第8話 謎の手紙

「いやあ、驚いた! まさかハルジとシャルロットが一緒だったなんて!」

 春治の顔を見た途端、ルゥルは喜色満面の笑みを湛えた。


「廊下でミゥミュの声がしたけど、靴音が多いんで、誰を連れて来たのかと思ったら、いやはや、まさかハルジたちだったとは。さあさあ! ベッドに腰掛けてくれ」


 ルゥルは膝上のキュロットを穿いていた。ベッドに膝をついて、棚から調理機を取ろうとするのをミゥミュが制する。


「お茶は飲んだばかりですから、いいですよ」


「そうか、じゃあ何がいいかな」


「何もいりません、ルゥルも座ったらどうです」


 案の定、一人部屋は二人部屋を半分にカットしたものだった。形状が縦長というだけで、広さ的には四畳半とほぼ同じだろう。四人は壁の方を向いて横並びで座った。しかし、あるはずの壁は見えない。どうやらスポーツを観戦中だったらしく、目の前には広大なフィールドが広がっている。したがって、今はまったく狭さを感じない。


「ミゥミュも人が悪いな。あらかじめ教えておいてくれればいいのに」


「ふふふ、ビックリしたでしょ?」


「ごめんなさい、突然お邪魔しちゃって」

 シャルロットが謝った。


 この部屋は中庭に面した内側の部屋ではなく、寮の外に面している。なので、ガラス扉から見える景色は森だった。青系統の葉っぱが多いようだ。二人部屋にくらべると奥行きがないので、自然光だけで十分明るい。


「う~ん、やはりここは話をする場所じゃないな」

 ルゥルが言った。


「一人部屋がどんなものか、二人に見せたかっただけですから。それじゃ、談話室に行きましょう」


「あの、それより中庭に行きませんか?」

 シャルロットが提案した。


 ガラス扉から部屋を出た四人は、ルゥルを先頭に外廊下を一列になって歩く。こちら側の廊下にも、椅子に座ってぼーっとする学生が何人かいた。


「やあ」

「おう」

 すれ違いざま、ルゥルとの間で簡潔に挨拶が交わされる。


 室内からは死角になって見えなかったが、すぐ下には中庭と同じ山吹色の芝生が敷き詰められている。テーブルやロングベンチが点在するものの、芝生の上に直接座る学生の方が多い。前方に山並み、後方に校舎群、そして真横には見渡す限り森が広がっている。


 正面玄関から最も遠い位置に来た。すばらしい風景に目を奪われながら、外階段を下りる。


「あの山の向こうは何ですか?」

 春治が尋ねた。


「海だよ」

 ルゥルが答えた。


 一階は外側にしか部屋がなく、中庭に面した側は吹き抜けの廊下になっている。眩しい日差しがふり注ぐ中、四人は中庭の中心に立つレモンイエローの木を目指して歩く。


「今の季節、これくらいの日差しがちょうどいいですね」

 ミゥミュが両手を広げて、気持ち良さそうに日光を受けとめる。


「ここらへんでいいんじゃないか?」


 傘の下に入り、めいめい適当な所で腰を下ろす。木陰には十人ほど先客がいたが、スペースにはまだまだ余裕があった。


「ああ、気持ちいい……」

 シャルロットはうっとりと目を閉じる。


「春節も半分が過ぎたな。来節は白夜節だ。地球に白夜はあるかい?」

 ルゥルが訊いた。


「ありますけど、ごく一部の地域だけです。僕たちの住んでいた所ではありませんでした」


「オウブの地軸は三〇度以上傾いてる。そのため白夜圏と極夜圏が広い。この辺りだと六十日間ほどだ」


「極夜って、一日中、日が差さないことですよね」

 シャルロットが訊いた。


「その通り。でもオウブの極夜圏には一日どころか一年中、もっと言えば何億年も日の当たらない地域がある。常に南極が太陽の方を向いているためだ」


「さぞかし寒いんでしょうねぇ」

 ミゥミュが言った。


「寒いなんてもんじゃない。一番暖かい季節でも最高気温は氷点下だ」


 レモンイエローの柔らかい葉っぱは光の透過率が高く、傘の下でも太陽の位置がはっきりとわかる。木漏れ日と相俟って、四人は斑に染まる。


「爽やかな香り…… 何かしら」

 シャルロットがくんくんとあたりを嗅いだ。


「葉っぱが香るんですよ。昔は芳香剤として使われていたそうです」

 ミゥミュが言った。


「お茶にもなる。生でも、乾燥させてもいける。酸味があって清々しい味だ。何枚か摘んで帰るといい」


 枝の庇に遮られて、建物の一階部分しか見えない。左右に吹き抜け廊下とドアの列、正面には長い長い板壁、靴棚の裏板だ。


「この寮には、何人くらい住んでるんですか?」

 春治が問いかけた。


「五百人くらいでしたか」

 ミゥミュが言った。


「満室なら五百二十だ。この学園の寮の中では最も古く、最も小さい」

 ルゥルが言った。


 五百二十?

 春治は腑に落ちない。

 棚にあった靴の数は概算で二万を超える。一人当たり四十足も所有しているということだろうか? しかもミゥミュの部屋のクローゼットにはさらに四足の靴があった。オウブ人が大の靴好きという話は聞いたことがない。靴コレクターの集まる寮というわけでもないだろう。


 ルゥルの話は続く。

「隣の第二学生寮が四千人、第三学生寮が二万人収容だから、うちがいかに小さいかわかるだろ?」


 この学園の生徒数は三十万を超える。そしてその大半が学生寮に住んでいる。


「これまで、建て替えの話はなかったんですか?」

 シャルロットが尋ねた。


「この建物は重要文化財に指定されています。もはや建て替えはできません」

 ミゥミュが答えた。


「普請もしっかりしてるし、補修することはあっても、建て替えることはないだろう。なによりここは人気がある」


「この寮に入るには、三百倍の抽選を勝ち抜く必要があるんですよ」


「まあ、お二人とも強運なんですね」


「人気の理由は何ですか?」


「そりゃあ、重要文化財ですもの。みんな住んでみたいわよ」


「そっか。僕はまた、校舎に近いとか、ロケーションが最高だとか、そんな理由かと思った」


 ミゥミュとルゥルは顔を見合わせ、春治たちに向き直る。


「ちがいます」


「タダだからだよ」


 何をわかり切ったことを、とでも言いたげな口調だった。


 四人は車座になって話をしていたが、そのうち日光浴にシフトしていった。後ろに手をついて横並びで太陽と向き合ったり、頭をつけ合い仰向けに寝転がったりと、うららかな午後のひと時をまったりとすごす。


 会話が途切れ、沈黙の時間がしばらく流れたあと、おもむろに春治が口を開く。

「それじゃあ、そろそろ……」


「そうね」


「もう帰るんですか?」


「まだいいじゃないか」


「ウチまで距離がありますから」

 シャルロットが言った。


 裏門から正門までは直線距離で三キロ以上ある。その上、幾つもの校舎を迂回しなければならない。


「う~ん、僕のパイプ椅子は一人乗りですし……」

 立ち上がりながらミゥミュが言った。


「ラゥラのソファで帰ればいい」


「そうですね。二人なら、ラゥラも文句は言わないでしょう」


 どうやら乗り物を工面してくれるらしい。春治は遠慮しようかとも思ったが、帰りの長い道程を考えると言葉は出なかった。シャルロットも黙っている。


「向こうから行こう。売店で買い物がしたいんだ」

 ルゥルは、四人が下りてきた階段からみて対角にあたる位置を指差した。あちらに売店があるらしい。食堂の横だろう、と春治は推測する。


「一階の部屋は、背の高い人用ですよね。やっぱり広いんですか?」

 シャルロットが訊いた。


「広いというか、奥行きがある。私の部屋の一・五倍だ。あと天井が高い」


「なにせ、純血のシピヌーヌがいた時代に建てられた寮ですからね」


「昔は年に一人か二人、一階の天井よりも背の高い学生が入寮したそうだ。そういう者にとっては一階の部屋でも窮屈だったことだろう」


 上階の外廊下へと繋がる階段を迂回し、靴棚の端に来た。一階の角もやはりトイレだった。その隣に大浴場があり、売店がある。四人入るともう身動きが取れない、という規模の店だ。


 春治とシャルロットは店の中には入らず、外に置かれた物質構成機から浮かび上がる料金表を眺めて待つ。この物質構成機は、地球でいうところの自動販売機に相当する。街中を歩くと、あちらこちらで目にする。大抵は二大メーカーのどちらかのものだが、稀に無名メーカーのものもある。当然、メーカーによって、商品のラインナップが異なる。

 また、物質構成機の傍らには、必ず元素回収機が備えられている。ここに不用品を入れると、イオンレベルにまで分解され、再利用される。


「お待たせ」

 ルゥルは青い瓶二本と、お茶っ葉の入った袋を持って店を出てきた。ミゥミュも天然甘味料の小箱を手にしている。

 オウブには貨幣も紙幣もない。商品券も各種カードも存在しない。当然、会計所はなく、店員が常駐することもない。商品を持って店を出れば、個人認証と口座からの引き落としが自動で行われる。


「これ、多すぎませんか?」

 靴棚側を歩く春治が、永らく抱いていた疑問をようやく口にした。


「ん? ああ、靴のことかい? これらはすべて忘れ物なんだよ」


「忘れ物?」

 ルゥルの答えは、春治の想定にまったくないものだった。

「これ全部ですか?」


「ははは、驚くのも無理はない。私だって最初は驚いた」


 春治は、目線の高さにおそろしく年代物の靴を見つけ、立ち止まって手を伸ばす。


「おっと危ない!」

 ルゥルがその指を掴んだ。

「ここの防犯装置は骨董品級に古くてね。融通が利かないんだ。指を触れるといささか面倒なことになる」


 春治はどきどきしながら手を引っ込めた。


「靴には持ち主以外誰も触れられません。それをいいことに、かつて、あるイタズラが流行りました」


「そう。今から四百年前、ここを出て行く寮生たちの一部が、記念に靴を置いてくようになったんだ」


 四人は両サイドに靴棚がある狭い通路の手前まで来た。シャルロットを先頭に、一列になって玄関へと進む。


「当初、靴棚は、この通路の片側にしかなかった。元々この寮は土足禁止で、皆、ここで靴を履き替えていたそうだ。ところが、防犯装置が導入され、所有者不在の靴が居座り始めたため、靴棚を増設する必要に迫られた。その後も靴を残して去る者はあとを絶たず、とうとう玄関通路のもう一方にも靴棚ができてしまった。結果、通路が狭くなり、ここで履き替えるのは困難との理由で、土足のまま上がるようになったのさ。そこの廊下も昔は吹き抜けで、中庭に出られたそうだよ。それが少しずつ靴棚に蓋をされて、今ではごらんの有り様さ。巨大な靴の博物館の出来上がり、ってわけ」


「防犯装置だけに、簡単には解除できません。製造元でさえお手上げっていうんですから、困ったものです」


「科学の進歩は暮らしを良くするだけじゃない。一つ便利になっても、ときに別の不便を招く」


 建物を出て、左に曲がった先にある掘建て小屋を四人は目指す。これまた数百年の歴史がありそうな小屋だ。


「ラゥラが乗って行ってなければいいが」


 ガラガラと音を立てて、ルゥルが引き戸を開けた。中はガラクタの集積所だった。地球人にはそうとしか思えない。大半は骨の太い折り畳み傘のようなもので、数十本が天井からぶら下がっている。これがおそらくパイプ椅子なのだろう。これら椅子の類は、地球のスクーターに相当する。春治とシャルロットは持っていない。


「おっ、あったあった。よいしょ!」


 ルゥルは白くて柔らかそうな物体を両手で挟むと、ガラクタの山から引っ張り出した。出てきたのは、巨大な大福もちを二つを重ねて、ぺしゃんこに押し潰したような代物だった。


「それっ!」


 掛け声とともに勢いよくぶん投げると、大福はすぐさま横長のソファに形を変えた。


「さあ、どうぞ」

 ミゥミュが二人に座るよう促す。


 ソファは地に付かず、三十センチほど浮いている。水に浮かべたように、ゆらゆらと安定せず座りにくいのかと思いきや、ステップに足を乗せても微動だにしない。二人は容易に座ることができた。


「まずはシャルロット・ルシェンブルゴの家だ。次にミウラ・ハルジの家」

 ルゥルがソファに行き先を告げた。

「ゆっくり走ってくれ。駆け足くらいの速度でいい」


「了解シマシタ」


 ソファはオウブ人用の二人乗りなので、地球人二人だとゆったり座れた。


「どうだい、乗り心地は?」

 ルゥルが訊いた。


「とってもいいです」

 春治が答えた。


 クッション内部は、骨組みのゴリゴリとした感じがまったくない。


「ふわふわのふかふか」

 シャルロットは嬉しそうにお尻をバウンドさせる。

「これって、どんなふうに生産してるのかしら」


「今度、工業製品の工場へ、見学に行ってみようか?」


「あっ、いいかも」


「いや、こういった複雑なものは、工場で量産するわけじゃない。人の手で作られるのは、最初の一台だけ。そのプロトタイプをスキャンして、データを頒布する。そして欲しい人が物質構成機で出す。すると開発者に特許料が支払われる──という仕組みだ。その方がコストが安い」


 ルゥルの説明に地球人たちは納得した。


 四人は校門の方へと向かう。その途中、ミゥミュが寮舎の二階に何かを見つけた。


「しまった!」


 春治たちも一斉にそちらを向く。ミゥミュの視線の先には、ガラス窓に顔を押し付け、目を瞠るラゥラの姿があった。


「バレたか」

 イタズラが見つかった子供のようにルゥルは言った。


 ラゥラは赤い髪を振り乱しながら、階段を駆け下り、見えなくなった。


「あの、やっぱり、勝手に使ったらマズいんじゃ……」

 春治は動揺する。


「そうじゃありません。二人が遊びに来ていたことを内緒にしていましたからね」


「ごちゃごちゃ言ってくるだろうな。さあさあ、絡まれると面倒だ。早く行った方がいい」


 ルゥルが背もたれを押すと、ソファはスタートした。そこへミゥミュが駆け寄って、シャルロットに耳打ちする。


「僕も今度、シャルロットのお宅にお邪魔してもいいですか?」


「え? あ、はい」


「やったー!」


 ミゥミュは足を止めて手を振った。その後ろでルゥルも手を振っている。


「ハルジイイイイ!」

 ショートパンツを穿いたラゥラが、裸足のまま寮舎から飛び出すや、絶叫した。

「何でだあ! ハルジイイイイ!」


「また来まーす」

 春治は多少の後ろめたさを感じながら、ラゥラに手を振った。



 ソファは学園の外塀に沿って滑走する。学内は二人掛けソファの進入が原則禁止となっているからだ。


「はい、これ」


 シャルロットがレモンイエローの葉っぱの束を春治に寄越す。もう一方の手にも同じ枚数の束を抓んでいる。


「ありがとう」

 葉っぱを受け取った春治は、そのまま鼻へ持っていく。柑橘類に似た香りがした。


 さっきミゥミュがシャルロットに耳打ちした言葉は、春治にも聞こえていた。春治は爽やかな香りを胸いっぱいに吸い込む。爽快感が春治の心のモヤモヤを、いくぶん軽減してくれる。


「ごめんなさい。少し眠らせて……」

 そう言ったシャルロットの目はすでに閉じられている。


「うん。今日は昼寝してないから」


 右手には鬱蒼と茂る森、左手にはモルタル漆喰のような灰白色の塀がどこまでも続く。道には他に誰も通っていない。通る気配すらない。

 未舗装だった路面が古い石畳になり、新しい石畳になったところで、次の校門と学生寮が見えてきた。古びた七階建の建物だが、もちろんミゥミュたちの寮ほど古くはない。おそらくこれが四千人収容の第二学生寮だろう。

 学園の敷地は六角形をしており、それぞれの角に門がある。ミゥミュたちの学生寮を十二時だとすると、第二学生寮は十時に位置する。

 そして、春治たちの家の最寄りの門は、六時の位置にある。


 原生林から人工林へと趣が変わり、民家がぽつりぽつりと現れだした頃、春治の右肩に何かがのしかかった。その心地良い重みが何なのか、春治は見なくても分かる。

 シャルロットの手から力が抜ける前に、葉っぱを取り上げておく。葉っぱは、するりと抵抗なく、春治の手に渡った。春治はもう一度レモンイエローの葉っぱを嗅いだ。


 ずいぶん長居したけれど、日はまだ高いところにあった。南半球にあるオウラリナーレは、もうすぐ、一日中太陽の沈まない白夜節を迎える。



 風呂から上がった春治は、エアロディナス三姉妹から受け取った手紙を開封する。


「挑戦状だったら、嫌だなあ……」


 ぶ厚さの原因は幾重にも畳まれた包装紙で、意外にも、中には書簡箋が三枚入っているだけだった。速読を得意とする春治は、三枚を三秒で読破した。


「これは……」


 首をかしげると、もう一度、今度はゆっくりと読んでみる。


  * * *


 こんにちはハルジ様。貴様のせいで胸が苦しいです。貴様のことばかり考えて、食事が喉を通らず、夜も眠れません。こんな気持ちにさせやがったことを感謝しています。なので何か御礼をしないと腹の虫が収まりません。きっと思い知らせてやる。つきましては貴様の好きな食べ物、好きな色、好きなファッション、好きな女のタイプ、好きなエアロディナス星人、好きなヴェルギアについてお教え下さい。

 貴様らがエアロディナスについて図書館で調べたことは承知しています。なに勝手に調べてやがるんだコノヤローと思いました。貴様にはもっともっと、エアロディナスがいかに高貴な星であるかを知ってもらいたいです。私の口から直接お伝えできればこの上ない幸せです。

 占いによると、白夜節は私とハルジ様にとって最高の季節だそうです。事を始めるのに早過ぎるということはありません。来る白夜節に向け、二人で一歩を踏み出しましょう。

 まだまだ文句は尽きませんが、今回はこのくらいにしといてやる。またお便りを認めてもよろしいでしょうか? 貴様の許可などなくても勝手に書くに決まってるだろ。是非受け取ってください。お願いします。

 それでは、今宵、夢の中で。


  麗しの女帝 ヴェルギアより


  * * *

 

 春治はなおのこと首をかしげた。

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