なんとも渋い選曲です。五十代の方だと、ズドンとくるラインナップ。
とはいえ、かなり古い曲もあります。
いまでは歌謡曲なんて言い方しないですものね。
これは歌手と呼ばれる人たちがいて、スターと呼ばれる人たちがいた、昭和の時代の曲です。
文末に動画へのリンクがあるので、解説を読んでから動画に移って下さい。
裏話的なことも書かれているので、色んな発見があります。
JーPOPではない。演歌でもない。ひと時代を築いたヒット曲集。
誰もが知る曲から、少し外した佳作まで。
歌詞に対する考察が深いです。
向かう土地の歴史を調べてから旅に出ると何倍も楽しめるように、解説を読んでから動画を見ると、おおーと声が出ました。
歌詞は文字数が少ないんですよね。わりと抽象的だったりします。
その余白、その空間を、聴き手が想像を膨らませて、聴く。聴き取る。
小説と変わらないのだなあと思います。
もくじのラインナップをみて、まずは気になるところから読んで聴かれてはいかがでしょうか。
ヒットメーカーの曲の作り方、世界観に、得るものは多いと感じます。