青空教室、再び ②


 ――――ゴウッ


 修練場に、砂埃が舞う。その力は、地面に破壊の跡を描きながら、空へと消えていった。

 地面に描かれた線は、20個ほど。新しいものほど小さくなっている。


「まだまだ! えーい!」


 少女の声が響き渡る。


 再度、修練場を破壊の嵐が襲う。だが、先ほどのものよりも小さい。

 しかし、ほとんど誤差の範囲だ。それはまた地面を抉って、空へと消えていった。


「……はぁ、はぁ」


 肩で息をし、その場でしゃがみ込んでしまう少女。白い息を淡々と漏らしながら、呼吸を整えている。


「ほほほ。なに、一朝一夕で身につくものでもありませんな」

「そうみたいですね……」


 少年と老人は、隅の切り株に座り、少女を見守っていた。


 既に、太陽は真上に昇っている。お腹の虫が活発になり始めそうな時。

 少年は立ち上がって、叫んだ。


「一旦、昼飯休憩だー!」

「えー!? 私まだまだやれるよー!」

「アホ抜かせ! 飯食わなきゃぶっ倒れるぞー!」


 その兄妹のやり取りを見守る老人。


 次の瞬間、老人が残像となって、どこかへ消えた。

 と思うと、数瞬で戻ってきた。その手には、木箱のようなものが提げられていた。


 修練場の隅に置かれていた物だ。老人がいた位置とは真反対だった。


「――ほほほ。ことり殿。英気を養うのも、これまた重要なことですぞ」

「うーん。ジヴェルさんが言うなら……」

「おいこら。俺の言うことにも少しは耳を傾けような?」


 少女は修練場の中央から歩いて、少年と老人と合流する。


 少女の額には、汗が流れていた。少年は、ポケットから手拭いを出して、少女の汗を雑に拭き取った。

 カモのような声を出して、少女はなされるがままになる。


 老人が、それを優しい目で見守った後、振り返り修練場の外に向かって先導するように歩く。

 その先には、小屋があった。一見、ただのボロ屋だが、どこか自然の力強さを感じる風靡な印象を持てる小屋だ。


 三人は、小屋の中に消えていく。



 修練場の砂が、舞い散っていた。



______



「なにこのたまご焼き! すごいおいしいよ!」

「めっちゃうめえ。ありがとう、ジヴェルさん」

「ほほほ。少しばかり長い人生の出汁のようなもの。気に入っていただけて何よりですな」

 家の中に置かれたテーブルを囲うようにして、俺たちは食事を取っていた。


 しかし、ジヴェルさんの家……なのか? 初めて入ったな。今まで何回か目にしてたが。

 俺が剣を見てもらうのが、狩りが終わった後の夜だからな。修行の後は家に直帰してたし……こんな風だったんだな。


 床は滑らかな木の板。台所に、格子窓。襖。大きな木の扉がある。その先は庭になっているそう。

 なんというか、和風チックというか……自然の暖かさがある部屋だ。


「いい家ですね」

「ほう……嬉しいものです。この家は、全て私一人で建てたものですから」

「え~!? こ、この家を一人で!? ジヴェルさん、一体何者なの……」

 ことりアイズが、ジヴェルさんをプロファイルし始める。

 そんなことをしても、何も分からないぞ。この人、いくつ引き出しを持ってるか、想像もつかないからな。


 俺はもう超人ジヴェルに慣れているので、特に驚くこともない。


 ……この干瓢かんぴょうみたいなの美味いな。


「ジヴェルさん。これって何ですか?」

「それは、霊樹様の更に奥に広がる森、その中にあるグウェルという木から取れる果実を調理したものですな。名前は特に決めておりませぬ」


 グウェルの木。確か、狩りに出たときに見かけたことがある。針葉樹のような見た目で、高所に果実を作っていた。アレがこれになるのか。

 あの果実を採るのは中々骨が折れそうだ。風魔法とかで落とせるだろうか。


「グウェルの木かあ……覚えとこう」

「調理方法が独特ですからな……この地でしか作れませんぞ」


「うむむ……ダメだ。全然分かんない!」

 プロファイルを断念している妹は放置しておいて、この地でしか作れない理由を聞く。


「この地でしか作れないってのは?」

「ふむ。調理の過程で、霊樹様の樹液を使用するのです。その料理は、一度果実の肉を乾燥させてから、樹液に漬して煮るのです。そうすると、肉がもう一度新鮮な潤いを取り戻し、噛めば噛むほど、ほんのりとした甘さが出るようになるのです」

「へぇ……でも、樹液を他のもので代用すればできるんじゃないんですか? 普通の水とかなんでも」

「それが、どうやら霊樹様の樹液でないと、果実の肉が潤わないようで。この森は、霊樹様によって存続していますから、恐らくその影響でしょうな」


 なるほどな。となると、グウェルの木自体が、この霊峰ノーエルにしかないわけだ。特産品的なあれだな。

 そう考えると、今俺はとても貴重な体験をしているんじゃないか? こんなの、この世界で生きてったって、普通なら一回も食べずに人生を終えるはずだ。


 それを、理解してしまった。


「ぅおお……なんか急に食べるのがもったいなく感じてきたぁ……」

「そう? なら私が食べちゃうね」

 横から箸が伸びてきて、残っていたその干瓢かんぴょうのような料理を摘んでいった。

 それを視線で追うと、ことりの口の中へ吸い込まれて、消えていってしまった。


「おいしい!」

「……」

 この料理は、何らかの方法で保存して中央大陸に持ち帰ったら、幾らで売れるんだろう。中央大陸では、味わったことのない食感だった。

 新しい料理。そして恐らく、一度乾燥させて再度液体に漬し、煮る。その工程自体、下手したらまだ見つかってないのかもしれない。


 この料理一つじゃない。そこから派生して、様々なことが売りに出せる。

 そうなったとき、儲けられる金額は……金貨数十枚、いやもっと金が舞い込んでくるかもしれない。


 そんな大金が今、妹の口に消えた。

 ……まあ、そんな大金、不相応か。むしろ、今食ってしまったほうが、幸せなのかもしれない。


 そんな俺の瞬時の葛藤を知る由もなく、ことりは味わって食べ続けていた。


「おいしいです、ジヴェルさん!」

「口に合うようで、何よりです」

「……」


 まあ、いい。


「ことり、どうだ? なんとなく、感覚は掴めたか?」

 魔法の練習についてだ。元々は、こっちが話したいことだった。

 俺の見立てだと、少しずつ力のコントロールはできてきているが……それでも、少ない進歩だ。まだ、何かが掴みきれていないように感じる。


 ことりの魔力は独特だ。聖と闇。そしてそれが合わさった時の、形容のしようもない、尊大な魔力。あれは、元来の性質として、周囲の魔力を喰らってしまう特性を持っているのだろう。

 そこに、ことりの、大きくなってほしい、という願いが加わり、相乗効果によって大きな力が生まれてしまう。


 もちろん、大きな力を持つ魔法を撃てるというのは、強力なのだが、やはり魔法は機転が利くものでないと、使いづらい。


 魔法使いとは、状況を見て、その状況における最適解を導き出すもの。何でもかんでも、強大な力で吹っ飛ばすというわけにはいかない。その力の矛先には、仲間がいる可能性だってあるのだから。


 俺は、この世界で生きることりにレールを敷くつもりはない。自由に生きてほしい、そう願う。

 だからこそ、選択肢は多くあってほしい。例えば、冒険者になって、魔法使いとして活躍するというなら、力のコントロールは必須なのだから。


「うーん。難しいんだよね。あの子達、張り切って私に協力してくれるから、ついつい強くなってほしいって思っちゃう」

「ほう」

「……そ、そうか」

 あれ? 魔力とやり取りしてるってことか? ことりも、魔性体なんじゃないか? 


 まあ、まあまあ。まあまあまあ。悪魔の魔力を己が物としたなら、理解できる。

 どうやら、悪魔も魔性体みたいだからな。あのセレナードとかいう奴とのやり取りで、確認できたことだが……。


「……なら、力を抑えてほしいって願うのはどうなんだ?」

「やってみたけど、なんか反発されちゃった。暴れたい! って」

「子供かなんかか?」

「魔力がそのような……いやはや、世界は広いですなぁ……」

 世界に思いを馳せてる場合じゃないですよ、ジヴェルさん。


 しかし、反発かぁ……。俺の魔力はそういったことはないけど。リーフのように、俺と共存している存在だ。反発とかそういう話ではないのだ。


「……なら、次は何も思わなければいいんじゃないか? 何か思うたびに協力、反発してくるなら、逆に自分を無くしてみるとか……」

「……へえ、確かにそれならできそう。自分を無くすのは、私得意だからね」



 ――そう言うことりの瞳から、輝きが消える。


 まるで、生気が無くなってしまったように。それは、それは。あの時の光景を幻視するようで。


「……! いやいや、お前バカ野郎! そういう意味で言ったんじゃないぞ俺は」

「あはは。なに慌ててるの?」

 俺の慌てふためいた様子を見てか、瞳に輝きが灯り、笑う。

 よかった。まるで、死人のようだった。本当に怖かった。濃密な死の気配が、ことりから漂っていたのだから。


 その様子を見てたジヴェルさんが、目を丸くしていた。

 そして、口を開く。


「……ことり殿は、本当に変わっておられる……」

「あはは、そうですか?」

「はい。ご自分では整理がついておられるのですか?」

「まあ、はい。恥ずかしい過去ってやつです」

「恥ずかしいってお前……」

「私はそんな認識だよ。お兄ちゃんは重く考えすぎ。私はもう……なんていうか、救われてるし。後悔の一つっていうか……」


 後悔。そう捉えているのか。あれほどの重苦しい出来事を耐えて、最後は自殺を決意したあの壮絶な経験を。

 ……なるほど、この子はやっぱり強い。過去をもう、過去のものとして扱っているのだ。俺のほうが、よっぽど弱いお子ちゃまだったようだ。


 すると、ジヴェルさんが居佇まいをなおして、厳格な雰囲気となった。

 それを感じ取って、俺もことりも、心構えを直す。この場に、真剣な空気が流れる。


「……私が言うのも失礼かも知れませぬが、死の経験もまた、一つの極地です。それを受け入れ、己の糧とするか……それを捨て去り、新たな自分を迎えるか。それは、ことり殿、あなた自身が決めることです」

「……受け入れるか、捨て去るか……」

「ですが、ことり殿はもう、答えを決めているようですな」

「はい」


 すると、少しだけ微笑みながら、ことりは言った。


「私は、受け入れます。それが、死んでしまった過去に報いることになるから」


「……ならば、その経験から得た力を、存分に振るうがよろしいでしょう。ラード殿。もう心配は要りませぬぞ」

「……そうみたいですね。むしろ、俺のほうがまだ過去を引きずっているようです」


 すると、ことりがこの空気に耐えかねたのか、立ち上がって言う。


「もう! なんでご飯のときにこんなしんみりとした空気になるのさ! ささ、食べ終わったんだし、続きやろうよ!」

「そうですな。どれ、食器を下げましょう」

「あ、俺も……」

「大丈夫です。二人とも、先に外へどうぞ」

「お言葉に甘えてー! ごちそうさまでした! お兄ちゃん、行くよ!」

「お、おう……ごちそうさまです」


 腕を引っ張られ、家から出る。


 冷えた空気が、顔に当たる。一瞬、体全体がぶるっと震える。


 やがて、手が離れた。

 そして、早速とばかりに、修練場の中央に向かうことり。木漏れ日に当たって輝いている。


 どうしようかと、手持ち無沙汰で突っ立っていると、ことりが言う。


「いくよー!」

「……おーいつでもいいぞ」


 ことりが両手を、上に向けてあげる。

 修練場をいつまでも破壊するわけにはいかないので、木々に当たらないよう、空へ向かって力を放つようにしていた。といっても、力の大きさのあまり、射出段階で地面が抉れるが。


 そして、呼吸を整えたことりが、宣言した。



『姿を現せ』



 ――――濃密な、死の気配。


 死の気配がことりから放たれる。瞬間、鳥たちが恐れ慄き、鳴きながら飛び立った。


 鉄の臭いが充満していると錯覚してしまうほど、重苦しい雰囲気が辺りに満ちる。

 あの光景を幻視する。爆ぜた肉体、赤く染まったコンクリートの地面、その中央に浮かぶ、白い制服。


 死神。今のことりを表すならば、その言葉だ。それを中心として、暗い空気が周囲に伝播していく。


「――――」


 これは、俺の幻覚だということは分かっている。

 ただ、俺が異世界に来て経験した、死の気配。自身が死にそうになったこと、魔物たちを殺したとき、仲間が死にそうなとき。そのどれよりも濃厚で、確実な死が、そこにある。


 背筋が凍る。今、確実に死ぬ。誰かが。もしかしたら、誰でもないかもしれない。嫌な汗が、止まらない。鳥肌が立つ。

 これは、異世界に来て経験を積んだからこそ分かるもの。死を見てきた者にのみ分かる、気配の知らせ。


 やがて、死を体言する少女に、魔力が集まっていく。

 聖と、闇の魔力も、交じり合い、そして生まれる、尊大な魔力。


 だが、その魔力は、どこか怯えているように感じる。

 その魔力は、周囲の魔力を喰らうことはない。ことりの両手で、静かに自身の力だけを蓄えていた。


 躾……だろうか。可憐な少女が魅せる、圧倒的な死。それは、この空間を支配している。


 やがて少女は、何の感情も感じさせない声で、無機質に言葉を紡いだ。


『飛んで』


 魔力の塊が、飛ぶ。

 小さなそれは、少女の意思のみを実行するように動く。


 やがて、それは宙で霧散した。今までのどれよりも、圧倒的に小さな力。確かに、少女の命令だけを遂行した。



 そして、また一瞬で死の気配が消える。


 明るい森が、帰ってくる。


 振り返る少女。その顔は、きっと暗闇が広がっている。そう確信して、覚悟する。


 だが、そこにあるのは、明るい笑顔を浮かべた少女だった。当然だ。当然なのだ。だが、それを確認したとき、酷く安堵する。


「――お兄ちゃん、どうだったー!?」

「……はは。怖かった。小便ちびるかと思った」

「なにそれ! そうじゃなくて、ちゃんとできてたか聞きたいんだけど!?」

「ばっちりだよ!」

「ほんと!? やったー!」

 ぴょんぴょんその場で跳ねることりを見て、溜め息を吐く。


 このギャップを平然と行ってる妹が、恐ろしい。これが、死の経験をした者の振る舞い、ということか。


 やがて、こちらに向かって歩いてくることり。待ってから、声をかける。


「お疲れさん。……なあ、もしかして、これから魔法を使うときは、いつもアレをやるのか? ていうか、一体何をしたらああなるんだよ」

「うーん、アレってなに? 別に、死のうとしてたときの私になりきってるだけだよ。あ、あとね。なんかね、私の中にいる子達、ちゃんと私の言うこと聞いてくれるって」

「……そりゃ、ご主人様が急に、まるで死神みたいになっちゃうんだもんな。怖いんだろ」

「私、そんなだった……?」

「素晴らしい技でしたな」

 声のしたほうを見ると、家の中からジヴェルさんが出てきていた。

 いや、家の中にいたなら、見てないでしょ……ああ、でも、気配を察知することに関して言えばジヴェルさんはずば抜けてるか。すると、家の中にいたら、急に外から死の気配がしてきたわけだ。よく落ち着いてたな。


 いや、ジヴェルさんほどの人だ。これぐらいの死の気配は、何度も体験しているか。

 俺は初めてだったので、嫌な汗が止まらないがな。ああ、汗が冷えて寒いぜ……。


 近くまでやってきたジヴェルさんが、続けていった。


「しかし、少々危険ですな」

「危険?」

 危険。確かに、やばい雰囲気を持った技術だ。一人の存在が生み出してはいけないほどの、濃密な死の気配。だが、実害はなさそうに見える。

 例えるならば、これは野生動物の威嚇に近いものじゃないだろうか。危険というのはよく分からない。


 その疑問に答えてくれるであろう、ジヴェルさんの言葉を待つ。すると、すぐに答えてくれた。


「まさか、これほどとは思わなんで……ことり殿。その技を多用してはいけませんぞ。現実と死の世界の区別がつかなくなります」


 区別がつかなくなる……。確かに、あれは何かを犠牲にしないと得られない技術だ。死の経験から生まれた、危なっかしいもの。それを使うことは、どういうことなのか想像に難くない。


 だが、そんなことは軽いものだとばかりに、ことりが言う。


「うん。分かってるよ」

「理解しているならば、いらぬ世話でしたな。いやはや、ことり殿は将来有望ですな」

「ほんと? 私、魔法使いになりたいな。この子達も、そう望んでる」

「ふむ。浅学ながら、私もそう思いますぞ」

「おお。ジヴェルさんのお墨付きなら、安心だよ~」


 ……まあ、俺がどうこう言う問題でもないか。それに、ジヴェルさんもこう言ってるしな。


「ま、結果として成功してよかったな。その力のコントロールを、どんな状況でもできるようにするんだ。それが、しばらくの課題だな」

「はい! 先生!」

「おう。午後は、適当に休みを取りながら一人で練習するんだ。一人でできるか?」

「うん、できるよ。でも、お兄ちゃんは何かするの?」


 俺とジヴェルさんは、顔を見合わせる。

 視線で言葉を交し合う。そして、修練場の隅に、ジヴェルさんが向かう。


 向かった先、木刀が大量に入っている箱。


 そして、修練場の外に、ことりを誘導する。


「ちょっと枠の外出てくれ」

「え? うん」


 修練場内に誰もいなくなった。

 そこには、ことりが練習した破壊の跡が残っていた。地面が荒れ放題だ。


 その場で両手を突いて、唱える。


『自然の恵みよ』


 魔力を、地面に流していく。そして、詠唱の最初の部分で、土属性だけを付与する。

 これによって、魔力と地面は同化する。後は、魔力操作をすればいい。魔性体として、得意分野だ。


 修練場の地面が揺れ動く。振動して、その大地を平らにならしていく。抉れた地面が、全て埋まっていく。


「お~!? なにこれ!」

「……」


 やがて、整地は終わった。抉れた地面はなくなり、元の修練場へと姿を戻した。


「すごいすごい!」

「まあ、そんなわけで……」


 背後から飛んでくる木刀を、魔力で感知した。

 後ろに手を伸ばして、木刀を受け取る。投げた老人は、もう既に修練場の奥で待機していた。


「ま、今度は俺の修行の時間ってわけだ」

「おぉ~なんか、無駄にかっこいいね」

「無駄にはいらんぞ。無駄には」


 そういい残して、修練場に立つ。

 対峙するジヴェルさんは、もう既に臨戦態勢に入っていた。


「では、よろしいですな!」

「はい! お願いします!」



 修練場では、少年と老人が踊り。その外では、少女が戦いを見守りながらも、自身の修練に励んでいた。

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