れた。紗希と共闘して、シルヴェスターと戦った。途中、紗希との戦いに付いていけずに脱落したが、セーラたちを紗希に進ませた後で、再び共闘した。戦いの中で、紗希への憧れの感情を自覚した。直哉を助けるべく、アンデッドの群れと交戦した。

氷属性の魔法剣:剣に冷気を纏わせる魔法。直接相手を斬りつけたり、氷の刃を飛ばしたりと遠近両用の使い方が出来る。


守能寛之

直哉の中学の頃からの友人でアニメやゲーム(アクションRPG系、音ゲー)が大好きな17才。誕生日は5月4日。身長161cm、体重57kg。七三分けの黒髪。現在、魔鉄ランクの冒険者で、茉由と交際中。元々肥満体だったが、ミレーヌとの格闘術の訓練の間に容姿が激変し平均的な体系になった。辛抱強く、聞き上手な一面がある。人ごみに酔いやすい体質。胸は大きい方が好み。このことで直哉とは意見が食い違う。泊まっていた宿屋は魔王軍との戦いのせいで半壊状態になってしまったため、屋敷を買い取って引っ越した。茉由の一番好きなところは、何にでも真っ直ぐなところ。直哉不在をラウラとミレーヌの二人に言及されるも、無事にごまかせたと思っていた。直哉の死をウィルフレッドに打ち明けた。ゲイムの地下迷宮に行く際に1台目の馬車に乗車した。迷宮に突入する前に、他の騎士団が迷宮内にいる可能性を離した。迷宮の入口に障壁魔法を展開して、入り口を塞いだ。また、ランベルトから放たれた攻撃を防ぎ切ったが、無茶をしたことをシャロンにたしなめられた。直哉の危機を障壁魔法で救い、アンデッドに囲まれた直哉を助けながら撤退した。唯一、イシュトイアに触れることが出来なかった。

障壁魔法:半透明の壁を出現させる魔法。主に自分や仲間を守る際に使うが、使い方次第では踏み台にしたり、カケラを相手に飛ばして攻撃したりできる。


弥城洋介

直哉の友人で夏海の幼馴染の17才。誕生日は6月7日。身長182cm、体重73kgの大男。現在は魔鉄ランクの冒険者。武器は薙刀。スポーツ刈りにした茶髪で体格もがっしりとしているモテ男で、直哉たちの中で一番のパワーを持つ。三国志が好きでヲタクへの理解がある。コミュニケーション能力が高い。現在は冒険者ギルドの2階に住んでいる。また、攻撃にはパワーはあるが、動きが鈍いためかわされやすい。好みの胸のサイズは「好きになった人のサイズが好き」。夏海とは幼稚園の頃からの付き合いであり、夏海とは夫婦のようなオーラを感じさせる。直哉不在をラウラとミレーヌの二人に言及されるも、無事にごまかせたと思っていた。直哉の死をウィルフレッドに打ち明けた。ゲイムの地下迷宮に行く際に1台目の馬車に乗車した。迷宮の入口で、夏海と共にランベルトと交戦し、息の合った連携で辛うじて勝利を収めた。ランベルトに夏海との仲を茶化された。直哉を助けるべく雷の精霊魔法を使い、アンデッドの群れと交戦した。

雷の精霊魔法:精霊の力を借りて、体や武器のどこか1か所に雷を纏わせてを叩き込むか、狙いを定めて一気に雷による砲撃をぶっ放すかの2通りの使い方が出来る。精密な動きが出来ないが、火力は最高クラス。


武淵夏海

直哉たちの先輩で、洋介の幼馴染の18才。誕生日は9月23日。身長172cm、体重55kg。スリーサイズは89/64/92。現在は魔鉄ランクの冒険者である。普段は茶髪のショートヘアの髪をクラウンブレイドにしている。モデル体型で出るところは出ている。誰に対しても優しく、偏見を持たない。暗い所や幽霊が大の苦手。日本刀ヲタク。洋介と親しげに話す精霊に嫉妬したりする。意外とうぶな面がある。現在は冒険者ギルドの2階に住んでいる。洋介とは幼稚園の頃からの付き合いであり、洋介とは夫婦のようなオーラを感じさせる。伸縮式の槍をロベルトに依頼して製作してもらった。ジョシュアに槍の稽古をつけてもらっている。直哉不在をラウラとミレーヌの二人に言及されるも、無事にごまかせたと思っていた。直哉の死をウィルフレッドに打ち明けた。ゲイムの地下迷宮に行く際に1台目の馬車に乗車した。大事な人たちを失うことを恐れていたが、聖美との話で出来ることがあると心の整理をつけた。迷宮の入口で、洋介と共にランベルトと交戦し、息の合った連携で辛うじて勝利を収めた。ランベルトに洋介との仲を茶化された。直哉を助けるべく、アンデッドの群れと交戦した。

重力魔法:対象を重くしたり軽くしたりと重力を操る魔法。重力を横方向にかけたりすれば素早くその方向に動く事が出来る。


〇冒険者ギルド

ウィルフレッド

ローカラトの町の冒険者ギルドのマスターをしている銀髪の男性。42才。身長179cm、体重70kg。怠け癖があり、ギルドマスターとしての職務をサボりがちで、娘のミレーヌに頻繁に怒られている。自身の部屋には数えきれないほどの本が並んでいる。白金プラチナランクの冒険者。魔力が視覚化できるほどに多い。娘のミレーヌに怒られることを恐れている。ギルド中に自分がオリヴァー・スカートリアであることは伏せておくように伝えた。胸は大きい方が好み。直哉の死に涙を流したが、紗希たちが無事だったことを喜んだ。ゲイムの地下迷宮に存在する滅神剣イシュトイアを保護すべく、冒険者を率いてゲイムの地下迷宮を目指した。また、ゲイムの地下迷宮に潜ることへの報酬金を自らのポケットマネーで支払うことになった。ゲイムの地下迷宮に行く際に2台目の馬車に乗車した。レイモンドとの話の中で、国王の異変に勘付いた。ゲイムの地下迷宮での戦いではレイモンドと交戦し、激戦の果てに撃破した。ミレーヌを負傷させた落とし前として、フェリシアに鉄拳制裁を加えたが、フェリシアから部下を傷つけられたお返しに回し蹴りをくらった。直哉と再会した際には、目に涙をためていた。王都帰還後は酒場を貸し切って大騒ぎをした。

同化魔法:あらゆる物質、魔法と一体化する魔法。ただし、一度に同化できるのは一つの属性だけである。


ミレーヌ

ウィルフレッドの娘。22才。身長169cm、体重52kg。スリーサイズは87/64/91。父親と同じ銀色の髪をしている。礼儀正しく、気が利くしっかり者のお姉さんである。そんな性格だからこそ父・ウィルフレッドの職務怠慢を注意したりしている。怒ると怖かったりする。冒険者ランクは魔鉄ミスリルで、寛之に格闘術を教えた。1歳までは王宮に居たが、本人は全く覚えていない。ラウラに合わせ、直哉不在を深く追求することは無かった。ゲイムの地下迷宮に行く際に4台目の馬車に乗車した。聖美たちを奥へ進ませた後、バーナードとシルビアの二人と第二王国騎士団と戦った。騎士相手に善戦するも、フェリシアの攻撃で戦闘不能に陥った。傷が癒えてすぐに戦いに戻ろうとしたが、マリーに無茶をせずに休むように言われたことで再び休んだ。

真偽判定魔法:言っていることが嘘か本当かを見分けることが出来る魔法。


ラウラ

ミロシュの姉で、シャロンの姪。24才。身長175cm、体重57kg。スリーサイズは88/66/94。普段は空色の長い髪をポニーテールにしている。面倒見が良いが、人の話を最後まで聞かない一面もあったりする。冒険者ランクはミレーヌと同じ魔鉄ミスリルだが、最近はギルドでの雑用をこなしていた。冒険者ギルドの統合後は受付をすることは無くなった。ギルドを襲撃してきたギケイに目の前で弟のミロシュを殺された。弓の扱いに慣れており、聖美に弓の扱い方を教えている。良識ある人柄で人に何かを説明するのが上手い。ギルドに帰ってきた来訪者組の中で、直哉の姿だけ見当たらないことを真っ先に言及したが、深く追及することはしなかった。ゲイムの地下迷宮に行く際に4台目の馬車に乗車した。寛之と共に入口を守るべく、迷宮の入口に留まった。シャロンと協力して、前衛組をアシストした。

治癒魔法:対象の傷を元の状態に治す魔法。


ディーン

語尾に『ッス』がつくアイアンランクの茶髪の冒険者。17才。身長160cm、体重56kg。人当たりが良く、仲間思い。エレナとは幼馴染でエレナだけはさん付けで呼ばない。某恋のキューピッドに触発されてエレナに自分の気持ちを伝えた。魔王軍襲来以降、宿泊していた宿屋を追い出され、直哉たちの家にエレナと共に居候していたが、現在は別の宿屋に移った。直哉から洗濯のやり方を教わった。ゲイムの地下迷宮に行く際に2台目の馬車に乗車した。迷宮で落とし穴に落ちかけたエレナを助けた。バーナードたちと別れた後、聖美とエレナの二人と一緒に奥へと進んだ。迷宮の最奥でクロヴィスと遭遇し、戦闘状態になるが、即座に撃破された。エレナとの魔力融合で放った一撃はクロヴィスにダメージを与えることに成功した。

聖属性の魔法剣:剣に白い光を纏わせる魔法。直接相手を斬ったり、光の刃を飛ばすことも出来る。


エレナ

アイアンランクの冒険者でディーンの幼馴染。17才。身長147cm、体重42kg。スリーサイズは73/56/79。栗色の髪をサイドテールにしている。日常的な場面ではドジっ子っぽい一面もある。紗希には動きがぴょこぴょこしていて可愛いと言わせる、小動物のような魅力がある。某恋のキューピッドに触発されてディーンに自分の気持ちを伝えた。魔王軍襲来以降、宿泊していた宿屋を追い出され、直哉たちの家にディーンと共に居候していたが、現在は別の宿屋に移った。直哉から洗濯のやり方を教わった。ゲイムの地下迷宮に行く際に2台目の馬車に乗車した。迷宮で落とし穴に落ちかけたが、ディーンに助けられた。バーナードたちと別れた後、聖美とディーンの二人と一緒に奥へと進んだ。迷宮の最奥でクロヴィスと遭遇し、戦闘状態になるが、即座に撃破された。ディーンとの魔力融合で放った一撃はクロヴィスにダメージを与えることに成功した。

砂魔法:砂の壁を作ったり、砂嵐を放ったりと射程範囲が広いものが多い。


ロベルト

白髪頭の小柄な老人で、64才。身長150cm、体重59kg。普段、ギルドでは鍛冶師スミスとして働いている。温和で年長者の風格が漂っているが、以外にもゴールドランクの冒険者だったりする。冒険者ギルドが出来た頃からのメンバーでもある。見た目からは想像できないパワーの持ち主で、戦闘時は大戦斧と大盾を扱う。ゲイムの地下迷宮に行く際に2台目の馬車に乗車した。挟撃を避けるため、しんがりを務め、第一王国騎士団の騎士たちを単独で撃破した。


シャロン

灰色の髪をした女性。41才。身長170cm、体重53kg。スリーサイズ85/64/91。温厚な常識人。ギルドでは魔道具を専門に作っている。シルバーランクの冒険者で、ラウラとミロシュの叔母に当たる。直哉に付与のやり方を教えた。冒険者ギルドが出来た頃からのメンバーでもある。戦闘時は自身が作成した魔道具を用いる。ゲイムの地下迷宮に行く際に2台目の馬車に乗車した。寛之と共に入口を守るべく、迷宮の入口に留まった。寛之の無茶をたしなめた。ラウラと協力して、前衛組をアシストした。直哉に魔力回復薬マジックポーションを手渡した。

付与魔法:物質や生物に指定した効果を付与エンチャントする魔法。付加術に比べて威力が高い分、付与エンチャントに時間がかかるため、戦闘中での使用は不可。


雷の精霊

洋介の肩にいることが多く、夏海からはライバル視されている節がある。戦闘時は姿を見せない。語尾には必ずYOがつく。


レオ

銀色の毛並みをした猫♂。光るものが大好き。現在はウィルフレッドの飼い猫としてギルドの奥の部屋で飼われている。爪をミスリルのように硬くさせる魔法のようなものが使える。ローカラトの冒険者ギルドに戻ってきた直哉を嬉しそうに出迎えたが、イシュトイアには怒っていた。


バーナード

魔鉄ミスリルランクの冒険者で、冒険者ギルドのマスター補佐を務めている。身長180cm、体重71kg。灰色の髪に翡翠色の瞳が特徴の25才。とっつきにくい雰囲気を纏っており、自分の戦闘技術に自信を持っている。左腕は義手アガートラムをはめている。以前よりも性格が丸くなった。ゲイムの地下迷宮に行く際に4台目の馬車に乗車した。ウィルフレッドからの指示に従い、反対側の入口からゲイムの地下迷宮へと進入した。進入の前には他の冒険者たちを焚きつける役目を担った。聖美たちを奥へ進ませた後、ミレーヌとシルビアの二人と第二王国騎士団と戦った。

爆裂魔法:物体を爆破し、ダメージを与える魔法。威力は魔力を調整することで変えられる。


シルビア

魔鉄ミスリルランクの冒険者。23才。身長165cm、体重49kg。スリーサイズは78/62/89。亜麻色の髪をポニーテールにしている細身の女性。セルリアンブルーの瞳をしている。真面目でストイックな性格。直哉、紗希、茉由の3人に『八人の英雄』の話を教えた。直哉のことを「紗希の兄」と呼んでいる。バーナードに片思いをしている。ゲイムの地下迷宮に行く際に4台目の馬車に乗車した。聖美たちを奥へ進ませた後、ミレーヌとバーナードの二人と第二王国騎士団と戦った。騎士相手に善戦するも、フェリシアの攻撃で戦闘不能に陥った。傷が癒えてすぐに戦いに戻ろうとしたが、マリーに無茶をせずに休むように言われたことで再び休んだ。

風属性の魔法剣:剣に風を纏わせる魔法。目に見えずらい風の刃を放つことが出来、回避が難しい。


デレク

魔鉄ミスリルランクの冒険者。21才。身長184cm、体重74kg。気性が荒い青髪紅眼の男。怪力の持ち主で格闘術が得意である。マリーとは息がピッタリで親しげに話をしている。ゲイムの地下迷宮に行く際に5台目の馬車に乗車した。迷宮で落とし穴に落ちかけたマリーを助け、デコピンをした。第四王国騎士団と交戦すべく、迷宮の途中でバーナードたちと別れた。第四王国騎士団相手に勝利を収めた後はセーラたちと共に奥へと進み、バーナードへと加勢した。

酸魔法:触れたものを溶かす魔法。広範囲に大波状に放ったり、武器の周囲に纏わせることも出来る。殺傷能力が高すぎる魔法。


ローレンス

魔鉄ミスリルランクの冒険者。22才。身長171cm、体重64kg。深緋色の髪に薄紅の瞳をしている。バーナードに尊敬の念を抱いている。普段は冷静だが、予想外の出来事が起こると苛立ちが顔や口調に反映される。戦闘ではミゲルとはお互いの弱点を補完し合うような連携をする。ゲイムの地下迷宮に行く際に5台目の馬車に乗車した。寛之と入口を守るべく、相棒のミゲルと共に迷宮の入口に留まった。

音魔法・轟音:鼓膜が破れそうなほどの大きな音を響かせる。これで連携をやりづらくすることも出来る。


ミゲル

魔鉄ミスリルランクの冒険者。21才。身長160cm、体重56kg。群青色の髪にオレンジの瞳を持つ、小太りな男。お調子者で、調子に乗っているときは周りがちゃんと見えていない。戦闘ではローレンスとはお互いの弱点を補完し合うような連携をする。ゲイムの地下迷宮に行く際に5台目の馬車に乗車した。寛之と入口を守るべく、相棒のローレンスと共に迷宮の入口に留まった。

硬化魔法:自分の体を鋼を上回る硬度に変化させる魔法。ただし、魔法への抵抗はないため、防げるのは物理攻撃だけ。


マリー

魔鉄ミスリルランクの冒険者。21才。身長155cm、体重43kg。スリーサイズは77/58/83。露草色の髪に銀鼠色の瞳をした小柄な女性。前髪を白のヘアピンで留めている。明るく高飛車な一面がある。デレクとは息がピッタリで、親しげに話をしている。ゲイムの地下迷宮に行く際に5台目の馬車に乗車した。迷宮で落とし穴に落ちかけたが、デレクに助けられ、デコピンをされた。第四王国騎士団と交戦すべく、迷宮の途中でバーナードたちと別れた。第四王国騎士団相手に勝利を収めた後はセーラたちと共に奥へと進み、バーナードへと加勢した。シルビアとミレーヌに無茶をせずに休むように説得した。

召喚魔法・氷装:氷の装備を召喚する魔法。装備なので武器だけじゃなく防具も含まれる。


スコット

アイアンランクの冒険者。19才。身長173cm、体重65kg。ピーターの双子の兄。柿色の髪に朱色の瞳をしている。バーナードからの信頼も厚い。おしゃべりな性格で調子に乗りやすい。ゲイムの地下迷宮に行く際に5台目の馬車に乗車した。第四王国騎士団と交戦すべく、迷宮の途中でバーナードたちと別れた。第四王国騎士団相手に勝利を収めた後はセーラたちと共に奥へと進み、バーナードへと加勢した。

風の精霊魔法:精霊の力を借りて、体や武器のどこか1か所に風を纏わせて一撃を叩き込むか、狙いを定めて一気に風による砲撃をぶっ放すかの2通りの使い方が出来る。精密な動きが出来ないが、火力は最高クラス。


ピーター

アイアンランクの冒険者。19才。身長170cm、体重63kg。スコットの双子の弟。スコットと同じ柿色の髪と灰茶色の瞳をしている。短気で長ったらしい話が嫌い。おしゃべりな兄、スコットを嗜めることもしばしば。ゲイムの地下迷宮に行く際に5台目の馬車に乗車した。スコットに反対されたが、寛之と共に入口を守るべく、迷宮の入口に留まった。

炎の精霊魔法:精霊の力を借りて、体や武器のどこか1か所に炎を纏わせて一撃を叩き込むか、狙いを定めて一気に炎による砲撃をぶっ放すかの2通りの使い方が出来る。精密な動きが出来ないが、火力は最高クラス。


〇ローカラトの人々

ジョシュア

町の西の通りにある運送ギルドのマスター。39才。身長は195cmの大男。体重は83kg。元魔鉄ミスリルランクの冒険者で、足のケガを理由に8年前に冒険者を退いた。物腰が柔らかで親しみやすい。夏海に槍の稽古をつけた。寛之と茉由の最初のクエストの依頼主でもある。魔法反射魔法は奥の手としてしか使用しない。ウィルフレッドの見立てでは戦闘力はシルバーランクに匹敵する。物腰が柔らかで親しみやすい。夏海に槍の稽古をつけた。寛之と茉由の最初のクエストの依頼主でもある。魔法反射魔法は奥の手としてしか使用しない。ゲイムの地下迷宮に行く際に3台目の馬車の御者を務めた。ウィルフレッドたちを迷宮の手前の草原地帯まで送り届けたのち、その場で待機していた。直哉が生きていたことに涙を流して喜んだ。

魔法反射魔法:その名の通り、魔法を反射させる魔法。


マリエル

運送ギルドの職員で、入って3年目の新人。19才。身長162cm、体重47㎏。スリーサイズは79/61/87。ライムグリーンの髪をおさげにしている。人見知りな性格。胸が寂しいことを気にしている。馬車の運転はTHE安全運転を心がけている。空気が読めるイイ子である。ゲイムの地下迷宮に行く際に1台目の馬車の御者を務めた。ウィルフレッドたちを迷宮の手前の草原地帯まで送り届けたのち、ジョシュアたちと共にその場で待機していた。直哉が生きていたことに涙を流して喜んだ。


セーラ・リラード

冒険者ギルドの東の方にある何でも屋の店主。26才。身長170cm、体重58kg。スリーサイズは89/67/91。明るい雰囲気な女性で、スプリンググリーンの髪にターコイズブルーの瞳をしている。リラード伯爵家の娘。所作が綺麗で、元王国騎士団に所属していた。8年前、クレマンという婚約者が暗殺者によって殺されたことにより、騎士団を辞めた。現在は娘のエミリーとオリビアの2人と共に暮らしている。ウィルフレッドの見立てでは戦闘力はシルバーランクに匹敵する。ゲイムの地下迷宮に行く際に4台目の馬車に乗車した。騎士団にいた経験を活かして、王国騎士団の所属の見分け方をバーナードたちに教えた。直哉の死の事をエミリーとオリビアには遠くに用事で出かけたという事にして、ごまかしていた。第四王国騎士団と交戦すべく、迷宮の途中でバーナードたちと別れた。シルヴェスター指揮下の小隊を一人で撃破し、第四王国騎士団の副団長との一騎打ちにも勝利した。紗希にブランデーを勧めて、酔わせてしまったことを申し訳なく思って直哉たちの酒場の料金を支払った。

糸魔法:魔法陣から糸を繰り出し、対象を拘束したりできる。


エミリー

セーラの娘で、年齢は8才。オリビアの双子の姉に当たる。身長は121cmで、体重は32㎏。スプリンググリーンの髪を後頭部でまとめた活発そうな印象を受ける。マゼンタ色の瞳をしている。母親のセーラによく懐いている。自作の歌に『豆スープの歌』がある。冒険者ギルドの前で会った直哉に一緒に晩ご飯を食べることを提案した。


オリビア

セーラの娘で、年齢は8才。エミリーの双子の妹に当たる。身長は121cmで、体重は32㎏。スプリンググリーンの髪にをハーフツインテールにしており、瞳の色は母のセーラと同じターコイズブルー。本が好きで、人見知りしやすいタイプ。母親のセーラによく懐いている。活字だらけの難しそうな本を読む。直哉にセーラが王都に向かったことを教えた。人の事をよく観察している。


〇テクシスの人々

ギンワン

武装集団のリーダーであり、ゴールドランクの冒険者。23才。身長は198cm、体重は86㎏。シルバーグレーの髪を逆立てたリーダー格の大男で、使う得物は大剣。東の国出身。テクシスの町に現れたコカトリスの群れを撃退したことで民衆から尊敬の念を抱かれている。一時期は武装集団のリーダーとして伯爵の馬車から金品を奪っていたが、現在はテクシスの冒険者ギルドマスターの職に復帰している。ウィルフレッドに謝罪するために直哉と共にローカラトへと向かうことになり、道中で直哉に稽古をつけた。ウィルフレッド宛に来訪者組への感謝の言葉やランクアップの推薦文、直哉死亡の報告書を送った。直哉からの頼みで、聖美たちを連れて最奥の間を離れた。馬を連れて、直哉たちとは別のルートで王都へと戻った。

土属性の障壁魔法:岩の壁を即座に構築することができる魔法。


ヒサメ

テクシスの町のシルバーランク冒険者。22才。身長は175cm、体重は57㎏。スリーサイズは87/66/93。スカイブルーの髪をポニーテールで纏めた女性。使用する得物は長槍。とっさの判断力に優れている。ビャクヤに変態なお願いをされることが多いが、鬱陶しいと思っている。また、ビャクヤのことは浮気しそうだからという理由で嫌いである。ギンワンのことが好きである。東の国出身。直哉と共にローカラトへと向かうことになり、道中で直哉に稽古をつけた。ギンワンと共に、聖美たちを連れて最奥の間を離れた。馬を連れて、直哉たちとは別のルートで王都へと戻った。

氷属性の魔法槍:槍に冷気を纏わせることで攻撃の威力を上げることができる魔法。


ムラクモ

テクシスの町のシルバーランク冒険者。23才。身長は171cm、体重が64㎏。フォレストグリーンの髪をオールバックにしている。使用する武器は弓で、姿を隠しての狙撃はお手の物。基本的に自由な性格で、集団行動は苦手だが、仲間思いの優男である。東の国出身。直哉と共にローカラトへと向かうことになり、道中で直哉に稽古をつけた。ミズハに好意を持っている。クロヴィスに矢を放つが、掴み取られてしまった。ギンワンと共に、聖美たちを連れて最奥の間を離れた。馬を連れて、直哉たちとは別のルートで王都へと戻った。

風属性の同化魔法:気と同化することが出来る魔法で、敵から姿を見えなくすることができる。


ビャクヤ

テクシスの町のシルバーランク冒険者。21才。身長は180cmで、体重は71㎏。白髪テクノカットの大男で、大斧を扱う戦士。胸が大きなヒサメのことが好きでよくふざけた態度を取ったり変態な言動をするが、そのことが本人から嫌がられているという自覚は無い。東の国出身。直哉と共にローカラトへと向かうことになり、道中で直哉に稽古をつけた。クロヴィスに光の矢を放つが、すべて斬り払われた。ギンワンと共に、聖美たちを連れて最奥の間を離れた。馬を連れて、直哉たちとは別のルートで王都へと戻った。

召喚魔法・光装:光の装備を召喚することができる魔法で、汎用性が高いという長所がある。


ミズハ

テクシスの町のシルバーランク冒険者。22才。身長は171cm、体重は54㎏。スリーサイズは85/64/92。ラピスラズリの短髪をカチューシャ編みにしている。どこか儚げな雰囲気を纏っている内気な美少女。東の国出身。直哉と共にローカラトへと向かうことになった。直哉との稽古の中で、直哉の実力は魔鉄ランクに匹敵すると推測していた。ギンワンのことが好きだが、ヒサメに遠慮して自分の気持ちを伝えられないでいる。ギンワンたちと共に聖美を連れて撤退する際に霧魔法でクロヴィスの視界を遮った。馬を連れて、直哉たちとは別のルートで王都へと戻った。

霧魔法:霧を広範囲に展開することが出来る魔法。


アカネ

テクシスの町のシルバーランク冒険者。21才。身長は160cm、体重は46㎏。スリーサイズは80/60/86。サーモンピンクの髪をウェーブがかったボブスタイルの髪型に、セスタスを装備した小柄な女性。東の国出身。直哉と共にローカラトへと向かうことになり、道中で直哉に稽古をつけた。ムラクモにキツイ言動を取ることが多い。デリカシーがないため、思ったことをすぐに口に出してしまう。クロヴィスに炎の虎を召喚して攻撃したが、炎の虎はクロヴィスの拳に消し飛ばされた。ギンワンと共に、聖美たちを連れて最奥の間を離れた。馬を連れて、直哉たちとは別のルートで王都へと戻った。

召喚魔法・炎獣:炎の獣を召喚することが出来る魔法。


〇魔王軍

ユメシュ

暗殺者ギルドのマスターであり、魔王軍総司令でもある。聖美をさらった張本人。魔力が視覚化できるほどに多い。魔王ヒュベルトゥスからの命令で暗殺者ギルドを設立し、王都で暗殺者たちを使って貴族の関係性や王国の情報を得ていた。正体は八英雄の一人であるセルゲイ。家族が何者かによって殺されたのちに王都から姿を消し、べレイア平原でユメシュから闇の魔術と魔法の力を受け継ぎ、魔王軍へと加入した。また、儀式の際に身長も以前より20cmほど高くなっている。髪の色は紫だったものが黒に変わっていたが、毛先だけは紫のまま。儀式後はユメシュから名を受け継いでその名を名乗っている。念のため、クロヴィスの任務が遂行しやすいように聖堂騎士団と王国騎士団を正面衝突させようと裏で画策していた。


ギケイ

暗殺者ギルド最強の男。30才。身長は177cmで、体重は69㎏。腰に届くほどの黒髪に黒の瞳をしている。扱う武器は刀。一人称は『それがし』。閃光のように素早く動けるが魔法は使っていない。神経を断つ技も使うことが出来る。一人で、冒険者ギルドを血の海に変えたほどの実力者。竜の力を暴走させる直哉の前に成すすべなく敗れる。ユメシュから聞かされた再戦という言葉に心躍らせていた。


オルランド

逆立った紫紺の髪に濡れ羽色の瞳をした褐色肌の大男。身長は180cm。扱う武器はサーベル二本。紗希と交戦するも実質的には相打ちとなった。ユメシュから聞かされた再戦という言葉に心躍らせていた。


テオ

ボサボサの黄土色の髪をした男。武器は短剣二本。素早い動きで洋介を翻弄するも、抜刀術と雷霊砲の前に敗北。ユメシュから聞かされた再戦という言葉に心躍らせていた。


ヴァネッサ

鉛色のセミショートの女性。琥珀色の瞳を持っており、武器は長槍。鋭く的確な槍さばきで夏海を追い詰めるも重力魔法の前に敗れ、不用心にも近づいてきた夏海に止めを刺そうとするもそれも叶わずに気絶させられた。ユメシュから聞かされた再戦という言葉に心躍らせていた。


アレッシア

クローを装備した褐色肌に緋色の長髪をうなじ辺りで結んでいる女性。身軽そうな服装で防具は一切つけていない。寛之と死闘を繰り広げた末に障壁魔法によって敗北する。ユメシュから聞かされた再戦という言葉に心躍らせていた。


ディアナ

ウェーブのかかった腰元まで届く長さの暗緑色の髪をもつ女性。直哉たちに苦戦するサイモンとアーシャを叱責した長身の女。得物は長槍。ユメシュからの指令で大空の宝玉を入手するためにダグザシル山脈へ軍を率いてやって来た。人間を下に見ているが、魔王軍の中では差別意識はマシな方である。戦場における指示が迅速かつ的確。ダグザシル山脈での戦いの後、西の大陸にあるヴィシュヴェ帝国への遠征軍の指揮を任された。ヴィシュヴェ帝国を一点集中で撃破しようと考えている。


アーシャ

ミディアムヘアーにした若緑色の髪をもつ魔人。二振りの短剣の二刀流を使う。ハーピィの群れを率いていた。飛翔魔法を用いての戦闘は紗希と互角。ディアナからの指示に忠実。大空の宝玉入手後は一足先に魔王城へと帰還した。ヴィシュヴェ帝国遠征軍の先鋒を務めている。

飛翔魔法:空を飛ぶ魔法で、空中を素早く移動することが出来る。


レティーシャ

くるわ言葉を使う乳白色の長髪をもつ女。髪の色と同じ色の一対の翼を持っている。顔も体のパーツも人形のようにきれいに整っており、瞳の色は碧色。アスクセティの森にある遺跡を襲撃した。ヴィゴールに深手を負わせたジェラルドに対して警戒感を示していた。ユメシュからの指示で、ジェラルドの捜索に当たった。ザウルベックの敗戦に驚いていた。


ゲオルグ

真紅の髪をしており、毛先だけが朱色になっているタンクトップ姿の男。身長は2メートル近い。ユメシュに対して反抗的な態度を取る。軍を率いてセベマの街を火球で消し去った。ヴィゴールに深手を負わせたジェラルドに対して警戒するどころか、好戦的な意欲を示していた。レティーシャに変わって、魔族領の防衛を任された。ヴィゴールが復帰してからは仕事を分担している。


ザウルベック

氷のエレメントを司る眷属で、ベルナルドに変わって魔王から派遣されてきた白髪頭をした初老の男。立派な髭を蓄えている。使用する武器は大鎌。ユメシュから兵を率いて竜の国の手前に広がるザルモトル雪原に陣地を構築し、人間と竜の国の行き来を断つという指令を受けた。ザルモトル雪原にある村を氷漬けにし、そこでクラレンスと交戦したが、戦いの最中に現れたジェラルドに深手を負わされ、魔王城へと撤退した。


ヴィゴール

唐茶色の髪をした鎧に身を包んでいる。武器は大斧。部下思いな性格。見かけによらず、頭も冴える。一般人は気を失い、兵士たちも嘔吐するものや気絶したりするほどのプレッシャーを放つ。ローカラトでの戦いでジェラルドから受けた傷は完治している。魔族領防衛の仕事をゲオルグと分担しており、魔王城の防衛を担っている。復活をウラジミールとカトリオナの二人は歓喜していた。


ベルナルド

2メートル近い身長に藍色の髪をしたスーツ姿の腰からサーベルを下げている男。物言いが丁寧。港町アムルノスを攻撃するも、王国騎士団の抵抗を受けて撤退した。南の大陸で、ルフストフ教国に対して兵糧攻めを行なっている。


カーティス

雷の八眷属。南の大陸で、ルフストフ教国に対して兵糧攻めを行なっている。


〇スカートリア王国

レイモンド・ヒューレット

49才で、身長は204cm。体重は91㎏。オリーブ色の髪をしている大男。武器は刃渡りだけで2mはありそうな大剣。豪快でプライドが高い性格。現在の第一王国騎士団長。ライオネルの父親。軍務卿の次男で家督が継げないために騎士団へ入った大男。取られた異名は“覇王”。王国一の怪力を誇り、山をも吹き飛ばすことから、この異名が付いた。丁寧な口調を身に付けていたことをウィルフレッドから感心されていた。第一王国騎士団を率いてゲイムの地下迷宮の入口の一つの守備についていた。激闘の末、ウィルフレッドに敗北する。敗北後、ウィルフレッドの前に姿を見せるが、ランベルトの説得で撤退を決断した。ランベルトと共に撤退命令を告げる内容の手紙を書いた。

筋力強化魔法:自らの腕と足の筋力のみを強化して、攻撃力を上げる魔法。


フェリシア・レステンクール

45才。身長は176cmで、体重は58㎏。スリーサイズは88/67/95。長い金髪をサイドテールでまとめている。武器は長杖。現在の第二王国騎士団長。エレノアとレベッカの母親。枢機卿の娘でレイモンドと同様、家督を継げないために騎士団へ入った。取られた異名は“聖霊女王せいれいじょおう”。光の精霊魔法を自在に使うことからこの異名が付いた。第二王国騎士団を指揮してバーナードたちと交戦し、膨大な魔力と魔法の技量で力の差を見せつけた。体が柔らかく、しなやかな動きが出来る。ミレーヌを負傷させた落とし前として、ウィルフレッドから鉄拳制裁を受けた。が、部下を傷つけられたお返しにウィルフレッドに回し蹴りを叩き込んだ。レイモンドとランベルトの手紙を読み、撤退した。

光の精霊魔法:精霊の力を借りて、体や武器のどこか1か所に光を纏わせてを叩き込むか、狙いを定めて一気に光による砲撃を放ったり、光の弾丸を放ったりすることが出来る。精密な動きが出来ないが、火力は最高クラス。


ランベルト・ガリエナ

45才で、身長176cm、体重68㎏。コバルトブルーの髪を持つ、落ち着いた印象を受ける騎士。武器は自分の身長より1mほど長い槍。現在の第三王国騎士団長。マルケルの父親。伯爵家の四男で、レイモンドやフェリシアの2人同様、家督を継げないために騎士団に入った。取られた異名は“氷壁ひょうへきの守護者”。氷の壁を作り、仲間の盾として戦ったことからこの異名が付いた。第三王国騎士団を率いてゲイムの地下迷宮の入口の一つの守備についていた。戦況を見極めるのが上手く、冷静沈着な指揮で冒険者たちを迎え撃った。洋介と夏海と激闘を繰り広げたが、二人の連携攻撃の前に敗北した。戦いの後で、洋介と夏海との仲を茶化した。ウィルフレッドから受け取った手紙を読んで、撤退する判断を下した。レイモンドと共にしたためた手紙をウィルフレッドに託した。

氷属性の障壁魔法:氷の壁を出現させる魔法で、主に自分や仲間を守る際に使う。


シルヴェスター・シュトルフ

42才の緋色髪の騎士。身長は171cm、体重は64㎏。武器はサーベル。現在の第四王国騎士団長。イリナの父親。公爵家の三男で、前の三人同様、家督を継げないために騎士団に入団した。取られた異名は“業火ごうかの剣王”。剣士として名を馳せていたことからこの異名が付いた。紗希と茉由を二人同時に相手取り、互角に戦いを繰り広げた。紗希の俊敏な動きと茉由との連携攻撃に苦戦するも、引き分けに持ち込んだ。その後はウィルフレッドが持ってきたレイモンドとランベルトの手紙を読んで撤退した。

炎属性の魔法剣:剣に炎を纏わせる魔法。直接相手を斬りつけたり、炎の刃を飛ばしたりと遠近両用の使い方が出来る。


○ルフストフ教国

ジスラン

茶髪を七三分けにした男で、金色の鎧を身に纏っている。役職は聖堂騎士団長。扱う武器は長槍。教皇の命に従って、ゲイムの地下迷宮に滅神剣イシュトイアを探しに来た。クロヴィスとの連携で、ラビリントバトラーを討ち取った。迷宮の最奥で滅神剣イシュトイアを探していたところで、クロヴィスに背後から剣で心臓を貫かれて死亡した。死後、団員共々アンデッドとして操られるが、紗希によって討伐された。


クロヴィス

スチールグレイの髪に、白銀の鎧を纏った騎士。得物は片手剣ショートソード。ジスランとの連携で、ラビリントバトラーを討ち取った。宝玉を介してユメシュと話をしていた男。南の大陸からスカートリア王国のある中央大陸へと向かっている。その目的はジスランを殺すことであった。残された使命は国へジスランの死を伝え、動揺に付け込んで教皇を殺害し、“破邪の結界バリアダデファレッツオン”を解除すること。ジスランから聖堂騎士団長の証である代々の聖堂騎士団長にのみはめることを許された聖なる指輪を奪った。ディーンとエレナの二人をあっさり倒し、悪魔の力を解放した聖美をも退けた。身に纏っている白銀の鎧はアダマンタイト製であり、その中には銀が混じっている。そのことによって、悪魔に触れるだけでダメージが与えられる。自分の楽しみを邪魔されると激昂する性格。竜の力を使う直哉に追い詰められるが、悪魔の力で押し返した。激闘の末、直哉の新技で重傷を負い、撤退した。王都まで撤退した後は、ユメシュの影魔法で傷口を縫い合わせてもらい、応急処置を済ませた。

時魔術・加速:あらゆる動作が加速する。魔法ではないため、魔法破壊魔法は作用しない。この魔術は悪魔の力を解放している時しか使用することができない。


〇その他

イシュトイア

オリハルコンで造られた剣であり、世界最高の剣。90年前にゲイムの地下迷宮に祀られたが、ゲイムの孫によって、大空洞の崖下に建っていた祠の祭壇に再封印された。現在は直哉と行動を共にしている。また、人間の姿にもなることができ、その時の姿は真っ白なセミロングの髪に黒いローブを纏った少女。稽古に打ち込む直哉の成長速度に着目していた。ローカラトの冒険者ギルドを見て、はしゃぎ気味であった。直哉やギンワンたちに迷宮の抜け道やラビリントバトラーの話を教えたりした。魔鉄ミスリル製の武器よりも軽い。


ラビリントバトラー

人間をベースにゲイムによって作られた人造人間で、イシュトイアの封印されている部屋の前の守護者を務めている。格闘術を用いた近接戦闘を得意としており、中距離攻撃として口から吹雪を吐く。ジスランとクロヴィスの連携の前に敗れ、ジスランの槍で心臓を貫かれ、クロヴィスの剣に首を斬られて討ち取られた。

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