第2話 なんやかんやあった。
「僕の将来の夢はみんなを守る仕事に就くことです!!」
俺はそう宣言した。宣言したからには本気で勉強を取り組まなければならない。
小学生の頃はなんやかんやあったが何とか卒業。中学3年生となった今では、彼女もいて、成績もよく、剣道部の部長をしていた。
剣道では全国大会優勝・・・までは行けず、ベスト16だった。でもいい方じゃない?他の人に比べたらさ。もう引退したけど。
「あー、テストだぁー。だるいー。」
「大丈夫だって。勉強すればいい点取れるよ!」
「でもさぁ、どんだけ勉強してもお前に勝てないじゃん。」
「経験値の違いです。」
「経験値とかあんのかよ!?」
いやー、帰り道に彼女が居るのと居ないのはやっぱり違う。話しやすくて親しい人がいるっていいよね。
ちなみにうちの彼女は可愛い。とても可愛い。
なんか美人三姉妹とかいうやつの長女?とか言われてるらしい。そんくらい可愛い。
そして、成績は学年1位。全教科97点以上。どうやったら97以上取れんの?教えてって言っても
「日頃の勉強内容を濃くすればいいんだよ」
としか教えてくれない。なんとも可愛い小悪魔だ。それにしてもテスト。うはぁー。
果たしてテストはどうだったのかと言うと、
国語 92点。数学 94点。英語 94点。社会 97点。理科 96点。合計・・・473点。まずまずだった。
ちなみに彼女は、
国語 98点。数学 99点。英語 97点。社会 100点。理科 99点。合計493点。
・・・・・・どうやったら社会で100点取れんだよ!!
どうしたら合計493点も取れんだよ!!
どうなってんだよこれ!!
多分、「勉強の内容を濃くすればいい」とか言ってくるんでしょー。と思って聞いてみたら
「柊と同じ高校に行きたいからさ。」
そう言ってきた。
もっと惚れるわぁーーー!!!
なんなんこの子。この絶妙なタイミングでこんな可愛いこと言ってくるとか。
反則でしょ!
卑怯でしょ!
犯罪並みでしょ!!
親の顔が見てみたいわ!!
そうそう、俺が目指してるのは、都立白露国際高等学校といって、5年前に出来た新しい学校で、進学率が98%!ここに入っちまえばもうこの先安泰!!って感じらしい。
でもその分偏差値が75以上と高い。しかも倍率は約7倍。
彼女は行けるだろうけど俺が怪しい。だからたまに2人で勉強をしている訳だが。
「ここ分かんなーい」
「どこどこ?」
「全部ー」
「・・・・・・は?」
「・・・・・、すっ、すみませんしたあ!!真面目に取り組ませていただきますっ!!」
「よろしい。」
色々頑張ったあと、何とか白露国際高等学校に入学。
そしてまたなんやかんやあったけど無事卒業。大学は超有名な国立黎明大学 総合工学科に進学した。
当然彼女とも続いていて、大学を卒業したら結婚予定だ。幸せ過ぎて死にそう。
何としてでも卒業しなくては・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・そして今。
気づいた時にはもう国土防衛省 装備関係庁 最先端技術研究所 総合研究室 室長になっていたのだ。
大学を卒業する少し前から結婚するまでの記憶が抜け落ちている。
だから妻に聞いても
「知らない方が身のためかもね。」
という風に言われる。
そういえばこういうの中学の時もあったなぁ・・・。懐かしいのやら、悲しいのやら。
なんと言えばいいのかわからないなー。
-----解説及びあとがき--------------------------------------
白露国際高等学校
何となく作った高校。エリートが集まる学校みたいな。
国立黎明大学 総合工学科
東京大学みたいな感じの学校で色々やってる工学科的なやつ。
どうも。なんかハイスピード(と言うなの手抜き)で進んだ今回ですが、何とか書きました。疲れました。
お分かりでしょうが、私戦闘シーンなどしか担当した事がなく、こっち系はさっぱりなんです。でもここまで書きました。それゆえの犠牲というやつです。
ほんとここら辺全然自信がありません。おかしい所を教えて下さい!何でもいいのでコメントして下さい!レビューとかもして下さい!
とまでは言いません。
したいと思った時にして頂ければ嬉しいです。
ひよっこの私ですが、できる限り書いていきたいと思います。今回も読んで頂きありがとうございました。
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