魔王との戦い・その5
いきなり呼ばれた老魔術師。突然の事態に、戸惑いを隠しきれなかった。
「なんじゃ、いきなり? 神代魔法……、『霊質変換』の事か?」
「そうだよ! それを使って、勇者と狂戦士の魂を入れ替えて戦えばいいよ!」
だが、その提案に目を瞑る老魔術師。そして、時間だけが過ぎていく。
「爺さん――」
「無理じゃ……」
「どうして? もうそれしかないよ? ほら、また魔王が分裂したよ? 今度は魔王から魔王が出てる。魔王が魔王で、魔王だよ⁉」
あせる
「ダメなんじゃ……。あれは儂の命を食らう……。死んでしまうんじゃ……。そんな事をすれば、悲しむ者が大勢おるじゃろ……」
渋る老魔術師の言葉に、
「居ないから大丈夫だよ!」
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