第2話発覚!
2019 11月7日
学校が終わった。今から玲様のお宅(私の仕事場)に向かう。
「アヤ!来ちゃった。」
「!?」
声の主は玲様だった。私の頭の中のコンピュータが、エラーを起こしている。えっとー?どういうことだ?私が高校生だっていう事も、ましてやこの学校だっていう事なんて旦那様にもいっていない。んー?
「玲様どうしてここが、、、?」
「もー色々調べたの。アヤ、色々謎なことが多かったからね。隠し事しちゃだめだからねー。」
えっと、つまり、家のことも知っちゃった、、、んだよね?
「アヤのおうちお金持ちだったんだねー。びっくりした。」
「す、すみません!隠し事するつもりじゃ、、、。いや、なんていうか、使用人の私なんかの事、わざわざ言う必要、ないかなっていうか。」
すると、玲様は私のことを抱きしめた。
「れ、玲様?」
「アヤは何で自分の事そんな風に言うの?自分の事そんな風に言わないで、、、。」
何で玲様がこんな事言うの?なんで玲様が悲しそうな顔をするの?ただの使用人に対してなんで、、、?
「とりあえず、帰ろっか。」
「はい。」
これから私はどうしたらいいのだろう。いや、実際はどうするもこうするもないのだろうけど。なんとなくやりづらくなったっていうか、、、。なんていうか。
「アヤ、辞めたりしないでね?」
「あ、はい。」
あー。続けても大丈夫らしい。
この発覚はただ私の感覚に違和感を残しただけで終わった。
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